
STU48の石田千穂が、2年ぶりとなるサード写真集「天職」(集英社)を4月22日に発売した。24歳の大人の女性に成長した姿を収めたという今作。5月31日(日)に卒業コンサートを開催する石田にとって、「天職だった」と語るアイドル人生最後の写真集にもなる。シンガポールでの撮影を振り返りながら、これからもファンとの交流を大切にしたいという石田の言葉を届ける。
■24歳、かわいいだけじゃない大人な魅力で迫る一冊
――今回の写真集、まず表紙の石田さんがすてきなお姉さんすぎますね。
ありがとうございます! 今回の写真集はそれがテーマにあって、「9年たってお姉さんになりました」みたいな、デビューからの成長した今の姿を皆さんに見ていただきたいという思いで撮りました。
ファースト写真集が18歳のときで、まだあどけなくて初々しい感じ。セカンド写真集は22歳になって、グラビアにもだいぶ慣れたときだったので、台湾で「イエーイ! 楽しい!」って感じで撮った思い出があります。そこから今度は24歳での3冊目なので、大人な姿を収めたいとお願いしました。
――「天職」というタイトルなので、アイドル全開のかわいらしいカット満載というのを想像していました。
もちろん、衣装も表情もかわいいカットはたくさんあります。でも、それ以上に今の私の魅力はそれだけじゃないぞっていうのを詰め込みました。
――シンガポールの印象は?
海外はお仕事で何度か行っていますが、シンガポールは初めてで。居心地はいいし、快適だし、街もきれいで、今までは日本が一番だなって思っていましたけど、シンガポールも最高でした。何よりご飯がおいしくて、行った海外の中で圧倒的に一番好きになりました。
チキンライス(海南鶏飯)が有名なのは知っていましたけど、写真で見たときはシンプルで、「なんだかダイエット食みたいだな」と思っていたんですよね。でも、食べたらめっちゃジューシーで! パラパラのご飯にも鶏の旨味が凝縮されていて、本当においしかったです。
■衣装さまざまな中、注目はお姉さん的露出カット
――衣装ではどれが見どころになりますか?
ランジェリーや水着も大人っぽくてすてきだなと思いつつ、個人的なお気に入りはチュールのふわふわっとしたお洋服です。こういうの着たいなあ~ってお願いしたら、すっごいフリフリを用意してくださって。あまりにオシャレすぎてはしゃいじゃいました。私の推し衣装です!
――では、推しのカットはどれでしょうか?
先行カットで公開した水色のランジェリーのもので、大人的に盛れたなって思うお気に入りのカットです。ドキッとしてくれた方が多いみたいでうれしいです。
――リリース時の紹介文には、「彼女史上最高のオトナSEXYカットにも挑戦」と書いてありました。これはどんなカットなのでしょうか?
「お尻!」みたいなカットとか、「お風呂!」「水着はだけた!」みたいな(笑)。今までやったことがないぐらいのお姉さん的露出カットです。楽しみにしていてください(笑)。

■これまでの写真集と見比べれば分かる「年頃の女の子はこんなにも変わる」
――撮影中、印象的な出来事はありましたか?
大きいクルーザーのような船の上で撮ったのが、開放感もあってよかったですね。STU48は船上劇場で公演をしてきたグループなので、卒業記念の写真集は、それを思い出したいと思ってお願いしました。
――この写真集を通して、ファンの皆さんに一番見てもらいたいポイントはどこでしょうか?
やっぱり、お姉さんになった私ですね。「あのガキンチョも、こんなにきれいなお姉さんになりました」っていうのが伝わる一冊だと思います。たぶん、懐かしい気持ちにもなると思うので、以前の写真集とも見比べてみてほしいです。年頃の女性はこんなにも変わるんだなって、自分でも見ていて思いました。
――STU48としての写真集はこれが最後になりますが、次のお話があったらどうしますか?
もちろん出したいです! 今回は“白い海岸”に行ってみたいという夢をかなえていただいて、次があるならハワイに行きたいです。ハワイ、まだ行ったことないんですよ。ハワイの海岸で撮影していただきたいなって思います。

■天職だったアイドル活動、秋元康が寄せたコメントに共感の涙
――写真集の帯には、「好きってだけじゃ、続かない。9年間面白がってアイドルを続けた人を、天職と呼ぶ」という文言が載っています。どんな意味が込められているのでしょうか?
この文は、秋元康先生が考えてくださったものです。9年間、すごく楽しいことばかりでしたけど、悩むこと、悔しい出来事もいっぱいありました。そんなときも、なんだかんだと楽しくアイドルをしていたし、そんな時期も自分にとって必要で大切な時期だったなと思います。そういう私の気持ちを分かっていてくれたのかなって、この文章を頂いたときは共感する部分がいっぱいあって泣きそうになりました。
――では、「天職」というタイトルも秋元さんが?
はい。いくつか候補を頂いて、「これだ!」と思ったのが「天職」でした。
――改めて、STU48としてのアイドル活動は天職でしたか?
もちろんです。本当に天職でした。アイドルになる前の私は、なにかが得意、これができると言えるものを持たなかったけど、アイドルになってからはどんどん自分に自信が付いていって、アイドルというお仕事のおかげで楽しく9年間を過ごせたなと思います。
――STU48の9年間を振り返って、記憶に強く残っている出来事、光景はありますか?
17歳のときにやった初めてのソロコンサートですね。やりたいことを全部詰め込んで、会場一面が私のファンという光景が初めてだったので、今も一番記憶に強く残っています。すごく楽しくて幸せな時間でした。
■卒業を相談した中村舞と勘の鋭い谷口茉妃菜
――卒業についてはメンバーのどなたかに相談しましたか?
めっちゃ仲良しな中村舞ちゃんには、卒業を考え出した時期から相談をしていました。「卒業しないでください」って定期的に連絡が来て、私もずいぶん悩みました。あと、同期(一期生)の谷口茉妃菜ちゃん。まひちゃんは勘が鋭くて、去年の年越し、一緒に汁なし担々麺を食べに行ったときに、「卒業するでしょ? するつもりでしょ?」って詰められて(笑)。「近々発表します」って白状しました。他のメンバーにはファンの皆さんへの発表と同じタイミングで、私が全く匂わせていなかったのでめちゃくちゃびっくりされました。
――今回の発表はファンもびっくりしていた様子です。
ファンの方からもメンバーからも、「10周年までは絶対にいると思っていた」と言われました。「え、なんで?」って。私的には1年越しの発表で、1年前に卒業の相談をしたときは10周年のことは全く頭になかったんですよね。今考えれば、「あと1年で10周年だったかー!」って、その手もあったな、みたいな感じです(笑)。
■ファンの皆さんとの交流は卒業後も大切に
――5月31日に東京・Kanadevia Hallで開催する卒業コンサートまで、あと2カ月くらい(取材時)ですが、今はどんな心境ですか?
今は9周年コンサート(4月3日~5日)に向けて絶賛準備中なので、そっちの方で頭がいっぱいです。卒業のことは一旦頭から外して、「9周年、頑張るぞ!」って。多分、9周年コンサートを終えたあたりから、いろんな“最後のなになに”が続いて、寂しさを実感していくんだろうなと思います。
――ファンとの交流もあとわずかになりますね。
STU48ではそうかもしれないですね。でも、ファンの皆さんとの交流は卒業後も大切にして続けていきたいです。私は握手会きっかけでファンの方が増えて、選抜というポジションもファンに支えられてのものなので、卒業後も今までと変わらない頻度で皆さんとお会いするイベントをできたらいいなと思います。
――では、写真集の発売を楽しみにしているファンに向けてメッセージをお願いします。
24歳になった大人な私の姿を収めた一冊です。いろいろな衣装、たくさんの写真を見ていただきたいです。4月25日(土)に東京・池袋のジュンク堂書店、5月16日(土)に東京・高田馬場の芳林堂書店、5月23日(土)にタワーレコード広島でお渡し会も開催します。卒業前にファンの皆さんとお話できる機会というのはもう限られているので、ぜひ会いに来ていただけるとうれしいです。
◆取材・文=鈴木康道


