
サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」の第4回が、4月16日にLeminoで配信された。第4回は、前回に続いて練習生たちによるグループバトル。後半戦の今回もチーム内での衝突や、対戦相手との実力差を目の当たりにして自信を喪失するメンバーの姿、頑張った末にジャイアントキリングを成し遂げる瞬間などが映し出され、涙なしでは見られない展開となった。(以下、ネタバレを含みます)
■グループバトル後半戦も波乱の展開に
「PRODUCE 101 JAPAN」は、日本発の大規模サバイバルオーディション番組。オーディションブームの火付け役となり、社会現象を巻き起こした。過去3回行われたオーディションでは、2019年のSEASON1でJO1、2021年のSEASON2でINI、2024年のTHE GIRLSでME:Iが誕生。
第4弾となる「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」は、国籍や出身地を問わず(一部地域を除く)全世界から集結した参加者が競い合う、シリーズ初のグローバルオーディション。練習生がダンスや歌唱などのさまざまなミッションに挑戦。100%視聴者の投票によってデビューメンバーが決まる。
番組の規模が日本国内から世界へと拡大され、シリーズ初の「全世界配信」および「全世界投票」を実施。国民プロデューサー、SEKAIプロデューサーら世界中の視聴者が見守る中で、新たなグローバルボーイズグループの誕生を目指す。
最初のミッションとなるグループバトルでは、101人の練習生が8曲・16グループに分かれ、同じ課題曲を披露する2組がボーカル・ダンス・ラップの総合力で競い合う形式。後半戦となる今回は、テーマ曲「新世界(SHINSEKAI)」でセンターを務める安部結蘭(YURA)率いる“アベンジャーズ”と称されるチームの登場をはじめ、前半グループ以上に激しさを増すメンバー間の衝突など、息をのむ展開が続いた。
■メンバー同士の意見のぶつかり合いも
最初のバトルは、グローバルボーイズグループ・INIの「LOUD」。そのINIを輩出したSEASON2に参加していた小林大悟(現・TAGRIGHT)の弟・小林千悟(CHISATO)が1組のセンターとして登場した。惜しくもファイナルで脱落した兄の思いを背負い、悔しさをバネにストイックに練習へ打ち込む姿は、「覚悟が違う」と視聴者の心を強く揺さぶった。
小林を中心に「壁をぶち壊す」というテーマの下、チームの結束も強まり、一体感のあるパフォーマンスへと仕上げていく。その姿にダンストレーナーの仲宗根梨乃も手応えを感じるが、本番前のリハーサルで見せ場となる石田亮太(RYOTA)のバク宙が失敗するというアクシデントが発生。緊張感が高まる中で本番に臨むこととなった。
一方、初心者メンバーが多く集まった「LOUD」2組目のチームでは、リーダーの宮崎真佑(SHINSUKE)が中心となって振り入れを進めるも、トレーナーから「ステージに上がる準備ができていない」と厳しい指摘を受ける。異例の追加レッスンが行われるなど苦戦が続いたが、本番では見違えるような成長を遂げた。辛口な仲宗根が「新しい可能性を感じた。こういうのが一番やりがいある」と評する場面も印象的だった。
また、Stray Kidsの「CASE 143」バトルでは、岡田彪吾(HYUGO)率いる1組が強烈な存在感を放った。実際にStray Kidsのバックダンサーを務めていた経験のある岡田は、振り付けやラップ、FREEパートまで主導し、積極的にチームを牽引。しかしその熱さ、厳しさゆえにメンバー間で葛藤も生まれ、彼を尊敬する上野琉偉(U.RUI)も「自分が(岡田の)駒になっているようで楽しくない」と悩む。
話し合いの場が設けられるも、当初は岡田が自身のスタンスを崩さず、平行線をたどった。しかし仲宗根からの助言をきっかけに互いを尊重する方向へと変化。「HYUGOを信じて勝ちにいく」と団結し、本番では完成度の高いパフォーマンスを披露した。
対する2組は全員が高校生というフレッシュなチーム。1組とは対照的に“全員で作る”スタイルで和やかに練習を進めるが、ダンストレーナーのKAITAからは「エナジーが足りない」と厳しい評価が下される。センターの濱田永遠(TOWA)はプレッシャーと猛練習の末に声が出なくなるアクシデントにも見舞われるが、本番では見る者が思わず応援したくなるステージを展開。
SNSでは「守りたくなるチーム」「成長ストーリーが泣ける」といった声が続出した。審査結果は僅差で1組が勝利する接戦となった。

■アイドルらしいキラキラなステージを展開
さらに、SEKAI NO OWARI「最高到達点」のパフォーマンスでは、未経験者が多いチームの挑戦も話題に。飯塚亮賀(RYOGA)らダンス未経験のメンバーたちは、レッスン時にカウントの取り方すら分からないというヒヤヒヤする場面もあったが、寸劇を取り入れたFREEパートで勝負。海軍コンセプトのユニークな演出にトレーナー陣も驚き、FREEパートを見た仲宗根は「気持ちやアイデアが見えて、技術とかどうでも良くなった」と脱帽していた。
観客を自然と笑顔にするステージに、SNSでは「これはズルいくらい良い」「アイドルってこういうことだよね」といった声が上がり、歌やダンススキルだけではない“魅せ方”に称賛が集まった。
そんな中、今回大きな注目を集めたのが、「新世界」のセンター・安部が率いる“アベンジャーズ”級メンバーのそろったチーム。対戦曲はWanna Oneの「Energetic」。実力者ぞろいの1組に大きな期待が寄せられる中、トレーナーからは「グループに見えない」「エナジーが足りない」と厳しい評価が下される展開に。個々のスキルは高いものの、まとまりがないということのようだ。ラップ未経験の安部は声の出し方に苦戦するなど、新たな課題にも直面した。
しかし本番では、その不安を払拭する圧巻のパフォーマンスを披露。他の練習生からも「これで練習生なのか?」という驚嘆の声が上がるほど、完成度の高いステージで観客を魅了した。
■“母親”への思いで覚醒したエース
一方、“アベンジャーズ”と対戦するプレッシャーを背負った2組も、ボーカル・ダンスともに互いを補い合いながら成長。「自分の声は唯一無二だ」と豪語する杉山竜司(RYUJI)は、表情の作り方に苦戦していたが、仲宗根のアドバイスを受け、「大好きな母親を思い出す」というエモーショナルな感情をきっかけに覚醒。その姿は視聴者の涙を誘った。
そして迎えた結果発表では、アベンジャーズ敗北という波乱の展開に。SNSでは「まさかの結果」「番組史に残る回」といった驚きの声が相次いだ。
全てのグループバトルを終え、ラストには現場投票の個人総合順位発表が行われた。勝利チームには全員に2000票が付与され、さらにFREEパートで勝利した場合はその票が4倍になるというベネフィットの影響もあり、加算後の順位では田中蒔(MAKI)がトップに立ち、2位に照井康祐(KOSUKE)、3位には倉橋吾槙(GOTEN)がランクインした。
次回はダンスバトルが開幕し、いよいよ51位以降の脱落者が決定。過酷なサバイバルは、新たな局面へと突入する。
「PRODUCE 101 JAPAN 新世界」は、毎週木曜夜9:00からLeminoで新エピソードを配信中。
◆文=neneko

