
プロ雀士・岡田紗佳が、5月14日に都内で記者会見を行い、ワーナーミュージック・ジャパンより歌手デビューすることを発表。デビュー作となる「国士無双LOVE」の収録エピソードや、作品へのこだわりなどを語った。
■恥を捨てて挑んだレコーディング「何もかもが分からないことだらけ」
岡田は、楽曲制作のプロセスにおいてプロ雀士ならではの視点から積極的にアイデアを提案したことを明かし、「せっかく私が歌うのであれば、麻雀を知っている人が聴いてクスッとするような要素を入れたかったんです」と発言。
具体的には「二番の歌詞に『アイスありあり、アイスなしなし』という言葉を入れさせてもらいました。麻雀を嗜む方ならピンとくる言葉遊びなのですが、あえて専門的なワードをちりばめることで、楽曲に深みを出しています」と語った。
レコーディングの手応えを問われると、迷わず「少なくとも『満貫』はあります!」とキッパリ。「一足早く聴いていただくMリーグファンの方々にも納得していただける仕上がりになりました」と、自信をのぞかせた。
しかし、初めてのレコーディングは「何もかもが分からないことだらけでした」と苦労したことを告白。「何度も同じフレーズを歌いながら、一定のテンションと声の質を保ち続けるのは想像以上にハードでした。ディレクターさんからの抽象的な指示を声で表現するのも初めての経験で、まさに恥を捨てて『全部聞く』姿勢で挑みました」と振り返った。

■「初戦敗退は許されない」自ら勝ち取ったタイアップの重圧
今回のデビュー曲は、6月から開幕する「Mトーナメント2026」(ABEMA)のオフィシャルソングに決定している。岡田は「私自身がMリーグの運営陣に直接会いに行き、使ってもらえるように直談判しました」と、自ら“営業”に走った舞台裏を明かした。
しかし、自らにプレッシャーを与える結果にもなったそうで「オフィシャルソングに決まったからには、歌っている本人がすぐに負けるわけにはいきません。初戦で敗退して、負けた映像の後に自分の歌が延々と流れるのは…かなり恥ずかしい(笑)。より一層、対局への気合が入ります」と、過去最大規模となる賞金総額で話題の大会に向けた闘志を燃やした。
同楽曲のラインナップは、通常盤である「満貫Ver.」、アナログLPサイズのビジュアルが目を引く「跳満Ver.」、そして限定グッズを同梱した豪華な「役満Ver.」の3形態が用意されている。岡田は「麻雀を知らない方には少しややこしいかもしれませんが、私としてはこれが一番しっくりくるネーミングでした」と麻雀ファンをうならせる徹底した麻雀愛を見せつけた。
最後には、自身の麻雀人生を振り返り「一番思い出深いのはプロテストで上がった『四暗刻単騎』。あの時の緊張と興奮を、今度はステージの上でファンの皆さんと共有したい」と語り、発表会見を締めくくった。
◆取材・文=永田正雄


