
前半に3失点も、後半に追いついた横浜FC。須藤大輔監督が指摘したチームの課題「僕も含めてなのかもしれないですが…」
[J2・J3百年構想リーグEAST-A第14節]横浜FC 3(1PK3)3 相模原/5月2日/ニッパツ三ツ沢球技場
横浜FCは5月2日、J2・J3百年構想リーグEAST-A第14節でSC相模原とホームで対戦。3-3で突入したPK戦を1-3で落とした。
試合には敗れたが、後半は横浜FCの思い通りの展開だったと言えるだろう。前半に3点を奪われたが、後半は選手個々のプレーの質や強度が明らかに上がり、ボールを保持しながら主導権を握って3点を奪い返した。須藤大輔監督が掲げる「インプレッシブサッカー」が体現できていた印象だ。
だからこそ個人的に気になったのが、前半の戦い方である。
相模原との前回対戦(7節/4-2)も2点をリードされる「不甲斐ない前半」(須藤監督)だった。その反省を活かしたいゲームだったはずだが、相手のプレッシングに苦しんだ横浜FCは立ち上がりからリズムを掴めず、ビルドアップのミスを突かれてピンチを招いたり、狭いエリアでのパスのズレも目立った。
21分の1失点目は、敵陣での髙江麗央と山田康太のワンツーをカットされ、そこからカウンターを受けて奪われたもの。33分の3失点目も、髙江のジョアン・パウロへのショートパスを狙われ、そこが相手の攻撃の起点になった。
守備時はボールホルダーに寄せきれない場面が散見され、攻撃に転じてもすぐに潰されてしまう。26度を超える暑さに加え、連戦の疲れなどもあったのだろうが、どこか締まらない前半だった。
「もちろん相模原の縦に速い攻撃、手数をかけない前線へのボールもありましたが、ちょっとふわっとしていた」
試合後にそう振り返ったのは、須藤監督である。
「戦術上、高い位置を取るので、相手の枚数だったり、相手がどこにいるのかを認知しないで攻撃的なポーションを取ると、一発でやられる。それが1失点目に出たと思います。だからそこは攻撃にも守備にも行けるようなポジションを取らなければいけない」
ただ、指揮官は油断があったことも口にする。
「僕も含めてなのかもしれないですが、またできるだろうと。(4-1で快勝した前節の)八戸戦でやれたことが自然にできるだろうという楽観的な考えがあったのかなと思います。だから、これくらいでいいやというポジションを取ってしまうと一発でやられてしまう。試合の入りはしっかりボールを動かしていたし、悪くなかったですけど、そういう一瞬の余裕じゃないですけど、足もとをすくわれた感があります」
当然、前半に複数失点を喫した要因はそれだけでなく、須藤監督は前半に何度かあった決定機を決め切れなかったこと、ボールの失い方の悪さ、出足の一歩の遅さなども指摘していた。次節の栃木シティ戦まで中3日。限られた時間のなかで、どこまで改善できるかが勝点3を掴むためのポイントになりそうだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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