
俳優の神木隆之介が、4月20日に都内で開催された映画「君のクイズ」完成披露試写会に中村倫也、ユースケ・サンタマリア、堀田真由、水沢林太郎、福澤重文、吉住、白宮みずほと共に登場。本作への出演オファーを“即決”した理由を明かした。
■神木は天才クイズプレーヤー役
原作は、2022年に発表された小川哲氏による同名小説(朝日文庫/朝日新聞出版刊)。とあるクイズ番組の最終問題で問題文を1文字も聞かずに正解した天才クイズプレーヤーの姿を通して、その“正解”に秘められた驚きの真実と人生を巡る知的エンターテインメント。クイズという日常的なゲームを題材にしながらも、想像を超える緻密かつスリリングな展開で注目を集め、2023年本屋大賞にノミネート。その後、第76回日本推理作家協会賞を受賞した。
中村が不可解な“0文字解答”に翻弄(ほんろう)されながらも、全国民を巻き込む“前代未聞のクイズ”に挑んでいく主人公・三島玲央を、神木は“世界を頭の中に保存した男”と呼ばれる天才クイズプレーヤー・本庄絆を演じる。
本庄は、最終問題で1文字も読まれないうちに正解を言い当てるという驚異の解答をやってのけ、三島の前に立ちはだかる謎多き存在。
役作りについて、神木は「今まではクイズ番組を『何でこの情報だけで答えられるんだろう。すごいなぁ。次元が違うね』くらいの感情で見ていたんですけど、この作品に携わった後に過去の映像を振り返ったり、あらためて見たりすると、皆さんとんでもないものを背負って解答台に立たれているんだなと。そこはガラッと見る目が変わりました」とした上で、「自分の役が背負って生きているものを、どういうふうに解答台に立っている姿で表現したらいいんだろうと、必死に考えながら演じていました」と力を込めた。
■神木にまつわるクイズに一同苦戦
また、今回のイベントでは「早押しインタビュークイズ」と題した企画を実施。キャスト陣が作品の内容にちなんだクイズに早押しで答えることに。神木にまつわるクイズでは、「神木が『君のクイズ』に出演したいと思った決め手は何でしょうか?」という問題が出された。
真っ先に解答権を得たユースケは「当てていいですか?本人に聞いたんで分かります」と丁寧に“フリ”つつ、「ギャラ」とボケて会場は大笑い。神木も「聞いた?言った覚えないけど(笑)」と返すと、ユースケは「聞いた覚えもないけど、何となくそうじゃないかなって」とおどけた。
その後は早押しクイズらしく解答権の奪い合いで、他のキャスト陣が「昔からクイズが大好きだった」「絶対当たりそう(ヒットしそう)だから将来のために出ておきたかった」「原作のファンだった」「この(早押しの)ボタンを押したかった」と次々と答えていくが、なかなか正解にたどり着かない。
たまらずMCから水を向けられ、中村は「当てちゃう?」と前置きした上で、「中村倫也が出ていたから」と答え、正解に。中村は「分かりやすかったね」と笑みをこぼすと、さっきまでボケていたユースケが「自分でそれ言うの? 他の人が当てなきゃダメよ…」といちゃもんをつける。中村は「だから誰かに当ててほしかったんですよ!ユースケさん、何すか『ギャラ』って」と、たまらずツッコんでいた。
正解の理由について、神木は「この映画のお話を伺いまして、『こういうクイズを題材にした作品でございます』と、企画書の段階ですね。『主演は中村倫也さんです』『あ、絶対やりたいです。ぜひ参加させてほしいです』って」と、中村が主演と聞いた時点でどんな作品でも出ると決めたことを伝え、「マネジャーさんから『ちょっとそれは何となく分かってるんですけど、ちゃんと説明させてください』って怒られるぐらい即答で。トモくん(中村)が主演の作品にぜひ参加させてもらいたいというので。その一心で受けさせていただきました」と、中村への思いを打ち明けた。
これには中村も「ありがたい話ですね、本当に。ただ、今のところ2人でイチャついてるだけの展開ですので、次にいきましょうか」とふと我に返り、笑顔で進行を促していた。
映画「君のクイズ」は5月15日(金)より全国ロードショー。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)

