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「後半のオプション」か“極めて価値の高い補強”として「先発出場」か!? 国王杯決勝での久保建英の起用法を巡り現地メディアの意見は二分

「後半のオプション」か“極めて価値の高い補強”として「先発出場」か!? 国王杯決勝での久保建英の起用法を巡り現地メディアの意見は二分

レアル・ソシエダの久保建英は、復帰戦となった先週末のアラベス戦で途中出場からいきなり得点に絡む働きを見せ、チームに新たな活力をもたらした。

 
 オリ・オスカルソンへの頭でのアシストだけでなく、複数の印象的なプレーで見る者にインパクトを示した背番号14には、本拠地レアレ・アレナの観衆から惜しみない大歓声が送られ、本人も「ファンの愛情を感じたし、とても支えられていると感じました」と語るなど、復帰を喜んだ(マドリードのスポーツ紙『MARCA』より)。

 そして彼は、来る18日のコパ・デル・レイ決勝(対アトレティコ・マドリー)にも言及し、「多くの準決勝を経験してきましたが、これが『ラ・レアル』での初めての決勝です。とても興奮しています。プロとしても初めての決勝でもあるし、ぜひ優勝してみんなで楽しめたらいいと思います」と意気込みを示している。

 その決戦に向け、久保の起用法を巡っては各メディアの見方が分かれている。ソシエダの地元バスクの日刊紙『Diario Vasco』は、チーム全体のコンディション管理に焦点を当て、「アイエン・ムニョス、パブロ・マリン、アルセン・ザハリャン、オスカルソン、そして久保といった選手が使える状況で、5人の交代を活用すれば、ベンチから試合を勝たせることも可能だ」と指摘。主力の疲労や負傷リスクを踏まえ、途中投入のカードとしての重要性を示唆した。

 またカタルーニャの日刊紙『EL NACIONAL.CAT』も慎重な見方を示し、「久保は負傷から回復したばかりで、試合勘が十分ではない」と伝えつつ、「右サイドの人選は不透明であり、アンデル・バレネチェアやブライス・メンデスが有力」と分析。現状では、先発の有力候補とは言い難い状況を指摘している。

 同様にスペインのサッカー専門サイト『GOL DIGITAL』も、「久保は長期離脱後、アラベス戦でわずか30分の出場に止まっており、先発よりも後半のオプションとして位置付けられている」と記述。「右サイドのポジションは依然として未確定であり、ブライスやバレネチェアがやや優勢」とし、切り札的な起用が現実的との見方を示した。

 一方で先発の可能性を否定しないのが、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』だ。同メディアは久保の復帰を高く評価し、「久保は決勝に間に合い、スタメン争いに加わった。アラベス戦では、ボールを持った時のプレーだけでなく、ピッチ上で発するエネルギーの面でも非常にポジティブな印象を残した」と評した上で、「彼は途中出場ながら個性を発揮し、リズムを作り、そして決定的な役割を果たして、チームが攻撃面で推進力を必要としていた時間帯に違いを生み出した」と振り返っている。

 さらに具体的なプレー内容にも踏み込み、「ゴンサロ・ゲデスのクロスに対してインテリジェンスをもって動きを読み、マークを外してボールを逆サイドへ流し、オスカルソンのゴールを生み出した場面は、この日本人選手がいかに重要な局面で正しい判断を下せるかを示した」と指摘した。

 またデータ面でも、「決定機を1回創出し、2本のキーパスを記録、14本中11本のパス成功(成功率79%)、敵陣では9本中8本を成功させた」とし、「限られたボールタッチ(22回)ながら、ロストはわずか2回に止まり、状況に応じたプレー選択と試合のテンポを変える能力を示した」と称賛している。

 加えて、「ドリブルも1回試みて成功させ、長期離脱明けにもかかわらず、1対1で仕掛ける自信とリスクを取る姿勢を見せた」とし、「彼の存在だけで、相手守備は再調整を余儀なくされ、それまで見られなかったスペースを生み出した」と、その効果を強調。そして、「時間の経過とともに運動量は落ちたが、それは長期離脱と試合強度を考えれば当然であり、それでも復帰が大きな朗報であることに変わりはない」と結論づけた。

 そして何より、「久保は最も重要なタイミングで戻ってきた。アトレティコとの決勝を前に、彼の存在は極めて価値の高い補強となる。彼の才能、局面を打開する力、そしてゲーム理解は、シーズンの決定的局面で違いを生む可能性がある」とし、スタメン起用の可能性を示唆した。

 約3か月の離脱を経てピッチに戻ってきた久保は、復帰戦での短い出場時間で確かな爪痕を残した。決勝まで残された時間はわずかだが、その存在がチームに与える影響は決して小さくないだろう。途中出場の切り札か、それとも先発のジョーカーか――指揮官ペッレグリーノ・マタラッツォの決断に注目が集まる中、日本代表アタッカーは自身初の大舞台でタイトル獲得を狙う。

構成●THE DIGEST編集部

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配信元: THE DIGEST

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