11連敗中と苦境から抜け出せずにいるニューヨーク・メッツに対し、地元NYメディアから辛辣な声が上がっている。
現地4月20日、『Empire Sports Media』は「本来は違うシーズンになるはずだった。開幕時の総年俸は3億5220万ドル(約560億円)でMLBトップ。フランシスコ・リンドーアとフアン・ソトが強力打線を牽引する構想だった。開幕後7勝4敗とまずまずだったが、4月3日にソトが右ふくらはぎを痛めて以降、歯車が狂い始めた」と現状を説明。
そのうえで、「11連敗の間、総得点はわずか19点。得点圏打率は.145だ」として、打線の低調ぶりを示す数字を並べ、「11試合で平均得点は1.70点、3点以上を記録したのはわずか2試合で、チームOPSは.537。長打は計17本しかなく、本来中軸で破壊力を発揮するはずの打線としては明らかに異常だ」と打力不足を突きつけた。
さらに、「これは単なるスランプではない」としながら、期待とは程遠いパフォーマンスが続く選手に、マーク・ビエントス、ボー・ビシェット、ルイス・ロバートJr.の名前を記し、「ソト不在の影響で打線に安定した得点源が存在しない」と訴えた。
加えて、ニューヨーク・ヤンキースで好調の打者を挙げ、「アーロン・ジャッジとベン・ライスの本塁打数(計17本)がメッツ全体(16本)を上回っているデータまである。冗談のように語られるが、現実の数字だ」とメッツの貧打ぶりを強調している。
21日から始まる本拠地9連戦(ツインズ、ロッキーズ、ナショナルズ)でソトが戦列復帰する見込みと伝えながらも、「打線に希望をもたらす材料ではあるが、ソトの復帰は“出血を止める”に過ぎない。得点圏打率.145という現実を帳消しにはできないし、マーカス・セミエン、ブレット・ベイティ、カーソン・ベンジらも機能しなければ、この打線は成り立たない」と打撃陣の奮起を求めた。
シビアな見解が並ぶ地元メディアの評価はまさに、メッツの現状を浮き彫りにしている。主力打者の多くが力を発揮できていないなか、本拠地での9連戦で悪い流れを断ち切れるか。
構成●THE DIGEST編集部
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