クリーブランド・キャバリアーズとのイースタン・カンファレンス決勝で3連勝を飾り、27年ぶりとなるNBAファイナル進出にあと1勝と迫っているニューヨーク・ニックス。好調のチームを牽引するジェイレン・ブランソンを、コメンテーターのケンドリック・パーキンス(元ボストン・セルティックスほか)が称賛している。
今季53勝29敗(勝率64.6%)を記録し、イーストの第3シードを獲得したニックスは、現在4年連続でカンファレンス・セミファイナル以上に進んでいる。躍進のきっかけとなったのが、現エースのブランソンの加入だ。
ブランソンは2022年のオフにダラス・マーベリックスから加入すると、瞬く間にチームの顔に定着。4年連続で平均24点、6アシスト以上、今季は74試合に出場してリーグ10位の平均26.0点、6.8アシストの成績を残した。
プレーオフでは1回戦でアトランタ・ホークスを4勝2敗、カンファレンス準決勝でフィラデルフィア・セブンティシクサーズを4勝0敗で破り、キャブズとのカンファレンス決勝へ。
第1戦はブランソンが38得点をあげて延長戦の激闘を制すると、第2戦も19得点、14アシスト、敵地で行なわれた第3戦でも30得点、6アシストをあげ、シリーズ3連勝を飾っている。
ニックスとしてはパトリック・ユーイング、アラン・ヒューストン、ラトレル・スプリーウェルらを擁した1999年以来となるNBAファイナル進出が見えてきたが、その中心に今プレーオフ平均27.8点、6.7アシストをマークしているブランソンがいるのは間違いない。
元NBA選手のパーキンスは『ESPN』の番組『NBA Today』で、「彼は、ある“招待状”を手に入れた」と語った。
「ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やアイザイア・トーマス(元デトロイト・ピストンズ)がいる場所(小柄ながらチームを優勝に導いた伝説的ガードグループ)への招待状だ。彼はそれを受け取った。あとは、彼がその招待に『出席』の返事をするかどうかだ。そのためには、今のプレーを続け、勝ち続け、チームを優勝へと導くしかない」 ニックスと言えば、ウィリス・リードやウォルト・フレイジャー、ユーイングらレジェンドを輩出したリーグ屈指の名門。パーキンスは、「ブランソンは今、ニックス史上最高の選手になる瀬戸際にいる。そのチャンスを手にしているんだ」と続けた。
「過去には『小柄なガードが中心では優勝できない』という定説があった。彼は今、それを変えようとしている。ウエストで、誰も見たことがないようなビッグマン(ヴィクター・ウェンバンヤマ/サンアントニオ・スパーズ)に注目が集まっているが、この小さな巨人は『俺にも果たさなきゃいけない使命がある』と言っているんだ」
またパーキンスは、ブランソンのリーダーシップを高く評価している。
「ベンチで立ち上がり、ハドルの中心でチームを鼓舞するあの姿...あんなブランソンは見たことがない。次元が違ったよ。あのような情熱、団結、そしてエゴのないバスケットボールを実践し、リーダー自らがそれを完遂している。なぜ相手(キャブズ)が彼をカモにできなかったかわかるかい?彼が足を完璧に動かし、素晴らしいディフェンスをしていたからだ。だから相手は攻め込むことができなかったんだ」
はたして、ニックスはキャブズを退け、NBAファイナルの舞台に立つことができるか。27年ぶりの大舞台は、目の前に迫っている。
構成●ダンクシュート編集部
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