
ももいろクローバーZが、5月3日に東京・千駄ヶ谷の東京体育館と周辺エリアで、結成18周年記念イベント「東京ももクロランド」を開催した。
■結成18周年記念に異なる内容の3公演のライブイベントを開催
1日限定で開催された本イベントは、誰もが一日中楽しめるようなテーマパーク型のライブイベント。メイン会場となった東京体育館周辺とサブアリーナ、隣接するMUFGスタジアム(国立競技場)の外周パークでは、朝からトークショーや映画「幕が上がる」の公開11周年を記念した特別上映など様々なイベントが実施されたほか、コラボフードやグッズ売り場などチケットフリーでも楽しめるエリアが設けられ、終日、多くのファンや家族づれで賑わった。
東京体育館では、朝から内容がまったく異なる3公演のライブを開催。朝10時から開催された第1部「THE DRAW SHOW」は、歌う曲も順番も衣装もヘアメイクも、すべてをくじで決めるという前代未聞のガチンコ歌謡ショーで、ももクロらしいワチャワチャ感とエンターテイナーっぷりに早起きして駆けつけたモノノフ(ファンの呼称)も大満足。
14時からの第2部「お昼のハイテンションショー」は、終始ハイテンションなももクロメンバーが様々な企画に挑戦。プレーヤーとしてのバラエティ能力の高さを発揮すると共に、予定調和ではない展開の連続で会場を大いに沸かせた。
そして、第3部のライブタイトルは「MCZ THE LIVE 2026春 -18th Anniversary Roadmap-」。これぞ“ももクロのライブ”というセットリストと構成で、「東京ももクロランド」を締めくくった。

■第3部のライブは「可視光線」でスタート
「MCZ THE LIVE 2026春 -18th Anniversary Roadmap-」。この日3回目となるオープニングアクトの原田麻衣お姉さんとメキメキガールズによる「MEKIMEKI体操~カラダうごかせ!ニッポン!~」を経て、会場にお馴染みの「overture ~ももいろクローバーZ参上!!~」が流れ出すと、客席を埋め尽くしたモノノフから歓声とコールが沸き起こり、同時に4色のペンライトが大きく揺れ動く。
モノノフの盛大なコールで会場が熱気溢れる一体感に包まれると、チェック柄のメンバーカラーの衣装を纏った4人がステージに登場。いきなりの銀テープ演出と合わせて、2025年にリリースしたシングル「Event Horizon」のカップリング曲「可視光線」でライブはスタートした。ももクロのがむしゃら感や青春感が詰まった初期の人気曲「コノウタ」の令和バージョンとされる「可視光線」を18周年記念ライブの1曲目に持ってくるあたりに、ももクロチームの今回のライブに臨む気概や矜持が感じられた。


■佐々木彩夏「20代最後のツインテールで今回のライブに臨んだ」
続いて2曲目は「ダンシングタンク(ハートマーク)」。ゴーゴーダンスやヘドバンでロックフェスでも会場をぶち上げる、佐々木彩夏から始まる自己紹介ソング。高城れに、玉井詩織と歌い繋ぎ、4人目の百田夏菜子のキラーフレーズ「太陽降臨!」でひと際大きな歓声が上がると、アウトロではモノノフの力強いクラップが響き渡る。
そして、レーザー照明で会場を煽りながら「D'の純情」と「ピンキージョーンズ」へと続いていく。自己紹介ソングの直後に、モノノフのコールが映える初期の人気曲を畳みかける構成で、特別なライブとなることを予感させる幕開けとなった。
ここで最初のMCパートへ。第2部のハイテンションを引きずりながら、お馴染みの自己紹介を全力で披露。高城が「(18周年を迎えたけど)私たちはまだまだいける」と語ると、佐々木は「20代最後のツインテールで今回のライブに臨んだ」と語って会場を盛り上げる。

■ラジオと雑誌のアンケート1位曲「走れ!」も披露
そして、「走れ!」から次のブロックへ。ライブ開催前に、TOKYO FMのレギュラー番組「ももいろクローバーZのハッピー・クローバー!TOP10」と雑誌「日経エンタテインメント!」の連動企画<今、ライブで聴きたいももクロソング>というアンケートで、両方で1位を獲得したライブ人気曲を惜しげもなく序盤で披露。ラスサビではステージ、客席含め会場全体が暗転し、4人が手に持つペンライトとモノノフのペンライトの光だけで照らされるおなじみの美しい光景が広がった。
そんな特別な瞬間を共有すると、すぐさま「ゴリラパンチ」へ。4人体制となって迎えた東京ドームでの10周年ライブの際に、歌い出しを佐々木が担当して特大のインパクトを与えた楽曲を、モニターにニコ生のコメントも映しながらパフォーマンス。久しぶりの披露で会場の熱気をさらに高めると、田中将大投手の登場曲「吼えろ」へ。このように新旧の人気曲を絶妙なバランスで配置したセトリでライブを展開していった。

■10月に千葉県長生村で「秋の桃神祭 2026」開催することを発表
続く幕間の映像タイムで、「秋の桃神祭 2026」が10月17日(土)と18日(日)の2日間、千葉県長生郡長生村 尼ケ台総合公園で開催されることが発表された。モノノフは大歓喜。18周年のお祝いムードがさらに高まったところで後半戦に突入。
シャンパンピンクとピンクゴールドという春らしい新衣装で「GOUNN」を披露。バキバキの照明演出、そしてモノノフのコールが加わることで完成する”ザ・ライブ曲”で会場をさらに熱く盛り上げる。続いて、同じくライブで根強い人気を誇る「Link Link」へ。
この曲では後半からトロッコに乗って客席を移動しながらパフォーマンス。会場中が圧倒的な多幸感に包まれる中、「Friends Friends Friends」へと続く。清竜人による大切な人に向けた歌詞がモノノフともリンクして、ももクロからのメッセージとして響き渡る。そして、2台のトロッコが客席後方で入れ替わると、お待たせしました!と言わんばかりに「行くぜっ!怪盗少女」を披露。リリースから16年経った今もなお愛され続けるももクロのメジャーデビュー曲であり、最大の代表曲の一つ。歌詞や歌割りを変えながら歌い続けてきたこの曲も節目や大事なライブには外せない1曲。


■今のももクロを象徴するアンセム「レナセールセレナーデ」で本編終了
4人がメインステージに戻ると再びMCパートに。改めて「秋の桃神祭 2026」開催の喜びをモノノフと分かち合うと、5月1日に配信リリースされたばかりの新曲「ムネモシュネ」を初披露。ノスタルジックな夏ソングで、これから18周年イヤーを駆け抜けていくももクロとモノノフにぴったりな楽曲となっている。
そして、ライブもラストスパート。「まだまだ踊っていけますか?」という佐々木の煽りから披露されたのは「Chai Maxx」。コールと振りコピでモノノフと一緒にひたすらバカ騒ぎできるライブ大定番曲で会場の熱量と一体感が最高潮に達すると、ラストは「レナセールセレナーデ」。Mrs. GREEN APPLEの大森元貴がももクロに宛てて書き下ろした、今のももクロを象徴するアンセムでスペシャルなライブの本編が終了。
アンコールは、モノノフの特大コールと「ENCORE OVERTURE」を受けて、再びトロッコに乗った4人が登場し、「BIONIC CHERRY」でスタート。疾走感溢れるメロコアパンクサウンドに乗せて、ジャンプやコールで一体感を生み出していく。

■高城れに「これからもももクロのストーリーは続いていく」
2台のトロッコが客席後方に揃うと最後のMCパートへ。百田が改めて18周年の感謝の気持ちを伝え始めると、ここから高城の涙が止まらない。そして、一夜限りの特別なライブの最後に披露されたのは「ヒカリミチ」と「クローバーとダイヤモンド」というももクロにとっても、モノノフにとっても大切な2曲。「ヒカリミチ」はメンバーの4人がタイトルと作詞を担当。「これからもヒカリのさすほうへ止まらずに進み続ける」というメッセージが込められた結成15周年記念ソング。百田が歌う「君がいて 僕がいて 幸せだ」という最後の歌詞が温かく鳴り響く。「クローバーとダイヤモンド」はC&KのCLIEVYが手がけた結成10周年記念ソング。曲後半のモノノフからの「ありがとう」はこの日最大のコールとなり、4色の紙吹雪が舞い散る中でお互いの気持ちを交換し合う尊い時間に。ももクロからモノノフに向けて、これまでの感謝とこれからへの思いと願いが込められたエンディングで2時間のライブを締めくくった。
締めのあいさつでは、高城が「これからもももクロのストーリーは続いていく」と力強く約束。佐々木もモノノフとの出会いに感謝しながら「これからも一緒に過ごす、たくさんの時間を大事にしていきたい」と語る。続いて、玉井が18周年という時間を受け止めつつ、「ももクロとして走り続けていられることを幸せに感じる。これからの人生も一緒に歩んでほしい」とメッセージを送ると、百田が涙を堪えながら「みんなの笑顔が見たくてステージに立ち続けている」と伝えた。百田のあいさつを受けて4人がステージ中央で寄り添う姿に、モノノフからたくさんの「あいがとう」の声がかけられた。


■「MCZ THE LIVE 2026春 -18th Anniversary Roadmap-」
◇5月3日(土)夜6:30開演◇東京・東京体育館
<セットリスト>
M00. overture 〜ももいろクローバーZ参上!!〜
M01. 可視光線
M02. ダンシングタンク(ハートマーク)
M03. D'の純情
M04. ピンキージョーンズ
M05. 走れ! -ZZ ver.-
M06. ゴリラパンチ
M07. 吼えろ
M08. GOUNN
M09. Link Link
M10. Friends Friends Friends
M11. 行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-
M12. ムネモシュネ(新曲)
M13. Chai Maxx
M14. レナセールセレナーデ
~アンコール~
EN1. BIONIC CHERRY
EN2. ヒカリミチ
EN3. クローバーとダイヤモンド


