『Road to レスリングどんたく2026』東京・後楽園ホール(2026年4月20日)
○カラム・ニューマンvs永井大貴×
5・4博多大会でのIWGPヘビー級戦を前に、王者・ニューマンと挑戦者・鷹木信悟が相手の必殺技を披露して挑発合戦を繰り広げた。
ニューマンは4・4両国で辻陽太を撃破し、IWGPヘビー級王座最年少戴冠を果たした。そんな若き王者に鷹木が挑戦表明。5・4博多大会でタイトルマッチが決定した。今宵は王者・ニューマンが鷹木の同門永井大貴と、挑戦者・鷹木がニューマンの同門ゼイン・ジェイとそれぞれシングルマッチで対戦した。
まずは鷹木が第5試合でジェイと対戦。入場ゲート付近で襲撃されて出鼻をくじかれた鷹木は、ジェイのラフファイトに手を焼くも、ニューマンを意識したKiss the crown(手首にキスしてのラリアット)を仁王立ちで受け止める。逆に見本を見せるかのようにパンピングボンバーを一閃。ニューマンばりに手首にキスしてからラリアットをぶち込むと、最後も王者のお株を奪うプリンスズカースで圧勝した。
そして、第6試合ではニューマンと永井が激突。試合前からニューマンは同じ23歳の永井を「ジュニアカワイソウネ」などと余裕タップリに挑発した。試合を終えたばかりの鷹木がセコンドに付くと、永井も怒りを爆発させてドロップキックで奇襲。プランチャも敢行する。
余裕を崩さないニューマンもダイビングヘッドを自爆させるが、粘る永井はプリンスズカースやKiss the crownなど王者の得意技を必死に回避し、旋回式DDTや長距離ダイビングヘッドバットなどで大暴れ。だが、余力を残すニューマンはKiss the crownを振り抜いて勝機をこじ開けると、最後は鷹木に視線を送ってからのお株を奪うMADE IN JAPANで3カウントを奪った。
かつてニューマンも同じ技を使っていたとはいえ、鷹木を意識したフィニッシュだったのは明らか。試合後、ベルトを掲げて鷹木に見せつけると、視殺戦を繰り広げた。
ニューマンは「フクオカのメインイベントでは……ああ、タカギ、お前の頭をかち割ってやる。そして言ったよな? イギリスにいる頃、“MADE IN JAPAN"を決め技に使っていたこと。俺の“MADE IN JAPAN"の方が上だと思うけどな、このマヌケ野郎」と上から目線で断言。「さあ、道を空けて、王冠にキスをしろ。そして、とっとと失せるんだ!」と言い放った。
一方、鷹木は「聞いたところによると現王者、カラム・ニューマンはどうやら鷹木信悟の大ファンだったらしいな。聞いたぞ、オイ! イギリス時代は俺のMADE IN JAPANをMADE IN UKだか、そのままMADE IN JAPANだか知らねぇけど使ってたらしいな」と指摘。「俺とタイトルマッチができて嬉しいだろう? オイ! だからオイ、チャンピオンに敬意を表して、俺も今日使ったよ」と言い張ると、「あいつが“プリンセスカース"だったら、俺だったら、俺が使うんだったら“プリンセスドラゴン"でいいんじゃねぇのか?」とタイトルマッチ前に得意技を完璧にラーニングした様子だった。
【ニューマンの話】「(※床に座り込んで)ああ、クソ! なんなんだ…クソ! 会場のエアコン、つけれないのか? まじでたまんねえ! ダイキ…ダイキの坊や…ちょっとは成長したようだな。俺が道場にいた頃はまだスキンヘッドだったよな。リストロックとヘッドロックの違いも分かってなかった……でもな、俺は感心したよ。とは言え、そこまでじゃないけどな……お前のセンパイが“あのタカギ"だからな。5年、10年前の俺ならかなり嫉妬してたぜ……でも今はどうでもいいこと。1ミリも興味ない。フクオカのメインイベントでは……ああ、タカギ……お前の頭をかち割ってやる。そして言ったよな? イギリスにいる頃、“MADE IN JAPAN"を決め技に使っていたこと。俺の“MADE IN JAPAN"の方が上だと思うけどな……このマヌケ野郎。さあ、道を空けて、王冠にキスをしろ……そしてとっとと失せるんだ!」
【永井の話】「(※前のめりに倒れ込んで)チャンピオン、半端じゃねえな! 今の自分と、とんでもなくレベルが違うことを思い知らされた。半端じゃねえな。新日本プロレス、こんな半端じゃねえヤツがゴロゴロいんのか? あの王冠のクソッタレ、でもな、俺もな、作業用ヘルメットの時代からな、ここまで来てんだ、わかるか? テメーらすぐよぉ、立場が上がりゃあ、すぐ調子に乗ったことやり出すしよぉ、表ではよぉ、『僕は立派な人間です』だ、『僕は素晴らしい人間です』だ、んなこと言いながら、お前ら影でコソコソ、汚えことやってんのは知ってんだ、ボケ! 誰のことかは言わねえけどよぉ、そんな中でも俺は、心の中は、あのままと同じだ。俺は王冠なんていらねえ、ヘルメット被ったまんま、上に行ってやる」
【試合後の鷹木】
▼鷹木「オイオイオイ、ゼイン・ジェイ! オイ、鷹木信悟、ナメんなよ、この野郎! ふざけやがって。あんなよ、オイ、EMPIREごときのメンバー、褒めたかねぇけど、オイ、あんないいマスクして、いい身体してんのに、なぜEMPIREにいるのか不思議でしょうがねぇ。だからってUnboundにもいらねぇけど。不思議だな。不思議でしょうがねぇよ。オイ、聞いたところによると現王者、カラム・ニューマンはどうやら鷹木信悟の大ファンだったらしいな。聞いたぞ、オイ! イギリス時代は俺のMADE IN JAPANをMADE IN UKだか、そのままMADE IN JAPANだか知らねぇけど使ってたらしいな。オゥ、ビッグファイヤー! 俺とタイトルマッチができて嬉しいだろう、オイ! だからオイ、チャンピオンに敬意を表して、俺も今日使ったよ。なんだ、あの技?」
──プリンスズカース
▼鷹木「ああん? プリ……?」
──プリンスズカース
▼鷹木「ああ、そう。プリンスズ…まぁよくわかんねぇけどよ、アイツが“プリンセスカース"だったら、俺だったら、俺が使うんだったら“プリンセスドラゴン"でいいんじゃねぇのか?」

