
東野圭吾氏によるミステリー小説「殺人の門」が、山崎賢人と松下洸平のW主演により実写映画化され、2027年2月19日(金)に公開される。このたび、同作が第79回カンヌ国際映画祭における紹介作品に選出され、世界に向けてプレゼンが行われた。また、2人の歪な友情を匂わせる新場面写真も公開された。
■東野圭吾氏「殺人の門」が実写映画化 山崎賢人×松下洸平が“親友”役でW主演
原作は、国内累計発行部数1億部を突破したミステリー作家・東野圭吾氏の「殺人の門」。“親友”の人生を狂わせる男・倉持(山崎)と、そんな“親友”を殺したい男・田島(松下)の約30年に及ぶゆがんだ友情と殺意が絡み合う、禁断のミステリーとなっている。
ゆがんだ関係性の“親友”同士を演じるのは、ドラマ「アトムの童」(2022年、TBS系)で“親友”同士を演じたことをきっかけに、プライベートでも親交を深めてきた山崎と松下。
そして監督を、第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞した「HERO」(2014年、フジテレビ系)や「コンフィデンスマンJP」(2018年、フジテレビ系)など、ヒットドラマシリーズで演出を務めてきた金井紘氏が務める。
■「殺人の門」ストーリー 約30年に及ぶ“親友”2人のゆがんだ友情とその結末
田島が困ったときにいつも手を差し伸べてくれる幼なじみで“親友”の倉持は、完璧で、人たらしで、誰もが惹かれる男。しかし、田島の人生が狂う瞬間、いつも必ずその影に倉持がいる。どんなに逃げても距離を置こうとしても、倉持は必ず田島の人生に“親友”として戻ってくるのだ。
そして、田島の中で膨れ続けるある疑念と殺意。約30年に及ぶ2人のゆがんだ友情とその結末を描き出す。

■「殺人の門」がカンヌ併設マーケット「Goes to Cannes」に選出
現地時間5月15日に行われた第79回カンヌ国際映画祭併設マーケット「Marche du Film(マルシェ・ドゥ・フィルム)2026」内の「Goes to Cannesプログラム」に同作が選出され、金井監督と椿宜和プロデューサーがプレゼンテーションに登壇した。
「Marche du Film(マルシェ・ドゥ・フィルム)」はカンヌ国際映画祭に併設されている世界最大の国際映画マーケットで、2026年は日本がカントリーオブオナー(Country of Honour)を務めている。
同プログラムに選出されたのは、是枝裕和監督の「ルックバック」や瀬々敬久監督の「存在のすべてを」をはじめとする全5作品。各作品の監督やプロデューサーが登壇し、ポストプロダクション段階にある日本映画のフッテージ上映とプレゼンテーションが行われ、世界各国から集まった映画人から日本映画の新たな才能と注目作に熱い視線が注がれた。
会場では、世界初公開となる12分にわたる本編フッテージが上映されるとともに、金井監督と椿プロデューサーが同作の企画意図や作品の魅力について紹介。金井監督は「この矛盾し、ゆがんだ友情こそが、本作『殺人の門』のテーマ」と語る。
一方、椿プロデューサーは「人間が抱える矛盾した感情を鋭く問いかける作品」と、同作が持つ普遍的な人間ドラマと濃密なミステリーとしての魅力をアピールした。上映後、会場からは大きな反響が寄せられ、登壇後には各国関係者との活発な意見交換も行われた。

■主演・山崎賢人が世界へアピール「特別な怪物ではなく、あくまで“人間”」
フッテージ映像の冒頭では主演・山崎によるコメント映像も上映。山崎は自身が演じる倉持について、「一見魅力的でありながら、 気付かないうちに親友の人生に入り込み、支配していく人物」とその不気味さを解説。
続けて、「露骨な暴力ではなく、静かに人の心を歪めていく。 そこに、この作品の怖さがあります。ですが、この物語に登場するのは、特別な怪物ではなく、あくまで“人間”です。だからこそ、強く心に残る作品になっています」とメッセージを寄せ、自ら世界へ向けて同作の持つ独自の恐ろしさと魅力をアピールした。

■信頼と不信の間で揺れる“親友”の姿…不穏な空気が漂う新たな場面写真が解禁
今回新たに公開された場面写真は、作業着姿で疲れ切った様子の田島に寄り添うスーツ姿の倉持のカットや、“親友”の田島へ優しい笑みを向ける倉持の表情、そしてそんな倉持を複雑なまな差しで見つめる田島の姿を切り取った3点。
困ったときに必ず手を差し伸べてくれる幼なじみで“親友”の倉持に、次第に心を許し、信頼を寄せていく田島だが、ゆがんだ友情は思わぬ結末へ向かう。
穏やかな笑顔の奥に潜む倉持の“得体の知れなさ”が、どこか不穏な空気を漂わせる印象的な場面写真となっている。
※山崎賢人の「崎」は正しくは「たつさき」


