『セキチュー Presents BEST OF THE SUPER Jr.33』国立代々木競技場第二体育館(2026年5月17日)
Bブロック公式戦 ○ロビー・イーグルスvsエル・デスペラード×
イーグルスがデスペラードの接戦を制して会心のスーパージュニア初日を迎えた。8回目のリーグ戦出場で優勝を狙うイーグルスは日本語で「ナナコロビヤオキ!」と叫んでみせた。
IWGPジュニアタッグ王者のイーグルスと2年ぶりに優勝を狙うデスペラードによる公式戦が第3戦となる代々木大会のメインイベントで行われた。デスペラードは前夜の八王子大会で石森太二を破り初白星を挙げて現在1勝1敗。対するイーグルスは開幕2連敗中でどちらも是が非でも白星が欲しい状況だった。
昨年の公式戦ではデスペラードがヌメロ・ドスでギブアップ勝ち。過去の戦績でも2勝5敗とデスペラード優勢だったが、イーグルスが意地を見せた。
序盤は互いのテクニックを活かした関節技勝負で幕開け。両者の悲鳴が何度も場内にこだまする。狙う箇所を次々と切り換えたイーグルスに対し、デスペラードは左足に照準。一転集中攻撃を展開した。イーグルスはトペコンヒーロを敢行すると、負けじと右腕、さらには左足狙いで呼応。試合は消耗戦の様相に。
その後も両者は激しく関節技で削り合うと、イーグルスは連続串刺しダブルニーで勢いを掴もうとするも、ヒザを押さえて苦しむ。そのダメージからコーナーに上がるのに時間がかかってしまうと、そこに組みついたデスペラードはコーナー最上段から雪崩式ブレーンバスターを敢行した。ここがチャンスと、ギター・ラ・デ・アンヘルからフロッグスプラッシュへ。
イーグルスはこれを自爆させてデスペラードのヒザを強打させることに成功。スワンダイブ式450°スプラッシュをデスペラードの足に落とす。バズソーキック、トラースキック、ジャンピングハイキックと一気呵成に攻め立て、得意のHyperionへ。読んだデスペラードはこれをカウンターのドラゴンスクリューで迎撃して大逆転。スピアーで1回転させると、イーグルスの動きを読んでヌメロ・ドスで絞めに絞めた。
だが、イーグルスもデスペラードのヒザを殴りつけて逃れると、アサイDDT、足かけ式DDTと大技ラッシュ。這うようにして立ち上がったデスペラードをHyperionで蹴り飛ばして3カウントを奪った。
激しく削り合う接戦をものにしたイーグルスが会心の初日。昨年の公式戦の雪辱も果たした。マイクを持ち、「デスペラードサン、チョットマッテ」と呼び止めたイーグルスは「ホントウニ、フォーエバー、タノシイ。マタアイマショウ」と日本語でアピールする。「ヨヨギノミナサン、アイシテル」と観客にも日本語で呼びかけると、「この会場ではちょっとした呪いみたいなものがあった。何度も何度も素晴らしい試合をしてきた。でも、どうしても最後の一歩が届かなかったんだ。でも、その呪いを正面玄関から蹴り出してやった。遂に今年のスーパージュニアで初勝利だ。ちょっと遅すぎるけどね」と喜びをあらわにした。
「今回は俺にとって8年連続での出場なんだ。それで、自分自身について、ひとつわかったことがある。たぶん、君たちも気づいてるかもしれないけどさ。今年の俺のリーグ戦を象徴する言葉がある。“ナナコロビヤオキ"だ! 俺はBブロックを制する! そしてオオタクで、準決勝も決勝も勝ち抜いてみせる!」と七転び八起きの精神で初優勝を予告した。
「強き者は決して屈しない」というTMDKの精神を表すようなことわざを口にして初優勝を見据えたイーグルス。「何回倒されたかではなく、立ち上がることが大事なんだ。他のヤツなら、スーパージュニアでこれだけ失敗していたら、とっくに諦めて、体重を増やしてヘビー級を名乗るか、もっと金になる他の団体と契約していただろう。だが、俺にはまだやり残したことがある。あのトロフィーを手にするまで、俺は絶対に諦めないし、絶対に止まらない」と自分に言い聞かせるように誓っていた。
次戦は5・20後楽園大会。イーグルスは金丸義信と、デスペラードは豹とそれぞれ公式戦で対戦する。

