ドジャース・佐々木朗希の次回登板が、現地時間4月19日のロッキーズ戦に決まった。ここで今季初勝利を挙げられるか否かだが、アメリカ国内では様々な「意見」が交錯している。
「前回登板、4月12日のレンジャーズ戦なんですが、初回に二塁走者を背負いました。その二塁走者の動きが不自然で『サインを盗まれているのではないか』との疑念が報じられています」(現地記者)
サイン盗みはNGだから、もし本当にそういった行為が行われていたのであれば、ペナルティーが科されるべきだろう。しかし同時に聞こえてきたのは、佐々木自身のことだ。主に走者のいない場面を指してのことだが、足を高く上げ、上半身の動きも大きいため、「球種を見破られやすい投手」と指摘されている。
「佐々木のボールリリースのポイントが以前よりも低くなったと、いくつかの野球データ解析のサイトで紹介されています。同時にボールの回転数や球速が落ちた、との指摘も…」(前出・現地記者)
ここまで3試合に登板して0勝2敗、防御率6.23。勝ち星を挙げられない理由は佐々木自身にあるが、それでも登板機会が与えられている状況に、疑問の声が出始めた。
「早く立ち直ってもらいたいという、デーブ・ロバーツ監督の親心でしょうが…」(前出・現地記者)
佐々木ともうひとりの若手投手が天秤にかけられる
佐々木同様、今季の活躍が期待されている若手投手はエメット・シーハン。近未来の主軸候補として、佐々木とシーハンの2人がよく取り上げられてきたが、シーハンも不振に陥り、現在の防御率は8点台だ。
「シーハンは近く、先発ローテーションから外されるというのが、大方の予想です」(特派記者)
しかしその予想は「シーハンを見限って」ではなく、佐々木と天秤にかけた上でのものだといい、
「シーハンは佐々木のような速いボールを投げられません。将来を期待されている若手ですが、ドジャースがこれまで佐々木を特別視してきた経緯を踏まえて、です」(前出・特派記者)
特別視は期待の大きさでもあるが、次回の登板で結果を出さなければ「シーハンがかわいそう」という批判に変わるだろう。球種を見破りやすいとの指摘、投球の質が落ちているというデータ解析…。佐々木はローテーションに残れるか否か。
(飯山満/スポーツライター)

