『LETHAL ODYSSEY TOUR 2026』愛知・Lives NAGOYA(2026年5月17日)
GHCナショナル選手権試合 ○丸藤正道vsタダスケ×
GHCナショナル王者の丸藤が“総力戦"を挑んできたタダスケの挑戦を退けて初防衛に成功。近藤修司の挑戦表明を即諾し「18年ぶりのベストバウト獲得」を誓いあった。
5・5後楽園大会で初戴冠に成功した丸藤が名古屋メインで初防衛戦。タダスケを迎え撃った。
今大会に出場したTEAM 2000Xの全メンバーをセコンドに従えて現れたタダスケは、のっけからセコンドを駆使する。まずはパイプイスを持ち込んで丸藤に手渡し、反則攻撃の偽装を試みると、さらにレフェリーと交錯させて無法地帯を作り、メンバー7人で一方的に暴行した。丸藤のパートナーである拳王、前日の甲府大会でタダスケにいいようにやられてしまった小柳が救出に飛び込むも多勢に無勢で返り討ちにされ、バックステージに連行される。その後もタダスケペースが続いた。
丸藤も場外戦で逆水平を効果的に放って立て直しを図るが、セコンドのヨシ・タツがトンファーで殴りつけて介入。ここからタダスケはドラゴンスクリューを皮切りに左ヒザ攻めへ。しつこくスピニングトーホールドで絞め上げる。丸藤の動きを真似て、足が高くは上がらなかったものの、トラースキックコンビネーションまで披露。丸藤も必死の抵抗を見せるが、タダスケはヒザからマットに叩きつけると、満を持して虎王を真似た新兵器・猫王をぶち込む。
丸藤が沈まないとみるや、今度は真・虎王をパクった真・猫王へ。だが、防いだ丸藤は不知火を敢行してようやく流れを変える。政岡が清掃看板攻撃で介入し、またもタダスケの猫王に被弾したが、勝負を捨てない丸藤は虎王からアームロックパッケージホールドでクルリ。今度はヨシ・タツがレフェリーのカウントを妨害すると、タダスケが金的から丸め込むも、丸藤は3カウントを許さない。タダスケクラッシュを空転させると、ひらめきを発揮し、起き上がり小坊師式虎王でメッタ打ちにすると、後頭部にも虎王をズバリ。「三下おしまいだ」と通告すると、真・虎王からパーフェクトネックロックで絞め上げてギブアップを奪った。
総力戦を挑んできたタダスケを最後は完全粉砕で返り討ちに。戦前はタダスケを「三下」と呼んでいたものの、「意外と手こずったから、三下は却下するわ」と試合後のマイクではタダスケの“力量"を認めた。
これでナショナル初防衛に成功。「このベルト、面白い人間、新しい人間、そして懐かしい人間、いろんな選手と防衛戦をやりたい。次、どうしようか。次の挑戦者は…」と言いかけたところで、この日のデビュー25周年記念試合に快勝した近藤が現れた。
マイクを握った近藤は「防衛おめでとうございます。プロレス生活25周年になりました。長いこと、プロレスやってると、嬉しいことも悔しいこともいろいろ経験させてもらいました。丸藤さん、覚えてますかね。俺との世界ジュニア戦。プロレス大賞ベストバウト(2008年)を取った試合です。あの時はメチャクチャ嬉しかったです。ただ、メチャクチャ悔しかったです。それはあなたに負けたから。俺はいまだにその悔しさを引きずっています。そのベルト挑戦させてくれ」と18年越しの“リベンジマッチ"を申し出た。
すると丸藤も「じゃあ、今の俺たちで今年のベストバウト狙いますか?」と逆に持ちかけ、近藤も「狙いましょう」と即答。両雄による王座戦が決定的となるとともに、18年ぶりのベストバウト獲得を誓い合った形となった。
そのまま誓いの握手……かと思いきや、近藤は腕を引っ張って宣戦布告のキングコングラリアット一閃。丸藤を眼下に赤いベルトを掲げ、丸藤も「近藤さん、今の攻撃今日イチ効いたな…。てなわけで、どうやら次の挑戦者は近藤修司に決まったようなので、皆さん乞うご期待。今日はどうもありがとうございました!」と“着火"しながら名古屋大会を締めくくった。
【丸藤の話】「おい、タダスケ。三下って言ったことは素直に謝るよ。俺、結構気に入ってたんだよ、お前のこと三下って呼ぶの。でも、強かったよ。お前、TEAM 2000Xで、その位置でいいのか? タダスケ。もっとできるんじゃないのか。やりたいんじゃないのか。わからないけど、タダスケ、また次お前と試合できるの楽しみにしてるよ。あと、TEAM 2000Xのヤツらよ。そんな手使わなくたってよ、タダスケは立派に戦えるぞ。次、近藤修司選手か。ベストバウトを取ったあの頃、俺たち最高のコンディションだった。でも、今はわからない。年齢も重ね、キャリアを重ね、確かにあの頃よりも劣っているかもしれないけれども、今見てくれ。俺結構調子いいんだ。近藤選手、試合できるのを楽しみにしてます」
【近藤の話】「丸藤さん、周年とタイトルマッチは別だから。神経尖らせていこうぜ」

