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Hey! Say! JUMP山田涼介、“国宝級”のスター性と表現者としての進化『ズートピア2』では「声までイケメン」と話題に

Hey! Say! JUMP山田涼介、“国宝級”のスター性と表現者としての進化『ズートピア2』では「声までイケメン」と話題に

Hey! Say! JUMP山田涼介が「ズートピア2」で声優を務めた
Hey! Say! JUMP山田涼介が「ズートピア2」で声優を務めた

全世界歴代興行収入ランキング9位にランクインするなど、大ヒットを記録した「ズートピア2」が、4月15日から配信中。今作で新たに登場するオオヤマネコのパウバート・リンクスリーの吹き替えを、Hey! Say! JUMPの山田涼介が務めている。2025年の劇場公開当初から「声までイケメン」と評判だったパウバートにまた会える。山田は自身2枚目のソロアルバム『Are You Red.Y?』のリリースも控えており、表現者としてさらなる進化を遂げている。(以下、ネタバレを含みます)

■実はパウバートは…

動物たちが人間のように暮らす夢の都市で、誰もが何にでもなれる楽園“ズートピア”を舞台とした同作は、2016年に公開された長編アニメーション映画「ズートピア」の続編。今回もウサギのジュディ・ホップスとキツネのニック・ワイルドのコンビがズートピアを駆け巡る。

パウバートはズートピア創設者一族の御曹司だが、一族の中ではのけ者にされていた。そこでヘビのゲイリー、ウサギの警察官ジュディと協力してリンクスリー家の過去の悪行を暴き、かつてズートピアから排除されたヘビにまつわる汚名も返上しようとする。ところがそれは口実に過ぎず、本当の狙いはリンクスリー家の秘密を握る特許証を手に入れ、家族を見返してやることだった――。

実はパウバートこそが本作のヴィランであり、高貴な青年からひょう変する様子を山田は声だけで巧みに表現。序盤は山田の“二枚目ボイス”が優しさを感じさせ、正体をあらわにしてからはニヒルな色気でヴィランとしての魅力が増す芝居に。彼自身声優業は本作でまだ2作目だったが、パウバートの育ちの良さと、奥底に抱えていたコンプレックスという二面性を、感情を自在に乗せる演技で表現してみせた。

涼しげで“国宝級”の美形ぶりを武器に、Hey! Say! JUMPでもグループの核として常に第一線を走り続けてきた山田だが、俳優としてもカリスマ的なスター性を生かした役柄が多い。

■“古畑”に“金田一”…誰もが知るキャラで存在感

まだ15歳だった2008年の「古畑中学生」(フジテレビ系)では、古畑任三郎の中学生時代に抜てきされる。山田の浮世離れした雰囲気があの風変わりな古畑の少年時代にマッチしていたし、探偵らしい知的な色気も感じさせた。

その後もドラマ「左目探偵EYE」(2010年、日本テレビ系)や、“4代目金田一”として主演した「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件」(2013年)、「金田一少年の事件簿N」(2014年、ともに日本テレビ系)など、探偵ものとの縁が多い。特に“金田一少年”は事務所の先輩タレントが何度も主演してきたシリーズであり、正統派のスター街道を歩んでいく。

その「香港九龍財宝殺人事件」の主題歌「ミステリー ヴァージン」も自ら歌唱し、色気と哀愁のバランスが絶妙な歌声で19歳にして“ソロデビュー”も果たしている。並みの美少年ではない、神秘的な影の要素も持ち合わせていた。

だが山田は、そんなパブリックイメージに安住しない。2015年の映画「グラスホッパー」では、若き殺し屋・蝉を演じ、ナイフを自在に操る激しいアクションの中で“アイドルらしさ”を封印。アクションにもゼロから挑みつつ、狂気的な笑みも浮かべる芝居を楽しんだ。彼はこの後、2019年にちょっと切ないラブコメ「セミオトコ」(テレビ朝日系)で、人間に変身した好青年のセミ(セミオ)を演じていて、同じセミにまつわる役でもこのあまりの落差は彼にしか出せないだろう。

■“二重人格”のキャラクターを好演

また、「ズートピア2」で見せたパウバートの二面性に通じる役柄としてドラマ「親愛なる僕へ殺意をこめて」(2022年、フジテレビ系)での浦島エイジが挙げられる。連続殺人犯を父に持つ主人公・エイジがある日、自らが二重人格であることを悟り、“もう1人の自分”「B一(ビーイチ)」が殺人を犯しているかもしれないと底知れぬ不安にかられ困惑していくというストーリー。

この難役において、B一としてのピカレスクぶりと、エイジでいるときの苦悩する姿を演じ分けた。B一でいるときに放つ悪の色気はもちろん、エイジが拷問に遭って、その甘いマスクをゆがめる姿でも視聴者をひきつけた。

もちろんコメディーやラブストーリーでも彼の表現は深化している。2024年のドラマ「ビリオン×スクール」(フジテレビ系)では、名門企業のCEOでありながら高校教師として教壇に立つ加賀美零として、落ちこぼれの生徒たちを立ち直らせていく。富豪らしく高飛車なところはコミカルにやり抜き、パパ活をしていた生徒にあしらわれれば「俺はモテなくはない。この顔だぞ!」と返すシーンなどは山田の美形ぶりなしにはできなかっただろう。

一方、余計なものをそぎ落とした芝居が話題になったのが同年公開の映画「サイレントラブ」だ。山田は声を捨てた青年・沢田蒼としてセリフが一切ない役どころに挑み、表情と佇まいだけでの表現に挑んだ。蒼は平凡な青年という役柄でもあるゆえ、普段の二枚目ぶりも捨て去って「死んだ魚のような目をしてほしい」という内田英治監督からのオーダーに応えた。

また、本作は声を発さない蒼が、目が不自由な甚内美夏(浜辺美波)と感情を通わせ合うという繊細なラブストーリー。自然と静かな現場になり、俳優同士もあまり言葉を交わさぬまま撮影に入ったという。アーティストとして多くの人を魅了してきた声にも頼らず、作品の世界観に没入し“汚れる”ことも辞さないプロフェッショナリズムで期待に応えた。

“国宝級”のスター性と艶やかな歌声があるからこそ、影の役に徹したときの山田も魅惑的だ。光も影も武器にしてしまう山田の格好良さも、「ズートピア2」のパウバートに凝縮されている。

「ズートピア2」はディズニープラスで見放題独占配信中。

◆文=大宮高史



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