
【問題】
日常会話では頻繁に使うのに、漢字で書かれると「え、これ何て読むの?」となる代表格です。あっという間に答えが浮かびますか?
★ ヒント
「あっという間に」「瞬く間に」という意味の副詞です。「空が忽ち曇った」のように、物事が急激に変化するさまを表します。漢字一字で「こつ」とも読みます。
【解説】

「忽ち」は「たちまち」と読み、非常に短い時間で物事が起こるさまを表す副詞です。「忽」の字は音読みで「こつ」と読み、「忽然(こつぜん)」という熟語では「突然姿を消す」という意味で使われます。この漢字には「おろそかにする」「ゆるがせにする」という意味もあり、「忽せ(ゆるがせ)」という読みも存在します。「たちまち」の語源は「立ち待ち」、つまり立って待っている間という極めて短い時間を表したとする説が有力です。古典文学では頻出の言葉で、『枕草子』や『徒然草』にも登場します。現代でも「忽ち人気になった」「忽ち売り切れた」など、日常的に口にする場面は多いのに漢字表記の認知度は低めです。読めると古典から現代文まで、文章の理解がぐっと広がる一字です。
身近な言葉ほど漢字にすると驚きがありますよね。次回もあなたの漢字力を試す問題を用意していますので、ぜひチャレンジしてください!



