2020年以降のコロナ禍で立ち上がり、2021年11月に立川ステージガーデンで初開催された音楽フェス・SAMURAI SONIC(サムライソニック)。現在は幕張メッセを舞台に毎年開催されている。
「あなたの中に眠る情熱に火を灯し、熱い鼓動を呼び覚まし、SAMURAI SPIRIT's(サムライスピリッツ)を解き放ちましょう」というコンセプトのもと、熱狂的なオーディエンスを従え、会場の一体感が凄まじいのがこのフェスの特徴である。
WWSチャンネルでは、先ごろ都内で実施された
SAMURAI SONIC主催・ダイジローさんとナレーター・鮎貝健さんとの音楽フェス対談に密着した。
ダイジローさんは、会社員時代に若い頃からの音楽好きな一面から、自らフェスを立ち上げたいとの熱い思いから
SAMURAI SONICの実行委員長をしていて、現在は株式会社エンタメラボの代表を務める。
鮎貝さんは、幼少期はアメリカで過ごし、帰国後、大学時代に『MTV JAPAN』のビデオジョッキーとしてデビュー、
「JAPAN COUNTDOWN」のナレーションを務めるなど、音楽業界を中心にナレーターとして長年活動している。
ダイジローさんと鮎貝さんとのインタビューを以下に公開する。
Q:SAMURAI SONICについて、どのような印象をもたれていますか?
鮎貝:まだ未知数の部分があるので。ただ、ご縁あって、出演アーティストの方の話を聞いたりはしています。僕はまずこの名前がすごくいいなと思っていて。引きがあるんじゃないかなと思っています。
Q:鮎貝さんは、元々アメリカに住んでいたとのことですが、日本の方が長いですか?
鮎貝:僕は生まれも日本です。2歳から9歳までアメリカだったんですけど。高校の時に1年行っているぐらいで、基本的に日本で教育を受けました。2歳から9歳までアメリカだったので、英語の発音ができるんですよね。割と発音はいいと言われます。母親がドイツ人なので、ちょっと向こうの人かな?みたいな感じの雰囲気で、騙し騙しやっています。ラジオDJというものに憧れはあったので。
-フェスなどで英語を使ってかっこよくナレーションをされているイメージがあったので。
鮎貝:なるほど。そういうことですね。決め台詞的な部分は、ちょっと英語を混ぜたりするとカッコいいですよね。やりやすいなというのと、盛り上がりやすいかなっていう。イベントの趣旨は、やはり日本語で言わないとなかなか伝わらないことが多いですし。そこはその場その場で使い分けています。
Q:鮎貝さんのワールドワイドな視点を、SAMURAI SONICに食い込ませていくと面白いのではと思うのですが。今はインバウンドで海外の方が増えていて、海外から音楽ファンが来るなどありますが、どう思いますか?
鮎貝:だと思います。そういう可能性がすごく。そういうところに響くというものではないかなと思いますけどね、名前からしてSAMURAI SONIC。
Q:京都の街並みなど日本が好きな海外人はたくさんいますが、日本の音楽を聞く人もさらに増えてくる可能性がありますね
鮎貝:そのために来日される方も沢山いますから。去年の頭ぐらいに、日本のガールズロックに特化していたんですけど、日本のガールズロックバンドがすごく好きな人たちがいるんですよ。でも、ビザの問題で呼びたくても呼べないみたいな。株とかで儲かっているファンの方が、有志の方と出し合って、若い日本のバンドのビザを捻出できるよう、日本でファンドを立ち上げた人たちもいて。そこで1回MCに呼んでいただいたことがありまして。そういうすごい「熱」はあるので、そこはうまく繋がればリンクするんじゃないかなと思います。
Q:ダイジローさんに質問です。もしSAMURAI SONICに海外アーティストが出演したら、また変わりますか?
ダイジロー:変わるんじゃないですか。ぜひ来てほしいですね。
鮎貝:海外アーティストはお金かかりますよね。
ダイジロー:キャスティング費用が潤ってきたら組みたいですね(笑)
Q:ワールドワイドになると、客層もまた何か変わりそうですね。
ダイジロー:はい。幕張も成田から近いので、そういう機会があれば。
Q:SAMURAI SONICは名前にインパクトがありますけど、それを生かしていけそうですね
ダイジロー:そうですね。「侍」をつけた理由もそこを狙っているので。何かしら、日本も海外も…というところは。まだ先ですけど、ゆくゆく繋がればいいなと。
Q:海外に向けてイベントを配信したり、それを翻訳するといった試みは?
ダイジロー:今回は徳島のプロモーションを行っていますけど、その中でも、日本語を英訳して、海外に動画配信できるような動きは取っています。そこから、例えば日本の阿波踊りとか。海外に向けて発信することは、今年決めています。
Q:鮎貝さんに質問です。もしご自分がお客として日本の若手アーティストを見るとしたら、どんなアーティストを見たいですか?
鮎貝:自分視点というより、娘が…ですけど、原宿系のしなことか、竹下ぱらだいすとか。小中学生のファンが多いのかな。あそこはあそこでフェスをされていますけど。でも、日本から世界に発信できる力はあるんじゃないかなと思います。
Q:SAMURAI SONICに年齢制限はありますか?
ダイジロー:ないです。小学生が入ってきても大丈夫です。キッズエリアはないけど、ワークショップがありますね。折り紙を折ったり、いろいろ作ったり。アートワークであったり、子どもも楽しめます。
鮎貝:そういうことが展開できるといいですね。いつもフェスの時に思うのが、音からの逃げ場がなかなかないなと。離れれば離れるほど逆に。でも、ワークショップはすごく有意義だと思います。例えば「侍」なら忍者とか。子どもも外国人の方もそういうの大好きじゃないですか。
Q:仲の良いマーティさんを呼んで忍者とか。マーティさんで子ども向けのアクションステージとか。
ダイジロー:できればと思います(笑)
鮎貝:マーティフリードマンバンドだね。今、世界回っていますから。それはもう全部日本のメンバーを連れて、手練れのすごい人たちばっかり。海外の方にも刺さっている方が多いのかなという風に思います。
Q:最後に、鮎貝さんがSAMURAI SONICに期待することを教えてください
鮎貝:フジロック、SUMMER SONICと、それぞれフェスとして成立していると思うんですけども。やはりこの2026年だからこそ、あるいはこの2020年代だからこその、海外とクロスオーバーする部分というか、海外の方にもすごく日本の魅力を感じていただけるようなエッセンスが…。ヒントがたくさんあるんじゃないかなという気はしますけどね。折り紙のワークショップひとつだけ取ると、そんなに大きなことに思われないかもしれないけど、実は日本が世界に誇る文化でもあると思う。
それに通ずるものがあったり。それをどういう形で上手く日本文化を発信するというか。そういうカラーをつけていくというところで、それこそね。そうだったらかっこいいなと思います。

