男子テニス世界ランキング28位のジャック・ドレイパー(イギリス)が4月29日に自身のインスタグラム(@jackdraper)のストーリーズ(24時間で自動消去される投稿)を更新し、約1カ月後に開幕する今季2つ目のテニス四大大会「全仏オープン」(5月24日~6月7日/フランス・パリ/クレーコート)をヒザのケガにより欠場すると発表した。
現在24歳のドレイパーは昨年9月の全米オープン2回戦を左腕の負傷により途中棄権し、昨シーズンを早期終了。約5カ月間の戦線離脱を経て、今年2月に競技に復帰した。ツアー復帰戦となった「ドバイ選手権」(ATP500)ではカンタン・アリス(フランス/現91位)との1回戦に勝利して約半年ぶりの白星を挙げると、3月の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000)ではタイトル防衛こそ逃したものの、4回戦で四大大会24勝を誇る元王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現4位)を破り、ブランク明けから好パフォーマンスを見せていた。
しかしクレーシーズンに入るとドレイパーに再び試練が襲いかかる。先々週行なわれた「バルセロナ・オープン」(ATP500)1回戦でトマス・マルティン・エチェベリ(アルゼンチン/現29位)と対戦した際に右ヒザを痛め、第3セット途中で棄権。現在開催中の「マドリード・オープン」(4月22日~5月3日/ATP1000)は欠場し、この後の「イタリア国際」(5月6日~17日/ATP1000)もすでに出場辞退を表明している。
そして今度はローランギャロス(全仏)を見送る苦渋の決断を下したドレイパー。先日には自身のSNSで「パリに間に合う可能性は十分にあると思っています」と意欲を示していただけに、その悔しさは計り知れないが、今回の投稿でも24歳は前向きな言葉を綴っている。
「ヒザは回復に向かっていて、ボールを打つ練習も再開しているのですが、残念ながら全仏には出場しないよう進言されました。全豪オープンに続いて、またグランドスラム(四大大会)を欠場しなければならないのは本当に悔しいですが、負荷のかかるクレーコートでいきなり5セットマッチをプレーすることは難しいという判断に至りました」
「昨年負った腕のケガの影響でトレーニングにも制限がありましたが、ここで治療とフィジカル強化の時間を取ることで、自分がなりたい選手像に近づいた状態でコートに戻れると思っています。またすぐにお会いましょう!」
芝コートシーズンでの復帰を目指すドレイパーの1日も早い回復を願うばかりだ。
文●中村光佑
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