
いぎなり東北産が、5月22日に単独ライブ「いぎなり東北産 9人ともぎたて HALL PARTY」をKanadevia Hallで開催した。本公演は22日、23日の2日間にわたって3公演行われたもので、本稿では22日初日公演の模様をレポートする。
■フルーツ×プリンセスの新衣装でキュートに開幕!藤谷美海はまさかの「大根」!?

このライブのためのOVERTUREが鳴り響く中、メンバーはフルーツとプリンセスを掛け合わせたような新衣装でステージに登場。客席からは大きな歓声が上がった。
ライブは、桜ひなのの「みんなのフレッシュな笑顔、もぎ取っちゃうぞ〜!」というキュートな煽りから「わざとあざとエキスパート」で元気よくスタート。序盤から息の合った掛け声で会場の熱気を高めていく。
続く「あと3センチ」では、ステージ上に置かれたソファや大きなプレゼントボックスを使ったパフォーマンスを展開。ステージ上のライブカメラから客席やメンバーの振り付けがスクリーンに映し出される映像演出も交え、胸キュンソングの世界観をたっぷりと表現した。「さいしょのシングルです!」で橘花怜の澄んだ歌声がハッピーな空間を作り上げると、一転して「Action!」へ。「いぎなりなら手を叩こう〜」のフレーズに合わせてメンバーがプレゼントボックスを手に持ち、ヘッドセットマイクならではの両手を使ったダイナミックなアクションを披露。サビでは会場全体に大きなクラップが鳴り響いた。曲の最後には律月ひかるがボックスの中から鍵を取り出し、最新シングルのカップリング曲「放課後のおねがい!」へと繋いだ。

最初のMCでは、ライブタイトル「もぎたて HALL PARTY」にちなんだ特別版の自己紹介を披露。葉月結菜の「もぎたてブルーベリー」、吉瀬真珠の「もぎたてキウイ」、北美梨寧の「もぎたて高級グレープ」、桜の「もぎたてブラッドオレンジ(フレッシュだけどちょっと毒々しい私も愛してね!)」、伊達花彩の「もぎたてパイナップルレッド」、橘の「もぎたてピーチ」、律月の「もぎたてしろいちごホワイト」、安杜羽加の「もぎたてギャルギャルマンゴー」と続く中、藤谷美海はまさかの「もぎたて大根」を名乗り、「大根のように図太く心折れないでがんばります」と宣言して会場の笑いを誘う。
また、安杜から「金曜日に集まってくれた”つよオタク”のみなさん、ありがとうございます!」と平日夜に駆けつけたファンへ感謝が伝えられたほか、この日発売されたグループの写真集について、律月が「水に入っています」「手をつないでいます」と独特な視点で見どころをアピールし、和やかな空気が流れた。
■パジャマ姿でのバラードから一転、キックボードでステージを駆け回る!

中盤戦は、安杜の「これからはみんな大好きなパーティータイムだ!」という煽りから「BUBBLE POPPIN」へ。ミラーボールが煌めく中、ダンサブルなビートに合わせてフロアは大ジャンプの渦に包まれた。そこから「Fly Out」、メジャーデビューシングルの「らヴ戦▼セーション」(正しくはヴはうに濁点、▼は白抜きハート)、アップテンポロックナンバー「うぢらとおめだづ」とノンストップで駆け抜け、9人の力強いユニゾンをホールに響かせる。
「フルーツよりもあなたのことが大好き。なんだか真珠ちゃん、眠くなってきちゃった……」というセリフから、スクリーンにはパジャマ姿でじゃれ合うメンバーのイメージ映像が。ステージには毛布にくるまれたメンバーが登場し、「SNSは6時間」からバラード曲「真っ直ぐに、明日がある」へ。桜の歌声から始まり、一人ひとりが想いを込めて歌い繋いでいくエモーショナルなパフォーマンスで観客を惹きつけた。
夢から覚めると、ハイテンションな「シャチョサン」へ突入し、たっぷり寝た(?)メンバーたちが元気いっぱいにステージを駆け回る。その後、モンスターの唸り声のような不穏なBGMとメンバーの悲鳴から「ゾンビソサエティー」へ。キレのあるカッコいいダンスから、メジャー2ndシングル表題曲「デコ!!」へなだれ込むと、東京を侵略すべくステージ上に次々とキックボードが登場。やりたい放題のパフォーマンスの中、桜と伊達のハイトーンシャウトがバッチリ決まり、ホールは巨大なディスコ空間へと変貌した。
「Trophy Girl」ではアイドルらしいキュートでポップなダンスと胸キュンセリフで歓声を浴び、「feeling」ではフロアに魔法をかけるような映像演出とともに「夢や願いは手を伸ばせば必ず届くから」という明るいメッセージを届けた。
■ベストアルバム発売&新曲「この夏のヒロWin!」初披露!熱狂のラストスパートへ

後半のMCでは、「9人ともぎたてゲームPARTY」と題してワードウルフゲームを実施。しかし、桜がスクリーンに映し出されたお題をうっかり見てしまうというハプニングが発生し、会場は大きな笑いに包まれた。和気あいあいとしたトークのあと、ここで8月5日にベストアルバム「いぎなりベスト」が発売されることがサプライズ発表され、ファンから割れんばかりの拍手が送られた。
ライブはついにラストスパートへ。「今年の夏のヒロインにしてください」という桜のメッセージとともに、新曲「この夏のヒロWin!」が初披露される。「最推しに立候補します」「一瞬も目を逸らさず私を見てて!」「一瞬が永遠の思い出になる」といった、夏フェスでいぎなり東北産がいちばんのヒロインになる、最高のライブにすることを約束した夏の王道アイドルソングをエネルギッシュに歌い上げた。
続いて伊達の雄叫びから「あーぐれす」、SNSで話題のバズ曲「沼れ!マイラバー」、怒涛のアッパーチューン「ハイテンションサマー!」を畳み掛け、ペンライトの海と化した客席からはこの日一番の大きなコールが響き渡る。橘の「パーティーはまだまだ終わらないぜ!」という煽りから、いぎなり東北産を象徴する楽曲「天下一品〜みちのく革命〜」へ。グループの魂を見せつけるような圧倒的な熱量で、会場の熱気は最高潮に達した。
本編の最後を飾ったのは「サンセット」。スクリーンに歌詞が映し出される中、「笑い合えた今日一日をずっと忘れない」「また会えるよね」という多幸感あふれるハートフルなパフォーマンスで会場を優しく包み込む。「またパーティーに遊びにきてね!」というメッセージとともに、いぎなり東北産のライブ恒例である客席からの「ありがとうございました!」の大きな挨拶で、初日の“HALL PARTY”は大盛況のうちに幕を閉じた。

■「いぎなり東北産 9人ともぎたて HALL PARTY」2026年5月22日(金)セットリスト
1. わざとあざとエキスパート
2. あと3センチ
3. さいしょのシングルです!
4. Action!
5. 放課後のおねがい!
6. BUBBLE POPPIN
7. Fly Out
8. らヴ 戦▼セーション(正しくはヴ はうに濁点、▼は白抜きハート)
9. うぢらとおめだづ
10. SNSは6時間
11. 真っ直ぐに、明日がある
12. シャチョサン
13. ゾンビソサエティー
14. デコ!
15. Trophy Girl
16. feeling
17. この夏のヒロWin!(新曲)
18. あーぐれす
19. 沼れ!マイラバー
20. ハイテンションサマー!
21. 天下一品〜みちのく革命〜
22. サンセット

