テニス競技はメンタルによって大きく結果が左右されるスポーツです。しかし、メンタルを強化したいけれど「なんか大変そうだ」と敬遠している人はいないでしょうか。
本シリーズでは一般プレーヤーに向けて、伊達公子氏や浅越しのぶ氏といった日本テニス界をけん引したトップ選手の指導経験を持つメンタルアドバイザー椙棟紀男氏に、簡単に身に付くメンタルの強化方法を伝授してもらいます。
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皆さんは東日本大震災の直後、「ACジャパン」のCMで連日流れていた詩を覚えていますか? 改めてご紹介します。
「あなたの『心』はどんな形ですか、と人に聞かれても答えようがない、自分にも他人にも『心』は見えない。けれど本当に見えないのであろうか。確かに『心』は誰にも見えないけれど『心遣い』は見える。それは人に対する積極的な行為だから。
同じように胸の中の『思い』は見えないけれど、『思いやり』は誰にでも見える。それも人に対する積極的な行為なのだから。温かい心が温かい行為になり、優しい思いが優しい行為になる時『心』も『思い』も初めて美しく生きる。それは人が人として生きることだ。」(宮澤章二『行為の意味』より)
願わくは、私たち一人ひとりが「その気持ちを形に」する行為が望まれます。このことは、スポーツ指導をされている監督さんたちの話とも重なります。彼らは「競技力の向上には、技術だけでなく、日常生活をはじめとする『人間力』が大事」と聞き及びました。
では、人間力を形成する要素とは何でしょうか。調べてみると、以下のような点が挙げられます。
①知識を活用する力──表現力(アウトプット)までに生かす。
②人と関わりながら社会に役立とうとする力──心遣いや思いやりを含め「他喜力」を育てる
③自分を律する力──「高い志や忍耐力」が求められる。
人間力は、あなたの知性と感性の経験値で少しずつ育つと思うのです。
構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2025年10月号から抜粋・再編集
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