
映画「腹をくくって」企画発表記者会見が5月1日に開催され、木村大作監督が出席。キャストの発表が行われ、木村が作品への思いやキャスティングについて語った。
■木村大作監督、合計5役を自ら担当「腹をくくって」
木村監督は、黒澤明監督作品に撮影助手として参加し、以降キャメラマン(撮影監督)として「八甲田山」「鉄道員(ぽっぽや)」、監督としても「劒岳 点の記」「散り椿」など数々の名作を創り続けている。そんな木村が、監督・撮影に加え、企画・脚本・編集の合計5役を自ら担当し、これまでに培った経験と技術の全てを注ぎ込む《本物の日本映画》の製作に乗り出した。
時代小説の名手・山本周五郎さんの短編に着想を得たストーリーには“敵討ち”“暗殺”“決闘”という3つの大きな見所を配しながら、日本人としての美しく潔い生きざまを描く。そしてその物語を、木村がこだわり続けるCG無しでのリアル撮影によって、四季折々の美しく、そして荘厳な日本の風土を存分に散りばめた映像の中で映し出していく。
キャストには主役の山崎賢人をはじめ、松山ケンイチ、松田龍平、古川琴音、北大路欣也、渡辺謙、阿部寛、佐藤浩市が名を連ねる。

■木村大作監督、映画の一番の売りは「キャスティング」
キャスティングについて木村監督は「素晴らしい人がこの映画に出ていただけるということで、本当に喜んでいます」と喜び。「みなさんとはもうお会いしていますが、ニコニコ応対してくれているので、非常にやる気になっていただいている」と語り、渡辺にはまだ会っておらず、今後会う予定だと明かした。
さらに木村監督は「この映画の一番の売りはキャスティングです」と告白。「これだけの人が集まるんですよ。なかなかのもんだと思うんですよね」と自信を覗かせ「この映画が封切ってコケたりしたらね、もう日本映画は終わりだよね。自分も終わりだと思っています」と口にした。
木村監督は「スケジュール表を1年前に俳優さんに全部渡しました。このスケジュールで出来ないのであれば受けなくて結構です、このスケジュールに従ってやってください、と。映画のスケジュールで俳優さんを集めたかったからです」と回想。「みなさん了解してくれて、集まっていただいた。この映画の最大の売りは俳優さんです」と胸を張った。
山崎を主演に選んだ理由を木村監督は、山崎と会ったときに「美しい青年を見た」と感じたと回顧。「素の姿がいいなと感じました」と打ち明け「ものすごく純真で純朴で非常にナイーブで。ある角度へいくと男の色気、ものすごくインテリジェンスのある顔」と山崎の魅力を告白していた。
◆取材・文=朝日奈風果

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記。

