5月も半ばに入り、列島は汗ばむような初夏の陽気に包まれ始めた。だが、この季節にこそ、絶対に忘れてはならない「重大問題」が横たわっている。冬の間、フル稼働した後に放置されている、エアコンのメンテナンスだ。
6月以降の本格的な梅雨や、地獄の猛暑が始まってからでは、実は遅すぎる。今、この瞬間に動くべき「3つの理由」があるからだ。
これまで数多くの家庭を救ってきた家事代行業者が警鐘を鳴らす。
「まず、6月に入ると清掃業者の予約は一気にパンクし、数カ月待ちはザラです。次に湿気が上がると内部で眠っていたカビが爆発的に繁殖し、自分で行う掃除の難易度が跳ね上がります。そして最大の問題は、電気代。汚れを放置したまま稼働させれば、高騰する2026年の電気料金を直撃し、家計に致命傷を与えかねません」
最新機種の「内部クリーン機能」を過信しているユーザーほど、奥底に潜む「黒カビ」の餌食になっていることを知らないのだ。家事代行業者が続ける。
「機能に頼り切り、一度も中を覗かないのは危険。そこで試してほしいのが、15分で終わる『セルフチェック』です。まずは最低温度で10分間の試運転。この際、異音や変な臭いがしないかを確認します。次にパネルを開け、フィルターの埃を掃除機で吸い取る。最後に吹き出し口をライトで照らし、黒い点々が見えたら、それはカビの軍団があなたを狙っている証拠です」
「今だけ」という業界裏事情が存在する
もし自力での清掃が困難なレベルなら、プロの手に委ねるしかない。実は業界には「今だけ」という裏事情が存在する。
「繁忙期前の5月中旬は多くの業者が早割キャンペーンを実施しており、年間で最も安く頼める時期。梅雨明けに慌てて高額な料金を払うくらいなら、今のうちに『最安値』で予約を確保するのが、賢いやり方でしょう」(前出・家事代行業者)
重い腰を上げるのは、まさに今。クリーンな風に包まれて優雅な日々を過ごすためにも、自宅の「冷房の心臓部」と向き合う時間は、もう一分も残されていない。
(滝川与一)

