ロサンゼルス・エンジェルスが負け続けている。現地4月29日のシカゴ・ホワイトソックス戦に敗れて6連敗。直近11試合で10敗と黒星が大きく先行している状況だ。
球団50年ぶりとなる2年連続ア・リーグ西地区最下位に沈んだエンジェルスは、迎えた今シーズンも大きな補強はなく、若手と不振から脱却を目指すFA選手でチームを構成。しかし、低迷ぶりは相変わらずだ。
米誌『Sports Illustrated』のジェフ・ジョイナー記者は4月29日の記事で、「エンジェルスは2026年に球団史上初の100敗を喫するのか。現状、100敗ペースで進んでいる」と言及した。
「現時点で、順調に100敗ペースで進んでいる。現在の勝率.375でシーズンを終えると仮定した場合、60.75勝、101.25敗する計算になる。四捨五入すれば61勝101敗だ」
それではエンジェルスは、実際に100敗を喫してしまうのか。ジョイナー記者は「100敗する」理由と、「100敗しない」理由を併記。「100敗する」理由として挙げたのがブルペン陣の脆弱性と打線の貧弱性だった。
「エンジェルスのブルペンはひどく、改善する見込みはほとんどない。毎晩のように崩れてしまう。リリーフ陣の選択肢が限られる状態で、しかもカート・スズキ監督は投球内容や傾向を考慮せずに采配を振るう傾向がある。また、打線もつながらない。とくにジョシュ・ロウと捕手(今季はローガン・オホッピーを軸に、トラビス・ダーノー、セバスティアン・リベロが補佐する体制)の打力は大きな穴だ。この2人がそれぞれ4打席与えられた場合、何の抵抗もなく、少なくとも7つのアウトを献上することになる」
一方、「100敗しない」理由は、希望的観測に基づくものだった。「思い切って言えば、敗戦数は二桁にとどまるだろう。ただ、90敗以上するのは確実で、それでも100敗未満に落ち着くと見る。しかし、主砲マイク・トラウト、左腕ホセ・ソリアーノ、遊撃手ザック・ネトの誰かが長期離脱するようなら、100敗を超えるだろう」。
トラウトがリーグ4位タイの10本塁打を放ち、ソリアーノがリーグトップタイの5勝をマーク。守備の要で、新たなチームの顔になりつつあるネトの存在も大きい。それでも現状は12勝20敗でア・リーグ西地区4位(5位のヒューストン・アストロズは11勝19敗)に位置している。
大谷翔平を擁していても、一度もポストシーズンに進出できなかったエンジェルス。11年連続でポストシーズンを逃す低迷期から、今年こそ脱することができるのか。それとも不甲斐ない記録を12年に更新してしまうのか。
構成●THE DIGEST編集部
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