『チャンピオン・カーニバル2026』優勝者決定トーナメントへ向けた会見が8日、都内ホテルで行われた。
全日本春の祭典・カーニバルは最終戦の5・17大田区大会を残すのみとなった。同大会で行われる決勝トーナメントに勝ち上がったのはAブロック1位・潮崎豪、同2位・斉藤レイ、Bブロック1位・鈴木秀樹、同2位・菊田円の4名。準決勝の組み合わせは「潮崎vs菊田」、「鈴木vsレイ」で、勝者が優勝決定戦を争う。
レイは優勝すれば史上4人目の連覇達成で、ジャイアント馬場、スタン・ハンセン、鈴木みのると名だたるレスラーたちと名を並べることになる。プレッシャーがかかってもおかしくない状況だが、レイは「そんなに気負わずに、まずは目の前の敵、鈴木秀樹をぶっ倒す」とまずは準決勝突破に集中。「その先の決勝戦もまだどっちが来るかわからねえが制して、最後に去年と同じくこのどでけえトロフィーと冷えたビールでみんなの前で乾杯してやるぜ。DOOM!」と予告してみせた。
兄・斉藤ジュンが右目眼窩底骨折のため途中欠場となったが、5・17大田区大会での復帰が決定。「6・6角田大会もあるし、復帰も自ずと早くなるんじゃねえかなと思ったが、正直思った以上の超人というか、うれしい気持ちだぜ」と喜ぶレイにとって連覇へ向けた追い風となりそうだ。
Bブロック首位通過を果たした鈴木は開幕前、三冠王者・宮原と優勝戦で対決する青写真を描いていた。が、宮原のブロック敗退によって消滅。「三冠のベルトとチャンピオン・カーニバル優勝することは序列があるわけじゃないですし、別で考えてます」との意向を示した鈴木は「今現在、宮原健斗のことは考えてません。余計なことをした真霜拳號に怒りがあるだけです」と気持ちを切り替え、「今回は開幕戦からずっと『優勝です』と言ってきました。優勝です」と春の栄冠を見据えた。
準決勝のレイ戦は雪辱戦。昨年も準決勝で対決し、わずか1分49秒、張り手連打によってKO負けを喫している。1年前の記憶がないかのように「去年と同じように絞め落としたいなと思います」と宣言した鈴木は会見後、レイと向き合うと右手を差し出した。心理戦を仕掛けたのは明らかだったが、レイは握手に応じた次の瞬間、鈴木のノドをむんずとつかむや詰め寄り、「リング上でぶっ倒されるのはお前だ! 楽しみにしてろ!」と通告。準決勝を前にピリピリムードが漂った。
【会見の模様】
▼潮崎「チャンピオン・カーニバル2026優勝決定戦。ここに来るまでに自分が思った以上に、想像以上に体がボロボロになりました。安齊勇馬、宮原健斗、羆嵐、斉藤レイ、真霜拳號、オデッセイ、タロース。その厳しい戦いを、厳しいブロックを戦い抜いたからこそ、この痛みというものがあると思います。その痛みもすべて乗り越えて、このチャンピオン・カーニバル、このトロフィーをいただきます。優勝するのは俺だ」
▼菊田「全日本プロレスを潰す。以上」
▼鈴木「今回は開幕戦からずっと『優勝です』と言ってきました。優勝です」
▼レイ「斉藤ブラザーズ弟の斉藤レイだ。今回のチャンピオン・カーニバル。この俺、斉藤レイは歴史的快挙の2連覇がかかっている。だがな、そんなに気負わずに、まずは目の前の敵、鈴木秀樹をぶっ倒す。そして、その先の決勝戦もまだどっちが来るかわからねえが制して、最後に去年と同じく、このどでけえトロフィーと冷えたビールでみんなの前で乾杯してやるぜ。DOOM!」
――準決勝が昨年と同じカードとなったが?
▼鈴木「去年と同じように絞め落としたいなと思います」
▼レイ「まあ俺も去年と一緒で、張り倒してやりてえと思うぜ」
――5・5後楽園大会で「全日本プロレス最強」の言葉で締めたが、どんな思いが込められている?
▼潮崎「自分が全日本プロレスのリングで戦った、そのままの感想ですね。自分はプロレスをやっているという満足感と充実感。あのリングで伝えたかったというのが最強という言葉になりましたね」
――初優勝にかける思いも感じたが?
▼潮崎「自分が以前、全日本プロレスにいた11年前、このチャンピオン・カーニバルというものを制してないので、最初から優勝というものが、優勝をつかみにいくものを考えてたんで。そして、こうやってここにいる4選手のトーナメントですけど、やり合えるというのを楽しみにしてます」
――優勝後に描いているものはある?
▼菊田「優勝したら教えてやるよ」
――菊田選手にどんな印象がある?
▼潮崎「リング上で戦ってないんでね。その印象というものは特に持ってないんですけど、向かい合ったら楽しそうだなと。そういう印象です」
――脇腹の負傷の状況は大丈夫?
▼潮崎「その負傷も痛みも一緒に優勝します」
――宮原との対戦を希望していたが、優勝したら三冠戦を見据えている?
▼鈴木「いや、それとこれとは別だなと思っていて。三冠のベルトというものとチャンピオン・カーニバル優勝するということは序列があるわけじゃないですし、チャンピオン・カーニバル優勝は優勝で三冠とは別で考えてます。ただ、宮原健斗と戦いたいと純粋な思いがあって開幕戦で話したので。三冠ベルト、正直考えながら戦うことができなかったので。今現在、宮原健斗のことは考えてません。余計なことをした真霜拳號に怒りがあるだけです」
――潮崎選手の印象は?
▼菊田「まあケガをしてるただのオッサンにこの俺、菊田円が負けるわけないんだ。今すぐにでも辞退した方がいいと思うよ」
――菊田選手の発言を受けて?
▼潮崎「優勝決定戦ここまで俺も上がってきた。向こうも上がってきた。こんな面白いチャンスないですよ。ケガしててもやりますよ」
――この大田区大会でジュン選手の復帰も決まったが、刺激になる?
▼レイ「ジュンはな、わりと早い段階でもう元気いっぱいになってて、復帰ももちろん、今後の話だけれども、6・6角田大会もあるし、復帰も自ずと早くなるんじゃねえかなとは思ったが、正直思った以上の超人というか、うれしい気持ちだぜ。俺の欠場が去年から長かった分、兄・斉藤ジュンの復帰が早いのというのは純粋にうれしい気持ちだな」
※写真撮影後。鈴木が握手を求めると、応じたレイは次の瞬間、鈴木のノドをつかみながら詰め寄る
▼レイ「リング上でぶっ倒されるのはお前だ! 楽しみにしてろ!」

