サンアントニオ・スパーズの大黒柱ヴィクター・ウェンバンヤマは、22歳にしてすでにリーグを代表するスターの1人に上り詰めた。
2023年のドラフト全体1位でスパーズに入団したフランス出身の超逸材は、ルーキーイヤーからチームの中軸を担い、平均21.4点、10.6リバウンド、3.9アシスト、1.24スティール、3.58ブロックの好成績で新人王とブロック王に輝いた。
右肩の血栓症で不完全燃焼に終わった昨季を経て、3年目の今季は64試合に出場して平均25.0点(リーグ13位)、11.5リバウンド(同4位)、3.1アシスト、1.03スティール、3.08ブロック(同1位)、フィールドゴール成功率51.2%、3ポイント成功率34.9%をマーク。史上初の満票で最優秀守備選手賞に輝き、オールNBA1stチームとオールディフェンシブ1stチームにも選出された。
チームも62勝20敗でウエスタン・カンファレンスの第2シードを獲得し、7年ぶりのプレーオフ進出を果たした。
1回戦でポートランド・トレイルブレイザーズを4勝1敗で退けると、カンファレンス準決勝ではミネソタ・ティンバーウルブズを4勝2敗で撃破。カンファレンス決勝でも昨季王者オクラホマシティ・サンダー相手に2勝3敗と健闘している。
ウェンバンヤマは自身初のプレーオフでも平均22.9点、11.1リバウンド、2.8アシスト、3.73ブロック、フィールドゴール成功率51.6%、3ポイント成功率34.3%と堂々たるプレーを披露。
元NBA選手で、今季までゴールデンステイト・ウォリアーズのアシスタントコーチを務めたジェリー・スタックハウスは、『ESPN』の『The Rich Eisen Show』で、ウェンバンヤマについて「すべての起爆剤となっているのはウェンビー(ウェンバンヤマ)であり、攻守両面でゲームに影響を与えている。オフェンスではエリートレベルでプレーしているし、ディフェンスでは...彼はすべてを変えてしまっている」と絶賛した。
ウェンバンヤマが「唯一無二の存在か」と問われたスタックハウスは、「私が見てきた中で、彼のような選手は他にいない」と断言した
「ウィルト(チェンバレン)が成し遂げたことの逸話は耳にするけど、ウィルトでさえ、試合の勝敗がかかった場面で、同点を狙って30フィート(約9メートル)の距離からプルアップシュートを打つようなことはなかった。だから、ウェンビーは間違いなく唯一無二の存在だ。
あのサイズ(身長224cm)とスキル、そして彼が持っている競争心の強さも見て取れる。言動すべてがプロフェッショナルで、あるべき姿を体現している。私の中で、彼は間違いなく唯一無二の存在だ」
サンダーとのシリーズでも平均28.2点、11.8リバウンド、3.6アシスト、1.40スティール、3.00ブロックと攻守に奮闘しているウェンバンヤマ。スパーズを2013-14シーズン以来となるNBAファイナル進出に導けば、さらにその評価を上げることになりそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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