現地時間4月18日に行なわれたプレミアリーグ第33節で、ブライトンはトッテナムと2-2で引き分けたが、このアウェーマッチで三笘薫が見事なボレーから今季3得点目を記録している。
3試合連続でのベンチスタートとなった三笘だったが、試合開始20分でのディエゴ・ゴメス負傷退場を受けて急遽ピッチに立つと、前半アディショナルタイム、パスカル・グロスのクロスを受け、ゴール左前から左足でダイレクトボレーを一閃。21節マンチェスター・シティ戦以来のゴールは、文句なしの鮮やかな同点ゴール(1-1)となった。
試合は後半、トッテナムが77分に勝ち越すも、ブライトンはアディショナルタイム5分にジョルジニオ・リュテールのシュートで追いつくという劇的な形で勝点1を奪取し、連続無敗を4試合に伸ばすというポジティブな結末を迎えた。しかし、一方で三笘は足を痛めての交代という形で75分にピッチを退いている。
クラブは彼の鮮烈な一撃に対し、SNSで「魔法のようなプレー」「信じられない」と賛辞を贈り、公式サイトでは「鮮やかなボレーシュートで同点ゴールを決め、今季の最優秀ゴール賞候補に名乗りを上げた」と試合レポートの中で記述。またファビアン・ヒュルツェラー監督は、「彼には大きな賛辞を贈りたい。途中出場から大きなインパクトを残した」と、その働きを褒め称えた。
また33歳のドイツ人指揮官は、三笘の美弾にも言及し、「見事だった。誰かが、マルコ・ファン・バステンも似たようなゴールを決めていたと教えてくれた。僕はまだ若いが、このゴールがどれだけ素晴らしいものだったか理解できる。サッカーをプレーする者なら誰でも、こういうフィニッシュがどれほど難しいか分かると思う」と、1988年のEURO決勝でサッカー史に残るスーパーボレーを決めたオランダのレジェンドを引き合いに出して、その素晴らしさを強調している。
現地メディアの評価も高く、日刊紙『The Guardian』は「驚異的なゴール」「ここ数週間、フラストレーションの溜まる控え扱いが続いていた三笘が、GKアントニン・キンスキーのニアポストを抜いてボレーを正確に流し込むという卓越した技術を見せた。ボールがネットを揺らした瞬間、スタジアム全体に落胆が広がっていくのが感じられた」と伝えた。
一方、『THE Sun』紙は「ブライトンは好調を維持する良いチームであり、三笘のようにサッカーの魔法を生み出せる選手を擁していた。この日本代表のスターは、先月ウェンブリーでイングランド代表を破った試合でも、見事なチームプレーの締め括りとしてゴールを決めていた。今回の同点弾は、どちらかといえば個人技の輝きによるもので、絶妙なボレーシュートを叩き込んだ」と綴っている。
『Daily Mail』紙も、三笘のボレー弾を「トッテナムのファンは、完全に沈黙させられた。三笘のなんというゴールだ! どこからともなく生まれた、圧巻の一撃だ」「この日本人ウインガーが特別なゴールを決められる選手だということは分かっているが、これはその中でも最高のもののひとつだ。これ以上ないほど完璧な一撃だった」と大絶賛した。
前出の『Sky Sports』は10点満点の採点でチーム2番目タイとなる「7」を与え、チーム最高タイの「8」としたブライトンの地元総合サイト『Sussex world』は「まさに奇跡を起こしたと言っていいだろう。ハーフタイム前にチームを同点に追いつかせたゴールは見事だった。しかし後半は思うようにいかず、負傷交代となり、その直後にトッテナムがすぐさま勝ち越しに成功。今季はこのウインガーにとって、負傷に悩まされるシーズンとなっている。今回の負傷が深刻なものでないことを願うばかりだ」と寸評を記している。
『Sussex world』はまた、トッテナムのOBで英国公共放送『BBC』でコメンテーターを務めるアンディ・リードの、「本当に信じられないゴールだ。三笘のコントロールは素晴らしいし、なんという圧巻のゴールだ。このゴールは、いくら称賛しても、し足りない。ボールをコントロールして、しっかりとしたスピードを乗せる、その技術のレベルは非常に高い」との称賛コメントを紹介した。
構成●THE DIGEST編集部
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