長崎ヴェルカと琉球ゴールデンキングスの顔合わせとなった「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2025-26」は、2試合を終えて1勝1敗のタイ。5月26日の第3戦で勝ったチームが、Bリーグ10年目のチャンピオンとなる。
横浜アリーナを舞台に、第1戦、2戦とも1万2000人以上のファンが詰めかけ、興奮と熱気に包まれているファイナルだが、その中で一時、それまでとは異なるどよめきが起こったシーンがあった。
第2戦の第2クォーター残り7.4秒、長崎のイ・ヒョンジュンによるフリースローの場面。琉球のブースターによる指笛や大声での妨害が響く中、ボールがリングに嫌われると、会場は驚きを含んだ歓声がこだました。
どんなにレベルの高いカテゴリーの試合でも、フリースローが外れることは決して珍しいことではないが、ヒョンジュンに関しては違う。
今季3ポイント成功率でリーグNo.1の47.9%を記録した“韓国の至宝”は、チャンピオンシップに入ってからの6試合を通じて、41本連続でフリースローを沈めていた。このことを知っていた会場の長崎・琉球のファンからは、まるで“珍事”でも目撃したかのようなざわめきが沸き起こったというわけだ。
もっとも、当の本人は直後に笑みを浮かべながら、会場の雰囲気を楽しむように何度も手を叩き、頷いていた。
試合後、ヒョンジュンは「自分にはフリースローは外さないという自信があるし、たとえ外してしまったとしても感覚は良い」とコメント。
後半も4度フリースローラインに立つと、大きく息を吐いてから屈伸しながらドリブルを3度突くというお馴染みのルーティンから、すべてリングを射抜き、今チャンピオンシップでの成功率を97.8%(45/46)とした。
今季レギュラーシーズンで平均17.4点、チャンピオンシップでは18.8点をあげているヒョンジュンは、ファイナルの2試合でいずれも16得点を記録。ただし、第2戦は第1クォーターに12得点をあげながら、後半はフリースローの4得点にとどまった。
長崎が本来の爆発力を発揮するためには、BリーグNo.1シューターのスコアリングが不可欠。最終戦でも正確無比なフリースローとともに注目したい。
構成●ダンクシュート編集部
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