
“キング・オブ・クール”と呼ばれ、1970年代のアメリカ映画界のスターであったスティーブ・マックイーン。BS12 トゥエルビ(BS222ch※全国無料)の「土曜洋画劇場」(毎週土曜夜7:00~)では、5月9日(土)からマックイーン主演の映画、「シンシナティ・キッド」「華麗なる賭け」「ブリット」「ゲッタウェイ」を4週連続で放送する。
■ポーカーの世界で頂点を狙う孤高の勝負師を演じた「シンシナティ・キッド」
5月9日(土)夜7:00-9:00
ニューオーリンズを舞台に、若き天才ポーカー・プレイヤーが伝説的ギャンブラーに挑む姿を描いた心理ドラマ。マックイーンは、野心と未熟さを併せ持つ主人公を演じ、のちに確立されるクールなスター像の原型を示している。一方、経験と余裕で若き主人公キッドを圧倒する老プレイヤーをエドワード・G・ロビンソンが好演。さらに、主題歌であるレイ・チャールズの「The Cincinnati Kid」のジャズの響きが、勝負の緊張感をいっそう際立たせる。
ストーリー=年は若いが、無類の勘と度胸で、ミシシッピ川流域一帯にシンシナティ・キッド(スティーブ・マックイーン)の異名をはせるポーカーの勝負師がいた。彼が名人位獲得の野心に燃え、30年にわたるタイトル保持者に挑戦することになった。頭脳と運と気力の限りを尽くす大手合わせをクライマックスに、勝負師に寄せる女の愛の悲しさを描く。

■巧妙な頭脳戦が展開する犯罪ドラマ「華麗なる賭け」
5月16日(土)夜7:00-9:00
知的な富豪と保険調査員の駆け引きを描くクライム・ロマンス。マックイーンは余裕と色気をまとった大人の男を演じ、新境地を開いた。共演に「俺たちに明日はない」「チャイナタウン」のフェイ・ダナウェイ。監督は「シンシナティ・キッド」でもマックイーンと組んだノーマン・ジュイソン。音楽はミシェル・ルグランが手がけ、ノエル・ハリソンが歌う主題歌「風のささやき」はアカデミー歌曲賞を受賞した。
ストーリー=危険な冒険に魅せられているセレブ紳士のトーマス・クラウン(スティーブ・マックイーン)は、かねてより計画していた銀行強盗を初顔合わせの男たちに命じ、見事に成功。その後、銀行が加入していた保険会社の調査員ヴィッキー(フェイ・ダナウェイ)は、マローン警部(ポール・バーク)と協力して調査を行ううち、トーマスを犯人と睨むようになるものの、同時に彼に心惹かれてしまう。一方クラウンは、再び銀行を襲って南米に逃れる計画をビッキーに打ち明けたあと、その計画を実行に移す。

■映画史に残るカーチェイスで知られる刑事アクション「ブリット」
5月23日(土)夜7:00-9:15
カーアクションの歴史を塗り替えた衝撃の刑事アクション。坂の街サンフランシスコを舞台に、寡黙な刑事ブリットを演じるマックイーンが自らハンドルを握りカースタントにも挑戦。監督はレースドライバー出身のピーター・イエーツ。監督自ら手持ちカメラで撮影した時速160kmのクラッシュシーンは圧巻の迫力だ。本作はその革新的な編集が評価され、第41回アカデミー賞編集賞を受賞した。
ストーリー=シンジケートを裏切ったロスを政治的に利用しようと、チャルマース上院議員は敏腕刑事ブリット(スティーブ・マックイーン)にロスの護衛を命じる。だが、ロスは何者かに襲われ、死亡してしまう。高圧的なチャルマース(ロバート・ボーン)への反感も加わり、ブリットは独自の捜査を開始。ロスが生きているように見せかけて犯人をおびき出したブリットは、逃げる敵を猛烈に追う。ムスタング390GTVS ダッジ・チャージャー440マグナム!急坂でのジャンプ、フリーウェイの高速走行!凄まじいカー・チェイスの末、ついに殺し屋は自滅したかに見えたが…。

■愛と裏切りが交錯する逃走劇「ゲッタウェイ」
5月30日(土)夜7:00-9:20
銀行強盗とその妻の逃亡を描くハードボイルドサスペンス。追う者と追われる者の関係が次第に反転していく構成が緊張感を高める。マックイーンは生存本能むき出しの男を演じ、晩年期の代表作の一つとなった。共演に「ある愛の詩」で一躍スターとなったアリ・マッグロー。監督は暴力と男の美学を描き続けた異才サム・ペキンパーが務める。
ストーリー=服役中の銀行強盗のドク・マッコイ(スティーブ・マックイーン)は、妻に政治家と裏取引させ、予定より早く出所する。取引の条件は銀行を襲撃すること。出所後、体よく銀行強盗を成功させたマッコイたちだったが、予想だにしなかった裏切りの連鎖がマッコイを襲う。


