ニューヨーク・ニックスは、プレーオフ・カンファレンス決勝でクリーブランド・キャバリアーズ相手にスウィープ勝ちを収め、1999年以来となるNBAファイナル進出を決めた。53年ぶりのリーグ優勝も現実味を帯びてきたなか、元NBA選手のシャックことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズ)がポテンシャルを高く評価している。
ニックスはジェイレン・ブランソンが加入した2022-23シーズンから4年続けてプレーオフでカンファレンス準決勝に進出。イーストの第3シードを獲得した今季は、1回戦でアトランタ・ホークスを4勝2敗、カンファレンス準決勝でフィラデルフィア・セブンティシクサーズを4勝0敗で破り、第4シードのキャブズとのカンファレンス決勝へと駒を進めた。
ファイナル進出をかけた大舞台では、ブランソンがシリーズ平均25.5点、7.8アシスト、カール・アンソニー・タウンズが平均15.8点、12.0リバウンド、4.0アシスト、1.5スティール、1.0ブロック、OG・アヌノビーが平均16.3点とチームを牽引し、4連勝で27年ぶりにイーストを制した。
1回戦の第4戦からプレーオフ歴代3位タイとなる破竹の11連勝。ファイナルの対戦相手は、昨季王者のオクラホマシティ・サンダーかサンアントニオ・スパーズの勝者となる。
殿堂入り選手のシャックは『ESPN』の『The Rich Eisen Show』で、ニックスは「本物だ」と高く評価している。
「今のニックスは、かつて俺たち(レイカーズ)が負けた時のデトロイト・ピストンズを思い出させる。ラシード(ウォーレス)やチャンシー(ビラップス)、ベン・ウォーレスたちがいたあのチームだ。今のニックスも、誰もが常に話題にするような超ビッグネームはいないが、チームとして完璧にまとまっている。ジェイレン・ブランソンは、まさにリーダーそのものだ」
“バスケットボールのメッカ”と言われるニューヨークに本拠を置くニックスのファンは熱いことで知られるが、シャックも「特別な存在」と位置付けている。
「彼ら(ファン)は毎年、『今年こそは勝てる』と信じて疑わない。非常に忠実で、決して心変わりしない。負けても『来年がある』と言い続け、ついに今年、その時が来た。ニックスが素晴らしいバスケットをしている時は、誰にとっても見ていて楽しいものだ」
その上でシャックは、ニックスの強みについて、「今の彼らのプレーを見ていると、ウエストのチームに勝てないとは言い切れない。ディフェンスは堅く、シュートも決まるし、何よりパニックに陥ることがない。リバウンドの強さも圧倒的だ」と見解を述べた。 さらにケンドリック・パーキンス(元ボストン・セルティックスほか)も『ESPN』の『SVP SportsCenter』に出演した際、「彼らはチームとして非常にまとまっていて、“勝者の資質”を備えている」と語る。
「今のニックスにはリーグ優勝を果たす正当なチャンスがある。ニックスが持つ最も重要な強みは、2ウェイプレーヤー(攻守両面で活躍できる選手)の存在だ。去年のOKC(サンダー)が証明したように、NBAチャンピオンになるには2ウェイプレーヤーが不可欠なんだ。
ニックスにはOG・アヌノビー、ジョシュ・ハート、ランドリー・シャメット、そしてミケル・ブリッジズがいる。全員がハイレベルなディフェンスをこなし、かつ確実にシュートを決めて得点できる能力を持っている」
運命のNBAファイナルは現地時間6月3日(日本時間4日)に幕を開ける。ニックスは通算3回目のリーグ優勝を果たし、半世紀以上待ち続けた歓喜の瞬間を、ニューヨークにもたらせるか。
構成●ダンクシュート編集部
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