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全日本王者・田口涼太郎が語る回り込みフォアのコツ。大股→小股で移動して良い打点に入り、軸足でタメる!【プロが明かすテニス上達法】<SMASH>

全日本王者・田口涼太郎が語る回り込みフォアのコツ。大股→小股で移動して良い打点に入り、軸足でタメる!【プロが明かすテニス上達法】<SMASH>

プロテニス選手は、高度なショットをいとも簡単に叩き込む。なぜあんなボールが打てるのか? その秘訣をプロ本人に明かしてもらうシリーズ。今回は2025年の全日本選手権チャンピオン、田口涼太郎選手の2回目。主導権をつかむ回り込みフォアハンドについて教えてくれた。

  *  *  *

 回り込みフォアハンドはよく使うショットです。フォアで主導権を握らないと、強い相手には勝てません。もちろんバックも使っていいんですが、打てる時はフォアで“しばく”のが絶対です。

 だから僕はフォアに回り込めるボールは常に回り込もうという意識でおり、ずっとアンテナを張っています。どうやったら次にフォアで回り込めるか、前のボールを工夫しながらプレーを組み立てていくわけです。

 回り込みフォアを成功させるポイントは、第一にいい打点に入ること。普通のフォアよりも時間が少ない中で、早い準備をする必要があるので、まず足を動かすことを心掛けています。

 早く移動して、打つまでにグッと構える時間がないと、なかなかいいショットは打てません。そのためには、最初の方は大股のステップで移動距離を稼ぎ(写真2コマ目)、ボールに近づいたら細かいステップに切り替えて微調整する(3コマ目)のが効率的です。
  打つ前にグッと構えるというのは、最終的にボールに入る時です。回り込んでいる段階では、僕は左足を中心軸にして右足を後ろに回していくイメージで動きます(2~3コマ目)。そして最後に右足を前の方にステップしてボールに入りますが(4コマ目)、その右足に一瞬乗ってタメを作るんです。

 それでいつでも打てる準備が完了します。その上で、前にある左足に体重を移していくと(5~6コマ目)、下半身からのパワーをボールに無駄なく伝えられます。

 スイングに関しては、打つ時の身体とボールの距離がポイントです。遠すぎてもダメだし、近すぎても窮屈になってしまうので、ある程度スペースを作って、ラケットをスムーズに出していける打点を意識しています(6~7コマ目)。

 腕とラケットの長さ分を計算し、腕をちょうど打ちやすい形に伸ばしたところで当てられる距離ということです。それさえ定まれば、あとはそこに向かってラケットを振っていくだけです。

【プロフィール】田口涼太郎/たぐちりょうたろう
2000年6月30日、長崎県生まれ。174cm、72kg、右利き。近畿大学出身。インカレ室内を制し、23年春に卒業してプロ転向。オールラウンドな攻めを武器にその年のチュニジアのITFツアーで準優勝。昨年の全日本選手権では初優勝を飾る。ダブルスも得意としITF通算6勝。現在、国内ランク単23位。Team REC所属。

構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2024年10月号より再編集

【連続写真】主導権を取りにいく田口涼太郎の回り込みフォアハンド『30コマの超分解写真』

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配信元: THE DIGEST

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