NBAプレーオフのイースタン・カンファレンス決勝第1戦、ニューヨーク・ニックス(第3シード)はクリーブランド・キャバリアーズ(第4シード)に延長戦の末、115-104で勝利。ファイナル進出をかけたシリーズで白星発進を飾った。
ここまで全2シリーズを第7戦まで戦ってきたキャバリアーズに対して、カンファレンス準決勝をスウィープで勝ち上がってきたニックスが2桁点差で下したこの試合。数字だけ見ると下馬評通りとも言える結果だが、終盤にニックスの選手が見せたパフォーマンスは、まさしく歴史に残るものだった。
第1クォーターを23-16とリードして終えたニックスだったが、第2、3クォーターで計46-67と圧倒されると、その後も点差は縮まらず。第4クォーター残り7分49秒時点で71-93と22点ものビハインドを背負っていた。
しかしそこからエースのジェイレン・ブランソンの5連続得点を中心に約4分間で18-1のビッグランを築くと、残り45秒でランドリー・シャメットの3ポイントシュートが決まって99-99の同点に。キャバリアーズもジェームズ・ハーデンのジャンプシュートで再び2点のリードを作るも、ブランソンのフローターでニックスが再び追いつき、延長戦に持ち込んだ。
本拠地のファンの歓声も受けて勢いに乗ったニックスはオーバータイムで14-3と攻守にわたりキャバリアーズを圧倒。米スポーツ専門局『ESPN』のデータ分析部門によると、22点のビハインドを背負った第4クォーター残り7分49秒時点でニックスの勝率は0.1%だった。1997-98シーズン以降のプレーオフの第4クォーターで22点差をつけられているチームは1勝594敗だったという。
ウエスタン・カンファレンスでも第1戦からダブルオーバータイムに突入するなど、史上類を見ない大熱戦が繰り広げられている今年のカンファレンス決勝。ニックスはこのまま1999年以来のファイナル進出、そして73年以来56年ぶりにチャンピオンシップ・トロフィーを“聖地”マディソンスクエア・ガーデンにもたらせるか。
構成●THE DIGEST編集部
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