本間ゴルフは、昨年11月に発売した「TW777」から開発スタイルやデザインを一新! 今季発売する新アイアンと新ウエッジでは、素材、シャフト、製法などでさらなる挑戦をし、スコアアップに貢献するクラブが誕生した。
打感、顔、飛距離、寛容性、
操作性の5拍子そろった名器

もともと、HONMAのアイアン、ウエッジは評価が高く、往年の『PP-737』や近年の『TW757 Vx』は名器といわれている。それを伊賀祐介は次のように語る。「HONMAのアイアン、ウエッジはアドレスしたときの顔がいいだけでなく、芝においたときの“すわり”がいい。ゴルフクラブを知り尽くした“匠”が作っているよさが伝わってきます」
T//WORLD TOUR V

操作性と抜けのよさが特徴のハーフキャビティアイアン。新素材「S15C」により、前作よりもさらに打感がやわらかくなった
T//WORLD Vx

万人向けのオーソドックスな鍛造キャビティアイアン。新たに採用した素材「S15C」による打感のやわらかさと、適度な寛容性が魅力
T//WORLD Px

高強度のLカップフェースと軟鉄鍛造ボディを組み合わせたツーピース構造。スマートな形状でありながら、飛距離性能は高い
HONMA WEDGE

やわらかいステンレス素材を使用。すべてのロフト角に2タイプのバンス角があり、スイングタイプに合ったソール形状を選べる

さっそく新アイアンを打ってもらった。「まず打感に驚きました。打感がやわらかいことは想像していたのですが、想像を遥かに超えるソフトな打感。今までのフォージドアイアンで感じたことのない感触でした。しかも、ただやわらかいだけではなく、打球は力強くて飛びます」
じつは今回の『TOUR V』『Vx』は高純度な新素材「S15C」を使いつつ、外側は特殊な熱処理によって剛性を高めている。それが“やわらかい打感で飛ぶ”につながっている。

3タイプのアイアンの違いについては「まず『TOUR V』はマッスルバックとハーフキャビティのいいとこ取りをしていて操作性と寛容性のバランスがよい。『Vx』はハーフキャビティの王道的なモデルで幅広いタイプのゴルファーが使える。『Px』はシャープな形状でありながら飛距離性能が高いです」

新ウエッジについては「これも1番驚いたのは打感。打った瞬間に軟鉄素材だと思ったのですが、ステンレス素材だと聞いてビックリしました」
ウエッジは「HMSS」という一般的なステンレスよりもやわらかい素材を使っている。軟鉄ではなくステンレスにしたことは錆びに強く、スピン性能が長く持続することにこだわったからだ。


S15C × N.S.PRO MODUS³ for T//WORLD
「TOUR V」と「Vx」の素材はS15Cという一般的な軟鉄よりも純度の高い素材を使った一体鍛造。シャフトは日本シャフトと105g前後の新モーダスを共同開発。「TOUR V」には粘り系のBLACK、「Vx」は走り系のREDを採用している
アスリートからシニア、
スライサーまで
「オールHONMA」でOK!
"ゴルファーのタイプ別"推奨!
HONMAの最適セッティング

「3つのアイアンも個性がはっきりわかれていて、ウエッジもソールがフラットなⅠソール、オーソドックスなラウンド形状のSソール、三日月型のCソールと3タイプから選べる。このアイアンとウエッジがあればセッティングの幅が広がると思いました」という伊賀に、ゴルファーのタイプ別に推奨するHONMAの最適セッティングを組んでもらった。

60度のCグラインドなど
高い技術でコースを攻略
アスリートゴルファーなら「TOUR V」の4番アイアンもハードすぎない。ウエッジは60度のCソールがポイント。フェースを開いてさらにロフト角を寝かすなどのテクニックを駆使し、いろんなアプローチでコース攻略してほしいですね。


「TOUR V」と「Vx」は
コンボセットが組みやすい
中級者のアイアンは「TOUR V」と「Vx」のコンボセットにしていますが、この2モデルは形状(顔)の流れがそろっていて理想的なコンボとなるのでぜひ組み合わせてほしい。長いアイアンから短いアイアンまで上手に打ちこなせます。


4Uと5番アイアンの
飛距離差がちょうどいい
オーソドックスなセッティング。HS40m/秒前後のゴルファーは4Uくらいのロフト角(22度)が使いやすく、「Vx」の5番アイアンとの飛距離の差も10から15ヤードくらいになるので、距離の谷間ができないセッティングが組めます。


UTよりも
アイアンで攻める!
シニアゴルファーはUTよりもアイアンのほうが上手な人が多い、というところに着目したセッティングです。コンボセットにした「Px」は、寛容性だけでなく飛距離性能も高いので、5、6番アイアンでしっかり飛距離をかせげます。


ウッドもアイアンも
つかまり重視
スライサーは「ウッドもアイアンも打球が高く上がりやすくてボールのつかまりがいいクラブを」ということで、ドライバーはロフト角10.5度の「MAX」にFW3本を。「Px」は高弾道のドローボールが打ちやすいアイアンです。


「HONMA=ベテランゴルファー向き」という印象をもっている人がいるかもしれないが、クラフトマンとして活躍する伊賀はそれを否定する。「昨年発売した『TW777』から印象が大きく変わりましたし、HONMAのアイアンはプロゴルファーからの評価も高く、新作は『TOUR V』『Vx』『Px』の個性が明確になったので、幅広いゴルファーが使えるセッティングが組めます」
また、ウエッジのソールタイプは、ターゲット層をさらに広げた、という。
「AW相当のロフト角はバンス角8度と16度があって、打ち込むタイプにも払い打つタイプにもマッチするセッティングを組みやすい。54度以上もハイバンスとローバンスがありますが、2タイプだけというのは、ゴルファーやクラブフィッターが選ぶ、導く際にやさしくとてもシンプルです」

タイプ別の
ウエッジセッティング
ショートゲーム
重視派

ロフト角(バンス・ソール)
46(8I)、50(8I)、56(16S)、62度(4C)
ウエッジを4本セットに。46度、50度はおもにフルショット用として「8I」のソールとバンスを選択。56度はバンカーへの対応が高いハイバンスの「16S」。62度のローバンス「4C」はテクニカルなアプローチ用で!
フルショット重視派
(HS 45m/秒未満)

ロフト角(バンス・ソール)
46(16I)、52(16I)、58度(16S)
アイアンの流れから46度はハイバンスの「16I」に。58度もフルショット時にヘッドが少し手前から入っても飛距離をロスしにくい「16S」。52度の16I(写真右)を入れて46度と58度の真ん中の距離を埋める
フルショット重視派
(HS 45m/秒以上)

ロフト角(バンス・ソール)
48(16I)、54(16S)、60度(16S)
48度からロフト角6度ピッチの3本セット。ヘッドスピードが速い人は56度や58度よりも60度のほうが飛びすぎないので飛距離のコントロールがしやすい。「16S」はフェースを開いて使うアプローチも打ちやすい
もちろんシニアゴルファー、スライサーにオススメのクラブもそろっている。
「ウッド系だと『TW777 MAX』、アイアンだと『Px』は球のつかまりがよくてドローボールが打ちやすい。シニアゴルファーやスライサーのゴルフを簡単にしてくれるクラブです」
今回は5タイプのゴルファーを想定したセッティング(パターを除く13本)を組んでもらったが、これ以外にも全ゴルファーが「オールHONMA」で念願のベストスコア更新を目指し、叶えることができるだろう。
【SPEC】
T//WORLD TOUR V
●素材・製法/S15C軟鉄+一体鍛造 ●ロフト角(#7)/32度 ●ライ角(#7)/61.5度 ●シャフト/N.S.PRO MODUS³ for T//WORLD BLACK ●価格/#6~10(5本セット)14万8500円、#4~10(1本)2万9700円
T//WORLD Vx
●素材・製法/S15C軟鉄+一体鍛造 ●ロフト角(#7)/30度 ●ライ角(#7)/61.5度 ●シャフト/N.S.PRO MODUS³ for T//WORLD RED ●価格/#6~10(5本セット)14万8500円、#4~10(1本)2万9700円
T//WORLD Px
●素材・製法(#7)/軟鉄(S25C)ボディ鍛造+HMS40フェース鋳造 ●ロフト角(#7)/30度 ●ライ角(#7)/61.5度 ●シャフト/N.S.PRO 950GH neo、VIZARD IRON Lite ●価格/#6~10(5本セット)14万8500円~、#5~10(1本)2万9700円~
HONMA WEDGE
●素材・製法/HMSS(ステンレス+特殊熱処理)鋳造 ●ロフト角(バンス角とソール)/46(8I、16I)、48(8I、16I)、50(8I、16I)、52(8I、16I)、54(8C、16S)、56(8C、16S)、58(4C、16S)、60(4C、16S)、62度(4C、16S) ●シャフト/N.S.PRO MODUS³ WEDGE 105、N.S.PRO 950GH neo ●価格/2万5300円〜
解説・試打=伊賀祐介
●いが・ゆうすけ/1984年生まれ、京都府出身。「京都ゴルフスタジオ」の工房事業部マネージャー。アマチュアからプロまで幅広いゴルファーのクラブ調整を行なっている。ギアとスイングという2つの視点から最適解を導き出す、凄腕のクラブフィッター。
●商品の問い合わせ/本間ゴルフ ☎0120‐941‐380 honmagolf.com/jp
構成=野中真一、撮影=田中宏幸、協力=本間ゴルフ 神田店

