シカゴ・ホワイトソックスの西田陸浮は、現地5月25日のミネソタ・ツインズ戦(○3対1)でメジャーデビューを飾ると、翌日のツインズ戦(●3対5、延長11回)でも2試合連続で9番・ライトでスタメン出場。ともに安打を放ち、補殺をマークした。
2001年生まれの西田は、東北高を卒業した後に渡米。マウントフッド・コミュニティ・カレッジに入学し、その後、23年にオレゴン大に編入。同年のMLBドラフト11巡目(全体329位)でホワイトソックスから指名を受けた。1Aから着実にステップアップを果たし、今季4月に3Aのシャーロット・ナイツに昇格すると、33試合で打率.347、9盗塁を記録した。
日本人メジャーリーガーの多くがNPBで実績を残した後にMLB球団に移籍してきたなか、異例の形で最高峰リーグに上り詰めた西田について、元楽天監督のデーブ大久保氏が語った。
まず大久保氏は、MLBスカウト経験者の話として、メジャーサイドはNPBで腕を磨いてからの移籍が望ましいという考えが多いと紹介。学生から直接渡米すると「言葉の壁、食事の壁、そして差別。この3つを乗り越えないと、野球選手として成り立たないぐらいの厳しい環境がある」と述べた。
技術的には、西田の打撃は両目でボールをしっかり見る“日本スタイル”だとし、打率が残せるタイプだと分析。メジャーリーグ評論家から、足の速さはキム・ヘソン(ロサンゼルス・ドジャース)クラス、守備は本職であるセカンドでの捕球から送球までの速さを活かしているという情報を得たという。
鮮烈デビューを飾った25歳について大久保氏は「レギュラーもありえますしね。楽しみです」と期待を寄せた。
チームメイトでア・リーグのホームラン王争いでトップに立っている村上宗隆とともに、西田は日本人旋風を巻き起こせるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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