NBAに入って3年、フランス出身の“エイリアン”がNo.1ディフェンダーの称号を手にした。
現地時間4月20日、NBAは2025-26シーズンの最優秀守備選手賞を発表し、サンアントニオ・スパーズのヴィクター・ウェンバンヤマが選出。100人のメディア投票者全員から票を獲得し、1983年に同賞が設立されて以来初の“満票受賞”となった。
また、22歳のウェンバンヤマは史上最年少記録も更新。これまでは5人、23歳での受賞者(1986年アルビン・ロバートソン、2009年ドワイト・ハワード、2015年カワイ・レナード、2023年ジャレン・ジャクソンJr.、2025年エバン・モーブリー)がいたが、新たに記録を塗り替えた。
さらに球団では、1986年のロバートソン、1992年のデイビッド・ロビンソン、2015年と16年のカワイ・レナードに続く4人目の快挙となった。スパーズは球団別の輩出数でNBA最多を誇っている。
今季のウェンバンヤマは64試合に出場(NBAカップ決勝を含めて65試合)し、平均25.0点、11.5リバウンド、3.1アシストをマーク。ディフェンシブ・リバウンド数はリーグ2位の平均9.5本、224cmのサイズを活かしたブロックは197本・平均3.08本で、3年連続で総数・アベレージともリーグトップに立った。
自チームに与える好影響と相手チームへ与えるインパクトは絶大で、コート上にいる時の100ポゼッションあたりの失点が103.6だったのに対し、不在時は113.7と10点以上の開きがあった。
ルーキーイヤーの時点で同賞の投票で2位に入っていたウェンバンヤマにとって、今回の戴冠はこれから長く続く一強時代の始まりに過ぎないかもしれない。
史上最多の受賞回数は4回。いずれもセンターで3人が並んでおり、ディケンベ・ムトンボ(1995、97、98、2001年)、ベン・ウォーレス(2002、03、05、06年)、現役のルディ・ゴベア(2018、19、21、24年)が各時代の守護神として名を馳せた。
新たなビッグマン像を作り上げる“ウェンビー”が、今後何度この賞を掲げるのか注目だ。
今季の投票結果は次の通りだ。■最優秀守備選手賞 投票結果
※100人のメディアによる投票で決定。数字は左から合計ポイント(1位票-2位票-3位票)。1位票=5ポイント、2位票=3ポイント、3位票=1ポイント
1. ヴィクター・ウェンバンヤマ(スパーズ)/500(100-0-0)
2. チェット・ホルムグレン(サンダー)/239(0-76-11)
3. アサー・トンプソン(ピストンズ)/60(0-9-33)
4. ルディ・ゴベア(ウルブズ)/41(0-4-29)
5. スコッティ・バーンズ(ラプターズ)/21(0-3-12)
6. デリック・ホワイト(セルティックス)/13(0-2-7)
7. ケイソン・ウォーレス(サンダー)/8(0-2-2)
8. アメン・トンプソン(ロケッツ)/6(0-2-0)
9. ダイソン・ダニエルズ(ホークス)/5(0-1-2)
10. OG・アヌノビー(ニックス)/4(0-1-1)
11. ジェイレン・デューレン(ピストンズ)/1(0-0-1)
11. ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)/1(0-0-1)
11. バム・アデバヨ(ヒート)/1(0-0-1)
構成●ダンクシュート編集部

