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桜田ひより「先にある希望を描きたい」2026年秋に主演映画「星の教室」が公開

桜田ひより「先にある希望を描きたい」2026年秋に主演映画「星の教室」が公開

映画 「星の教室」2026年秋全国公開
映画 「星の教室」2026年秋全国公開 / ※提供写真

桜田ひよりが主演を務める映画「星の教室」が2026年秋に公開される。本作は、角川春樹氏のラストを飾る総監督作品となる。

■義務教育を終えられなかった大人たちの集う“夜間中学”が舞台

「犬神家の一族」(1976年)を皮切りに、「人間の証明」(1977年)、「セーラー服と機関銃」(1981年)、「時をかける少女」(1983年)、「天と地と」(1990年)などを手掛け続けてきた角川氏。その最後の総監督作品として、映画「星の教室」の製作が決定し、4月より撮影が開始された。

メガホンを取るのは、「四月の永い夢」(2017年)や第38回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品された「恒星の向こう側」も手掛ける中川龍太郎監督。

そして、主演は「交換ウソ日記」(2023年)、「ブルーピリオド」(2024年)、「バジーノイズ」(2024年)など、話題作への出演が続く桜田が務める。

原作は、「みをつくし料理帖」や「あきない世傳 金と銀」など、数々の時代小説や人間ドラマを執筆するベストセラー作家・高田郁氏による同名小説「星の教室」。さまざまな事情で義務教育を終えられなかった大人たちの集う“夜間中学”を舞台に、人生につまずきながらも、再び希望を見出していく人々の姿が描かれる。
原作の「星の教室」書影
原作の「星の教室」書影 / (C)2026 映画「星の教室」製作委員会


■角川春樹総監督コメント「理不尽さや影をしっかり見つめながらも、その先にある“希望”を描きたい」

原作「星の教室」で描かれている不登校や同調圧力の問題は、20年以上前の物語でありながら、むしろ今の社会の方が深刻になっていると感じています。実際、自分の子供も学校の中で孤立し、「人と違うこと」を理由に否定される経験をしてきました。日本の教育は従順さを重視し、主体性を持つことを難しくしている。その違和感や怒りが、この作品を作る原動力になっています。

ただ、この映画は“暗さ”だけを描く作品ではありません。社会や学校に存在する理不尽さや影をしっかり見つめながらも、その先にある“希望”を描きたいと思っています。苦しみを描くからこそ、光が生まれる。そこがこの作品の大切なテーマです。

今回、中川龍太郎監督に託したことで、この物語はさらに豊かなものになると感じています。中川監督は、若い俳優たちの繊細な感情を引き出す力に非常に優れていて、現場には“良い映画が生まれていく空気”が確かにありました。

主演の桜田ひよりさんも、役に深く感情移入し、自分自身の経験とも重ねながら作品に向き合ってくれています。脚本を超える瞬間が、確かにこの現場にはある。その予感を強く持っています。

また、私は昨年(2025年に)倒れ、現在もリハビリを続けています。劇中にも出てくる「明日を諦めない。人生を手放さない」という言葉は、結果的に今の自分自身を支える言葉にもなりました。この作品には、自分自身の人生や覚悟が重なっています。

「星の教室」は、私にとって単なる新作ではありません。これまで積み重ねてきた映画人生の中でも、特別な意味を持つ1本です。そして同時に、自分にとって“最後の作品”になるという思いで向き合っています。だからこそ、1本の映画として妥協なく、人の心に深く届く作品にしたい。見終わった後に、「良い映画を見た」と静かに胸に残るような、密度のある映画になってほしいと願っています。

中川龍太郎監督
中川龍太郎監督 / ※提供写真

■中川龍太郎監督「壊れた関係や傷ついた心も、もう一度結び直すことができる」

「星の教室」の監督を引き受けたきっかけは、2019年公開の「わたしは光をにぎっている」を角川春樹さんが見てくださったことでした。その後も作品を気にかけていただいていた中で、今回、角川さんが倒れられたことを受け、「監督をやってほしい」と声をかけていただきました。自分自身、角川映画を見て育ってきたので、その思いを受け継いで作品を撮りたいと思い、お引き受けしました。

原作を読んで強く感じたのは、これは単なる夜間中学の物語ではなく、“家族の物語”だということです。人は誰でも家族との関係や孤独を抱えている。でも、壊れた関係や傷ついた心も、もう一度結び直すことができる。「人生はやり直せる」という希望を、この映画で描きたいと思っています。

現場は、角川さんが選んだスタッフと、自分が集めたスタッフが混ざり合った特別なチームです。世代を超えた人たちが集まり、とても良い空気の中で撮影が進んでいます。人の心に長く残る映画にしたいと思っています。

■桜田ひより(潤間さやか役)コメント「まだ見ぬ友へ、どうか届きますように」

台本を頂く前に原作を読ませていただき、文字から伝わってくる夜間中学の温かい空気に私も早く包まれたいと思いました。そして、この素晴らしい小説を映像に落とし込んでいくには、夜間中学の現状を知ることが大切だと感じました。

撮影現場では皆さんとコミュニケーションを取りながら、さやかがこの教室にいる意味、将来について模索しながら過ごしている日々を純粋に楽しんでいます。

この台本の中で印象的な言葉があります。「まだ見ぬ友へ」という言葉です。読み書きができるといううれしさ。一歩を踏み出す勇気。過去と向き合うことのつらさと打ち勝つ心。人とコミュニケーションを取ることの大切さ。温かい心に触れる喜び。

この映画を通して、この世界のどこかにいるさやかのような人を1人でも多く救いたいです。まだ見ぬ友へ、どうか届きますように。

※高田郁の「高」は正しくは「はしご高」

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