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ヤニスのバックス退団は決定的?両者の“溝”を現地記者が報道「彼はチーム編成に深刻な疑念を抱いていた」<DUNKSHOOT>

ヤニスのバックス退団は決定的?両者の“溝”を現地記者が報道「彼はチーム編成に深刻な疑念を抱いていた」<DUNKSHOOT>

ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボは、NBAでの13年目のシーズンを終えた。シーズン途中にトレードの噂が過熱したが、最終的に残留。近年はチームに対して不満を漏らすことも多く、今オフも市場を賑わすのは間違いない。

 現地時間4月13日(日本時間14日、日付は以下同)にドック・リバースHC(ヘッドコーチ)の辞任が発表されたなか、リーグに精通する『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者は、バックスの“誤算”を指摘している。

 ギリシャ出身のヤニスは2013年にNBA入りして以来、バックス一筋でプレーし今季で13年目。2年連続のシーズンMVP(2019、20年)獲得をはじめ、オールスター選出10回、オールNBA選出9回、オールディフェンシブチーム選出5回、さらにはMIPや最優秀守備選手賞も受賞するなど、数々の栄光を手にしてきた。

 加えて2021年にはチームを50年ぶり2度目のリーグ制覇に導き、通算得点をはじめとしたスタッツも軒並みフランチャイズトップに君臨している。
  だが、そのヤニスが自身のSNSからバックス関連の投稿の大半を削除した後、移籍など将来に関する憶測が飛び交うようになった。今年1月には去就について「わからない」と明言を避けていたが、結局2月5日のトレード期限までに移籍が成立することはなかった。

 今季は平均27.6点、9.8リバウンド、5.4アシスト、フィールドゴール成功率62.4%の成績だったが、出場試合数はキャリア最少となる36。不完全燃焼だった感は否めない。

 ヤニスとバックスの間の“溝”について指摘してきたシャラニア記者は『The Pat McAfee Show』で、「11か月間、ずっとこの騒動を追ってきた。私はただ事実を報じているだけだ。真実は時に痛みを伴うが、私の報道に間違いはない」と語った。

「バックスの状況について本当のことを言えば、ヤニス側は昨年5月の時点で、チームを離れる、つまり『袂を分かつ準備ができている』とバックスに伝えていた。次に進むべき時が来た、とね。

 しかし、ジョン・ホーストGM(ゼネラルマネージャー)とドック・リバースHCは、彼を引き留めて優勝争いを続けたいと考えた。彼らはこのロスターならイースタン・カンファレンスで十分に戦えると信じていた。そこでマイルズ・ターナーを獲得し、デイミアン・リラードをウェイブするなどの動きに出たが、それは明らかな計算違いだった」
  優勝した2021年にはクリス・ミドルトン(現ダラス・マーベリックス)やドリュー・ホリデー(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ブルック・ロペス(現ロサンゼルス・クリッパーズ)らヤニスの脇を固める実力者たちが揃っていたが、ヤニス以外の主力は全員チームを去ってしまった。

 シャラニア記者によれば、ヤニスはバックスに対して、「このロスターでは不十分だ」と訴え続けてきたという。実際、今季のバックスは32勝(50敗)でイースト11位に終わり、10年ぶりにプレーオフ進出を逃している。

「ヤニスはチーム編成に深刻な疑念を抱いていた。結果的に、多くの面で彼の懸念が正しかったことが証明された。今、ミルウォーキーで何が起きているかは、NBAに関わる人間なら誰もが知っている」

 ヤニスは3月15日のインディアナ・ペイサーズ戦で、ダンク後の着地でヒザを負傷。17日に左ヒザの過伸展と骨挫傷と診断され、1週間後に再検査を受けると報じられていたが、結局、以降の試合でコートに立つことはなかった。NBA選手会がバックスの対応を非難したことでも話題となったが、シャラニア記者もその状況について触れている。

「この1か月半、ヤニスは自分がプレーできるかどうかを巡ってチームと対立していた。彼はプレーしたがっていたし、自分ではプレー可能だと感じていた。ヤニスはNBAや選手会にも、自分は健康でプレーできると伝えていた。
  しかし、バックス側は彼にプレー許可を出そうとしなかった。私の知る限り、ヤニスは『プレーさせないのは上層部の判断だ』と告げられたようだ。NBAはこの状況を今も調査しており、何らかの結果が出るかどうか注視している」

 18歳でNBA入りしたヤニスも、現在31歳となった。シャラニア記者は、「昨夏と同じように、今夏もバックスには多くの問い合わせやオファーが殺到するだろう」と予想する。

「2月の時点ですでにトレードの交渉は行なわれていたが、ミネソタ(ティンバーウルブズ)、ゴールデンステイト(ウォリアーズ)、マイアミ(ヒート)、(ニューヨーク)ニックスといったチームとの話が再び浮上するはずだ。プレーオフの結果も大きく影響するだろう。

 バックスは、正確な報道に反論することに費やしている時間を、チーム内部の力関係や問題の解決に充てていれば、今のような惨状にはなっていなかったに違いない」

 バックスとの契約があと2年(2027-28シーズンはプレーヤーオプション)残るなかで、ヤニスにはどのような未来が待ち受けているだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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配信元: THE DIGEST

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