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【NOAH】「GHCヘビーは夢」シェインに“原点"ディファ有明跡地でインタビュー メイン問題には「内藤vsOZAWA、入場以外はどうぞトイレへ」

【NOAH】「GHCヘビーは夢」シェインに“原点"ディファ有明跡地でインタビュー メイン問題には「内藤vsOZAWA、入場以外はどうぞトイレへ」

 約10年ぶりにNOAH帰還を果たし、5・2両国大会でYoshiki InamuraのGHCヘビー級王座に挑戦することが決まったシェイン・ヘイスト。

 オーストラリアからNOAHに留学し、今はなきディファ有明に住み込んでプロレスラーとしての礎を築いた。マイキー・ニコルスやザック・セイバーJr.、ジョナ・ロック(現WWEのブロンソン・リード)らと寝食をともにしながら研鑽に励み、2016年にNOAHからWWEへと羽ばたいた。

 KENTAに導かれて約10年ぶりにNOAHへと帰還。今は更地となったディファ有明跡地を訪れたシェインに、NOAHやGHCヘビーへの思い入れ、王者Yoshikiの印象からOZAWA提起の“メイン問題"にいたるまで、その胸の内を聞いた。


【シェイン・ヘイスト インタビュー】

――久々にディファ有明跡地に来てみて?

▼シェイン「実は5年ぐらい前だったかな。夜にマイキーとザックと、ここに来たことがあったんだ。こうやって昼間に来てみて、更地になってるディファを見るとやっぱり感傷的になるね。今ここを行き来してる人たちは、かつてスーパースターたちがここで寝泊まりしてたってことを、分かってるのかな…(笑) 合宿所のドアを開けて、階段を上がれば、すぐにプロレスのトレーニングができる環境だった。あとプロレスや格闘技だけじゃなくて、いろんなイベントが行われていたからね。(アーティストの)ライブがあった時は、ビートの音で起きたこともあったし、コスプレイベントのファンたちが間違って合宿所に入ってきちゃったこともあったなあ」

――ハーリー・レイスのWLWレスリングキャンプがきっかけでNOAHに留学した

▼シェイン「日本に来る前にタイトルを獲ったりもしてたけど、ここでプロレスをイチから学び直したんだ。本当に色んな思い出が詰まってる。来たばかりの頃に印象的だったのは、コバシサン(小橋健太)だね。小橋さんはいつも朝に来てトレーニングするんだ。僕はまだ寝起きの状態で…。「しまった! 小橋さんがトレーニングしてる!」って慌てて起きて、ハードにトレーニングしたよ。レジェンドだけど、とってもフレンドリーに接してくれた。トレーニング中はいつも同じ曲を流してた。懐かしいし、本当に貴重な経験だったね」

――あらゆるNOAHの選手たちと同じ時間を過ごした

▼シェイン「うん。僕が来た時に道場で練習をみてくれていたのは、タニグチサン(谷口周平)とアオキサン(故・青木篤志さん)だった。最初は黙々と練習をみてる感じだったけど、トレーニングを続けるにつれて、だんだん打ち解けて、しゃべりかけてくれるようになったね。いろんな人が道場に来たけど、大半はすぐ(辛くて)いなくなってしまうんだ。だから最初は様子をみていたんだろうね。あとはマルフジサン(丸藤正道)にも、いろんなトレーニング方法を教えてもらったなあ。たまに軽い“拷問"に感じる時はあったけどね(笑) でも今思うと全部意味があったね」

――トレーニングのみならず有明近辺の地域とも交流していた

▼シェイン「そうだね! ちょうどここで交通安全の手伝いをしたこともあったし、綱引き大会にも参加したなあ。ディファの駐車場でファンのみんなとバーベキューもやった。リッキー・マルビンやスペル・クレイジーがメキシコ料理を振る舞ってくれたこともあったねえ。お台場に行ってスイカ割りをして、小峠篤司を海に突き落とそうとしてキレられたり(笑)」

――東日本大震災も経験した

▼シェイン「ちょうどマイキーたちとテレビを見ていて、もの凄い揺れに襲われたんだ。外に出て、このあたりの建物が激しく揺れていた光景は今でも覚えてる。『オーストラリアに帰ってもいい』って言われたんだけど、日本人の誰もが動きを止めずに生活を立て直そうとして、復興しようとする姿をみて、自分たちが帰るわけにはいかないと思った。僕らも日本にとどまることにしたんだ。日本人の諦めない心、屈さぬ心を学んだ時間だったよ」

――改めてディファ有明のNOAH道場で学んだこととは?

▼シェイン「強い意思、規則正しさ、そして規律。それを積み上げていくことを重んじる日本の美しいプロレスカルチャー。“途中"から始めて、すぐに上を目指す人たちもいるけど、ボトム(底辺)から積み上げていくことの大切さは、今になってより感じてること。ジョナとかマイキーとか…小さな部屋にプロレスが大好きなデカい男たちが集まって、毎日プロレスのトレーニングを積み重ねた。共同生活で信頼関係を築くことも含めて、プロレスをしていくうえで、しっかり身に着けないといけない多くのことをここで学んだんだ」

――そして改めて自身にとってNOAHとはどんな存在?

▼シェイン「原点だね。ハードワーク、ファイティングスピリッツ、そして最高の戦士を目指す場所。NOAHに来てプロレスを学び、セコンドから限界を突破するような多くの闘いを見てきた。そして自分自身も、そうあろうと戦った。それがグローバル・オナード(世界規模の栄誉)…だと思ってるよ」

――今のNOAHの印象は?

▼シェイン「リング上は世界トップレベルのまま。会社の印象としては、よりモダンになって、よりグローバルになったよね。配信には英語実況もあるし。新しいレスラーたち…特にInamuraは、しっかり伝統のジャパニーズスタイル、NOAHのレベルとスピリットを持ちながら、しっかり今の時代に合った自己表現もしてるよね」

――実際に王者Yoshikiと当たってみての感想は?

▼シェイン「これまで数多くのパワフルでビッグな選手と当たってきたけど、彼は色んな意味で“ヘビー"だね。足が地から離れない…っていうか、凄い“重さ"を持ってる。12年前、ここディファ有明でKENTAのGHCヘビーに挑戦した時は、(体格差を利して)たくさん持ち上げて叩きつけるファイトをしたけど、今回はそうはいかない。でも僕も色んな経験をしたからね。今回は違う戦略でいこうと思ってるよ」

――今から13年前の2013年、ここディファ有明で当時王者だったKENTAのGHCヘビー級王座に挑戦して以来の挑戦となる

▼シェイン「あの時は確かツアーの開幕戦…有明で僕が挑戦して、その2週間後の博多でマイキーが挑戦したんだよね。いきなりハードな試合をして、すごいダメージのままツアーに行くことになったから大変だった。マイキーはラッキーだったね。でもそのKENTAにこうしてNOAHに戻してもらえたんだから、彼には感謝だよ」

――改めて自身にとってはGHCヘビー級王座とは?

▼シェイン「夢だね。小さい頃からプロレスが好きで、よくWWEを見てたけど、ある日小橋健太のGHCタイトルマッチをみたんだ。ビデオでね。衝撃を受けたよ。『これぞ自分がみてきた中で最高のプロ・レスリングだ!』って。自分もこうあるべきだと思ったし、こうなれると思った。だから夢なんだ。その夢をかなえてみせる」

――10年前と進化したところは?

▼シェイン「もちろん年をとれば衰えもあるけど、それ以上に“戦略"を身に着けた。WWEでも5年やったけど、オリンピアンやUFCファイターともトレーニングしてきたし、試合もしてきた。コテンパンにやられることもあったけど、どうやったら彼らを倒せるのかを考え、努力してきた。体力的に自分が上がらなくなったとしても、どう相手を引きずり下ろすことができるか…とかね。そんな“WWEエクスペリエンス"もみせようと思ってるよ」

――White Raven Sqwadのメンバーとしての参戦となる

▼シェイン「KENTAは信頼する友だち。そのKENTAに言われたんだから、ダサいチームなワケがないと思ったんだ。実際にチームメイトに会ってみて、エンドーサン(遠藤哲哉)はアメージングな動きをするし、グッドシェイプでハンサム。HAYATAも同じ。良いチームメイトに出会えた。Black Swan(※シェインの異名)がWhite Raven(白いカラス)のユニットに入るんだ。デンジャラスな鳥たちだね。遠藤にもなんか鳥の名前をつけないと…(笑)」

――TMDKを抜けたワケでない

▼シェイン「もちろん。僕がTMDKを抜けることはないし、TMDKは僕そのものだから。今は2チームに属してる感じかな。TMDKのメンバーと一緒ならTMDKとして闘うよ」

――両国大会のメインをめぐってはOZAWAが「俺と内藤の試合のほうがメインにふさわしい」と言っている

▼シェイン「OZAWAだって、GHCヘビーがメインであるべきだと分かってるはず。でもヤツがエゴで『メインでやりたい』って言ってるだけでしょ。内藤の知名度や実績を利用して。僕らの試合には絶対にかなわない、だってGHCスタイルの試合をするからね。Inamuraにはまだ触った程度だけど、彼がどれだけのレベルにあるかは分かってる。自分のすべてを出し尽くさないと彼には勝てないし、つまりはすごい試合になる自信があるということ。KENTAとの闘い以上に疲弊するはず。どちらの試合が素晴らしいか、ぜひ会場に来て見極めてほしいし、答えが分かってるなら、内藤の“素晴らしい入場"を見終えたら、ぜひそのまま(内藤vsOZAWAの試合中は)トイレに行って、メインの僕らの試合に備えてほしいね」

――最後に改めてメッセージを

▼シェイン「昔の自分が好きだった人も、今の自分が好きな人も、White Raven Sqwadのファンも、TMDKのファンも両国に来て応援してほしい。そしてプロレスを、プロレスリング・ノアを支えてもらえるとうれしく思います」

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