
「ニコニコ動画」の大規模イベント「ニコニコ超会議2026」が、4月25日、26日の二日間にわたり、千葉・幕張メッセ国際展示場1~11ホール・イベントホールにて開催された。本イベントではクリエーター陣による出展スペースやライブステージなど数多くの企画が実施。25日に行われた「超ニコニコ盆踊り【第一部】」では、歌手の小林幸子がゲストとして登場。桜の化身「花咲かばあさん」として生歌唱を披露した。
■ラスボス・小林幸子が会場内を“桜の花”で染め上げる
会場内に設置された“超ネオやぐら”では「アイドル」「Get Wild」などの名曲に合わせ、参加者たちが盆踊りを踊ったりと熱気がうかがえる。そして、「お待たせしました。スペシャルゲストの登場でございます!」といった言葉とともに、“ラスボス”の愛称でも親しまれる・小林が登場。周りからは「幸子さま~!」と呼ぶ声が次々と上がっていく。

これまで「ニコニコ超会議」に何度も出演している小林は「元気だった~!?」と気さくに声をかけたりと、参加者との交流も欠かせない。今年は会場に桜の花を咲かせるということで、「我こそは、花咲かばあさんです」と桜の大木をイメージした巨大衣装を身にまとい、和楽器でのアレンジが耳に残る「和楽・千本櫻」と「千本桜」を歌い上げた。
歌唱中には設置されている配信画面のコメント欄が桜の花で埋まったり、参加者のペンライトがピンク色に染まったりと、まさに春らしい雰囲気に。さらに、ステージ上には花吹雪が舞い、小林の存在感をより一層高めていく。最後には「ありがとうございました!」と口にし、約10分間の生歌唱ステージは幕を閉じた。


■「70代は結構楽しい」年齢にとらわれない数々の挑戦
ステージ出演後に行われた囲み取材では、「ニコニコ超会議」出演について「故郷(ふるさと)の友達と会っているような感じがいつもするんですよね」「出演する度に『元気だった?』という会話をいつもしているので、たくさんの家族に会ったような感覚でいます」と語っており、長年にわたって築き上げてきたニコニコユーザーとの絆が見てとれる。
今年は“花咲かばあさん”としてステージを盛り上げたが、着用しているヘッドドレスの制作を手がけたのは、アーティストであり花結い師のTAKAYA氏だ。重さは1キロとそこまで重量はないようで、「桜が咲いているところの周りには人がたくさん集まって、優しい気持ちや笑顔にさせている」ことをコンセプトにしているそう。

また、これまでヘヴィメタルやギャルといった、個性的な衣装や演出で人々を熱狂させ続けてきた小林。「ギャルの格好でDJをしたり、プロレスをしたりといろんなことをやりました」「私も70代に入ったんですけど、70代は結構楽しいですよ」と「ニコニコ超会議」出演を経て生まれた面白さについても口にする。
そんな小林は「ニコニコ動画」「ニコニコ超会議」を、運営側や参加者関係なく“皆が一緒に楽しむもの”だと捉えているそうだ。「皆が会場に走ってくる時の表情が本当に楽しそうだし、ワクワクしているんですよね。『その思いは大切にしなくちゃ、裏切っちゃいけないな』と。そのためには『どんなことをしたらいいのかな?』と思っています」「同じところで一つにまとまって掛け声を上げたりしているところは、家族みたいで『いいな』と思いますし、毎年そうなんですけど『今年も(ニコニコ超会議が)はじまったな』って」。
ステージだけでなく、囲み取材からも小林の“ニコニコ愛”が存分に伝わってくる。そして、最後には「私に一つの楽しみを与えてくれた『ニコニコ動画』が続く限り、歌っていきたいと思うと同時に、私でよければ『何でも協力したい』と感じています」というメッセージを残し、この場を締めくくった。
◆取材・文=渡辺美咲


