男子テニスの錦織圭が、5月1日に自身のSNSで今季限りでの現役引退を発表した。
2014年の全米オープンで準優勝、他の4大大会ではすべて複数回のベスト8入りを果たすなど、日本テニス史に残る偉業を打ち立ててきた36歳の決断に、「修造チャレンジトップジュニアキャンプ」で錦織を指導した松岡修造氏が、自身のインスタグラムに思いを綴った。
松岡氏は「“ついにこの時がやってきてしまった”」と切り出すと、「錦織圭選手が今シーズン限りでの引退を発表しました。律儀な錦織選手らしく、事前にメッセージをいただいていた。その言葉、そしてジュニア合宿での思い出、『錦織圭チャレンジ』を何度も思い返し、感極まり続けた日々でした」と明かし、「錦織選手について語り始めると、このまま何時間も書き続けてしまいそうなので、今は3つの“叫び”に絞ります」と続ける。
まず1つ目は「ありがとう圭!」。「錦織選手には、感謝しかありません。小学校5年生のとき、雷に打たれたような出会い。そして指導者として、僕自身がテニスのイマジネーションを含め、数えきれないほど多くのことを学ばせてもらいました。世界のテニスに変革をもたらした錦織圭選手は、まさに日本の宝です」と激賞する。
続く2つ目は「まだ勝てるぞ圭!」。「引退という決断に至るまで、どれだけ大きな葛藤があったことか。なぜなら、今でも錦織選手のテニスは世界で十分に勝てるから。若手選手、パワーテニス、テニス界は変わってきた。それでも、錦織選手のテニスは別格です。『自分のテニスができれば、必ず勝てる。』『テニスが楽しい。まだ成長できる。伸びしろがある。』そんな思いを、きっと持ち続けていたはずです。しかし、試合に出るたびに、体が悲鳴を上げる。その現実とモチベーションの間で、苦しい決断をしたのだと思います」と慮る。
さらに3つ目は「引退を決めたからこそ強くなれる!」。「引退を決めたとき、人は最後のエネルギーを解き放つ。モチベーションはさらに上がり、最後のパワーが充電される。今シーズン限り。僕自身も、その勇姿を見届ける覚悟ができました。だからこそ...これまでと変わらず、全力で応援させてください!」と呼びかけた。
熱い心で知られる松岡氏が、約700字で錦織に渾身のメッセージを送った。
構成●THE DIGEST編集部
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