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原英莉花に起こった“パー3での珍事”とは?様子がおかしいワケとは?

原英莉花に起こった“パー3での珍事”とは?様子がおかしいワケとは?


今年のLPGA(米女子ツアー)はコースセッティングの難易度を上げている。具体的に言うとグリーンスピードが昨年よりも速めに設定されているのだ。具体的な数値目標というわけではないが、地面の乾いた西海岸のコースでの試合ではスティンプメーターで12フィートに近い設定となっており、ルール委員も「速めの設定を目指している」と認めている。

パー3でコールアップ?の珍事

原英莉花に起こった“パー3での珍事”とは?様子がおかしいワケとは?

5月、ニュージャージー州で開かれた「ミズホアメリカオープン」では、ポテトチップスのようにうねったグリーン面の影響もあり、選手はパッティングに四苦八苦。ファーストパットがグリーンからこぼれ落ちたり、4パットしたりする選手が続出した。しかも、同大会はジュニアゴルファーがプロに混じって本戦をプレーする形式を取っており、全体的にプレーペースが遅い大会となった。

原英莉花に起こった“パー3での珍事”とは?様子がおかしいワケとは?

雨まじりの天候となった大会3日目。4番ホールで珍現象が起こった。

10番からスタートした原英莉花は、順調にハーフターンして3番ホールまでやって来た。すぐ隣に4番(パー3)が見えるが、どこか様子がおかしい。グリーン上でプレーしている組が見え、ティーイングエリアにも1組が待っているのだが、グリーンの手前の花道にもう1組いるのだ。パー3のティーイングエリアに2組が待っている状態はたまに見かけるが、まるでパー4のように、ティーイングエリア、フェアウェイ、グリーンと3組のいる“渋滞状態”がパー3で起こっているのは見たことがない。

原英莉花に起こった“パー3での珍事”とは?様子がおかしいワケとは?

パー4のホールで全長が300ヤード前後に設定されている場合、プレーの進行をスムーズにさせるために「コールアップ」という方法を使うことがある。前の組の選手がグリーンに上がったらボールをマークし、一旦グリーンから離れ、ティーイングエリアにいる後続組にティーショットを打たせる。こうすることで待ち時間が短縮できるのだ。ただし、コールアップをするのはパー4でしか見たことがない。

原英莉花に起こった“パー3での珍事”とは?様子がおかしいワケとは?

この大会の4番ホールは197ヤードに設定されていたが、3日目はティーイングエリアが約40ヤード前方に移動していて、全長は150ヤードほど。パー3としては決して長いわけではない。4番ホールは初日から渋滞スポットではあったが、コールアップする場面は見られなかった。原因は掴めなかったが、2組前の組でルール委員を呼ぶトラブルが発生していたか、機転を効かせた前の組が後続組を打たせるように促したか、そんなことが考えられる。選手もプレーペースを早めるために知恵を働かせている。

原英莉花に起こった“パー3での珍事”とは?様子がおかしいワケとは?

いずれにせよ、この大会は全体的にプレーペースが遅く、1ラウンド5時間半ほどかかるのが常態化していたが、グリーンの難易度が高いことがある程度影響していたことは否めない。ゴルフでは「コースが選手を育てる」という言葉を聞くが、いま、LPGAはまさにコースによって選手を育てようとしているのかもしれない。

フォトグラファー 田辺安啓 (通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。

配信元: ワッグルONLINE

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