今季開幕から二刀流でプレーするドジャース・大谷翔平。このところバッティングは低調で、昨年8月24日(日本時間25日)から続けていた連続出塁記録が、4月22日(同23日)のジャイアンツ戦で、「53」でストップした。
一方、投手としては好調で、今季4試合24イニングで自責点1、防御率0.38と圧巻の数字を残している。
そんな投手・大谷の凄さについて、今年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンの投手コーチだった能見篤史氏が激白。4月25日放送の「せやねん!」(MBSテレビ)に出演した能見氏は、WBCの試合で登板することはなかった大谷の、調整での投球を見てきたと明かしている。
「もうプランは決まっていたので。どの日にピッチングして、どの日にバッター相手に投げてというのも明確に出ていたので、そこは一緒に行って見た」
「日本であのクラスのボールを投げる投手はいないです」
目の前で見た大谷のピッチングを見て、どんな印象を抱いたかといえば、
「ピッチングは基本的に全力ではほぼ投げないので、いろんな球種を投げるんですけど、バッター相手となると、球速は158キロぐらいまで上がってくる。真っ直ぐは速いんですけど、なによりもスイーパーであったり、ツーシーム系のボールとかは、日本ではあのクラスのボールを投げる投手はいないです。えげつないです。曲がるといっても、バッターもイメージ的にある程度は予測するんですけど、スイーパー自体が速いので、出だしが真っ直ぐに見える。その中で合わせていって振りにいったら、真横に曲がっていく」
大谷は4月26日(日本時間27日)のカブス戦で12試合60打席ぶりの6号ソロを放ち、打者として復調の兆しが見え始めた。今季の大谷はサイ・ヤング賞狙いで投手に軸足を置いているという声があるが、そこは本塁打王タイトルを獲った男。相手投手にとって脅威の打者となり続けるのは間違いない。
(鈴木十朗)

