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バルサを嘲笑→翌日ブーメラン…CL敗退で露呈した“品格差” 審判包囲のマドリーに世界が酷評

バルサを嘲笑→翌日ブーメラン…CL敗退で露呈した“品格差” 審判包囲のマドリーに世界が酷評

レアル・マドリーとバルセロナは、片方が輝けばもう一方が陰る――そんな相関関係にあるとよく言われる。しかし先週のチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・第2レグでは、両者ともに逆転負け。反撃は実らず、スペインの二大巨頭は揃って大会から姿を消した。

 先に敗退が決まったのはバルサだ。マドリー寄りの『AS』紙記者トマス・ロンセロは、ここぞとばかりに辛辣な言葉を次のように並べた。

「欧州の舞台で繰り返されるバルサの姿は、もはや既視感すらある。この11年、CL敗退は“恒例行事”だ。シーズン中は『異次元のフットボール』で欧州を驚かせながら、いざ強豪と対峙すれば、準々決勝や準決勝であっさり敗れる。この間に倒したのはナポリやドルトムント、ベンフィカ程度。パリSG、ローマ、リバプール、インテル、アトレティコといった一線級には歯が立たない。審判買収疑惑のネグレイラの影がピレネーを越えられない現実が、それを物語っている」
  さらに同氏は、退場数の違いにも言及。「ここ3年、ラ・リーガで退場者はゼロだが、CLではアラウホ、クバルシ、エリク・ガルシアがそれぞれ2回の退場で、計6回に上る。ネグレイラ抜きでは宴も始まらない、というわけだ」と皮肉を込めた。

 一方、バルサ寄りのメディアには、敗戦にもかかわらず前半アトレティコを圧倒した攻撃を評価する声もあった。だが、辛口の論客ディエゴ・バルカラ氏は、その姿勢を一蹴する。

「敗退への向き合い方には二つある。バルセロニスタは、勝てなかった理由を理想や人格、さらには審判のせいにする。この自己満足的で、どこか宗教的ですらある思考には驚かされるばかりだ」 ところが、その“審判批判”という構図で、翌日はマドリーが主役となる。カタルーニャの記者シャビエル・ボッシュは、『Mundo Deportivo』紙でバイエルン戦後の混乱を詳細に伝えた。

「CL15度優勝という看板を汚す光景は、試合中から始まっていた。ベンチのカルバハルが主審に『お前のせいだ』と叫び、火種を作る。試合終了後にはギュレル、ヴィニシウス、ベリンガムが主審を取り囲み、執拗に抗議。トンネル付近まで追い回した。興奮したギュレルにはレッドカードが提示され、その背後からミリトンがボールを投げつけたが、主審は誰が投げたのか確認する余裕もなかった」

 この一連の振る舞いは世界中に拡散され、米紙『New York Times』も「マドリーは敗北の受け入れ方が下手だ。CL史上最多優勝クラブである一方、潔さを欠いた敗者でもある」と厳しく批判した。
  対するバルサ側では、負傷中のラフィーニャが「勝利を奪われた」と不満を口にしたものの、ボッシュ記者は「マドリーのように主審を威圧する行為はなかった。ラフィーニャ自身も後に過ちを認め、謝罪している」とし、両者の振る舞いの差を強調する。

 また、『Sport』紙のベテラン記者トニ・フリエロスは別の角度からバルサを擁護する。「首都メディアがマドリーの敗退をバルサと同列に扱い、“浄化”しようとしているのは不可解だ。マドリーは救い難い失敗だが、バルサは単なる失望に過ぎない。この2年で5つのタイトルを獲得したバルサに対し、マドリーはエムバペを擁しながらも、苦しみながら戦い続けてきたのだから」と伝えた。

 ピッチ内外でむき出しになる対抗心と、敗れてなお揺るがない自尊心。その応酬こそが、スペイン・フットボールを唯一無二のドラマへと昇華させている。

文●下村正幸

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配信元: THE DIGEST

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