現地4月23日午後20時(日本時間24日午前9時)から3日間にわたり、米プロアメリカンフットボール(NFL)のドラフト会議が米ペンシルベニア州ピッツバーグで開催される。
近年、メジャーリーグ(MLB)ではロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平や山本由伸、シカゴ・ホワイトソックスの村上宗隆ら、多くの日本人選手が活躍している。さらに、北米男子プロバスケットボールリーグ(NBA)ではロサンゼルス・レイカーズの八村塁、北米プロアイスホッケーリーグ(NHL)では福藤豊氏が2007年にロサンゼルス・キングスで日本人初のNHL選手としてプレーするなど、北米4大プロスポーツで多くの日本人が存在感を示してきた。
しかし、世界最高峰のアメリカンフットボールリーグであるNFLでは、いまだ日本人選手がドラフト指名を受けていない。そんな中、今年のドラフトでは日本人キッカーの松澤寛政(ハワイ大)が、歴史的な一歩を踏み出す存在として注目を集めている。
27歳の松澤はハワイ大学で昨季、29本中27本のフィールドゴール(FG)を成功させ、ポイント・アフター・タッチダウン(PAT)も40本すべて成功。計121得点を挙げ、マウンテン・ウエスト・カンファレンスの得点王に輝くなど、いま全米で注目を集めるキッカーのひとりだ。
NFL公式のコンテンツプロデューサーを務めるボビー・コウナック氏も、今回のドラフトの注目選手として松澤の名前を挙げ、「27歳のカンセイ・マツザワは、すでにハワイ大学で輝かしい大学キャリアを築いている」と紹介。松澤とアメリカンフットボールとの出会いについて、こう記している。
「千葉県市川市出身のマツザワは、もともとはサッカー選手だった。しかし、アメリカでNFLの試合を観戦したことをきっかけに、キッカーへの転向を決意。YouTubeで独学しながら技術を磨き、オハイオ州のホッキング・カレッジで本格的に競技を始め、その後ハワイ大学へ編入し、全米屈指のキッカーへと成長した」
さらにハワイ大学での実績については、「プログラム史上初の満場一致によるオールアメリカンに選出され、シーズン開幕から25本連続でFGを成功させ、FBSタイ記録を樹立。17年のNFLキャリアを持つジェイソン・イーラム以来となる、ハワイ大学のルー・グローザ賞ファイナリストにも名を連ねた」と伝え、最後に「日本人キッカーとしてNFLドラフトで指名されれば、大きな歴史的快挙となる」と期待を寄せた。
松澤は全257の指名枠にその名を連ねることができるのか。歴史的瞬間から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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