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【現地取材】ペルージャがPO決勝進出! ピアチェンツァにストレート勝ちで3連勝、石川祐希の復帰は次戦以降に

【現地取材】ペルージャがPO決勝進出! ピアチェンツァにストレート勝ちで3連勝、石川祐希の復帰は次戦以降に

現地時間4月12日、バレーボールのイタリアリーグ/スーペルレーガで2025-26シーズン プレーオフ準決勝の第3戦が行なわれた。男子日本代表の石川祐希が所属するレギュラーシーズン1位シル スーザ スカイ・ペルージャは同5位ブルーエナジー・ピアチェンツァとホームで対戦。セットカウント3-0(27-25、25-21、25-15)の完勝で3連勝を飾り、最短試合数で決勝進出を決めた。

 2連勝中のペルージャは第3戦も勝利して早々に決勝進出を決めたいところ。先発は司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、OPの元チュニジア代表ワシム・ベンタラ、MBがロベルト・ルッソ、もう1枚のMBには第2戦に途中出場した経験豊富な元アルゼンチン代表セバスティアン・ソレを起用し、OHのポーランド代表カミル・セメニウクとウクライナ代表復帰を表明したオレフ・プロトニツキ、Lの元イタリア代表マッシモ・コラチで布陣を組み、昨季逃した舞台に立つための戦いに臨んだ。右膝負傷後、練習フル参加をスタートして間もない石川は、この試合もコートサイドから試合を見守った。

〈S:セッター、OH:アウトサイドヒッター、OP:オポジット、MB:ミドルブロッカー、L:リベロ〉

 2連敗で後のないピアチェンツァは欧州初タイトルがかかる3日後のCEVカップ決勝を見据え、右肩故障中の主砲OHトルコ代表エフェ・ラマザン・マンディラチが3試合続けてのベンチスタートとなった。先発はOPアレッサンドロ・ボヴォレンタ、MBジャンルーカ・ガラッシとLドメニコ・パーチェのイタリア代表勢とセッターが同胞のパオロ・ポッロ、もう1枚のMBはポテンシャル健在のキューバ代表ロベルランディ・シモン、OHに同代表ホセ・ミゲル・グティエレスと元オランダ代表ロバート・アンドリンガを据えて4戦目へ望みをつなぐべくこの一戦に挑んだ。

  会場となったペルージャの本拠地『パラバルトン』で、南エンド側に陣取るサポーター軍団がカラフルなメタリックテープを発射する試合前の恒例セレモニー。この日は3連勝での決勝進出に願って四方から放たれた大量のテープが、激闘を待つコート全体を覆いつくした。なお、1月にイタリア日本国大使に着任された小野日子大使と在イタリア日本国大使館の職員2名がこの試合を観戦。試合後に石川からサイン入りのユニホームが贈呈された。

 第1セット、ペルージャは被ブロック2本と誤打の後、ピアチェンツァにエースを許して前半にビハインド3点を負う。中盤に相手のサーブミスとベンタラの好守をブロックアウトで得点に変えたセメニウクの一打で1点差まで巻き返すも、相手のエース2本やラリーで好機を逃すなどしてすぐさまビハインド5点へと後退。苦しい状況下、14-19からサーブを起点に連続ブレークに成功して同点へ追い上げるが、MBシモンのサーブで2点を返したピアチェンツァに21-24とされる。

 だが、そこからベンタラのサーブとライト攻撃で3度にわたり危機を回避して25-25へと猛追。直後、ルッソが途中出場したマンディラチのレフト攻撃をブロックで阻止してセットポイントを握るや、セメニウクが直ちにエースを叩き込み大逆転でセットを先取した。

 ペルージャは左手指を痛めた様子のコラチと1セット目の終盤に交代したマルコ・ガッジーニ(イタリア)がコートに残り、第2セットをスタート。出足こそリードを許したが、ベンタラとソレの合計3本のブロックなどでブレーク5回を積み上げて中盤に逆転する。後半のエース2本とミドル勢の攻撃で僅差へ迫ったピアチェンツァに終盤まで粘られるが、リードを譲らず。2度目のセットポイントをソレのアタックでものにして勝利へ王手をかけた。

  第3セットは序盤のリードを被ブロック2本などで手放し、劣勢へ転じて前半を終える。しかし、2点のビハインドで迎えた後半、相手がアタックミスを犯すとジャンネッリのサーブで一気に攻勢をかける。プロトニツキのクロス弾でまずは同点。ソレの1枚ブロック2連発にベンタラが続き、ピアチェンツァの攻撃をことごとくシャットアウトする。そして、その勢いに押された相手にミスが出て6連続ブレークに成功。

 大きくリードした終盤も容赦なくプロトニツキが2連続でエースを炸裂させて21-13と引き離す。さらにブレーク1回を重ねて大差でマッチポイントを握る。リリーフサーバーに投入されたOPクロアチア代表ガブリエル・ツヴァンツィゲルがエースで決勝点をもぎ取り勝利。ペルージャが最短3試合で2季ぶりの決勝進出を果たした。

 MVPは気迫あふれるプレーでチームを支え鼓舞したベテランMBのソレ。コンディション不良の中、決定率88%をマークしたアタックで7得点のほか重要な場面で決めたブロック4本はどれも圧巻だった。在籍6シーズン目のペルージャでタイトル12個を獲得してきたベテランMBは試合後のクラブ公式インタビューで決勝進出を喜び、劣勢を跳ね返したチームのパフォーマンスを高く評価した後にこう続けた。

 「しばらくフィジカルが万全でなかったので、復帰してポジションを勝ち取るため一心に努力していたんだ。少し痛みに悩まされているけれど踏ん張り、全力を尽くして練習に励んでいる。どれほどの痛みか、それを抱えて毎日練習を続けることがどれだけ大変かを知っているのは自分自身だけだ。痛みがある中、コートでプレーできていることをうれしく思っている。なぜなら、それは決して容易なことではないからだ」

 なお、準決勝敗退となったピアチェンツァは、現地15日に行なわれたCEVカップの決勝ファーストレグにマンディラチが先発出場。高橋頌が主力リベロとして活躍するドイツリーグのレギュラーシーズン1位リューネブルクにアウェーでストレート勝ちを収め、欧州初冠へあと1勝とした。

 プレーオフ決勝(日本時間5月1日に開幕予定)でペルージャが戦う相手は、ヴェローナ対チヴィタノーヴァの勝者。両者1勝1敗で迎えた第3戦で2セットダウンから逆転勝利したチヴィタノーヴァが、今週末の第4戦を制すれば決勝進出が決定する。

取材・文●佳子S.バディアーリ

【動画】ペルージャの筋トレ動画に石川祐希も登場!
 


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配信元: THE DIGEST

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