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「ANAがLCCになった」と揶揄される「国内線新運賃」3プランを賢く使い倒す方法

「ANAがLCCになった」と揶揄される「国内線新運賃」3プランを賢く使い倒す方法

 5月19日の搭乗分から、国内線の運賃制度を大胆にリニューアルしたANA。新たに「シンプル」「スタンダード」「フレックス」という3種類のプランが用意されたが、これが「ANAのLCC化だ」と揶揄されているのだ。

 中でも最安の「シンプル」プランは、搭乗24時間前まで事前の座席指定が原則的に不可。預け荷物は1個23キロまでで、これまでと違って厳格に運用される。
 そして予約変更に関しては、従来のセール運賃同様に不可という厳しい制約がつく。そのため「小さな子連れ客が機内で離ればなれになり、他の乗客に席の交換を個別交渉してトラブルになる」などという懸念が噴出しているのだ。

 航空会社の運賃形態に詳しい、旅行ライターの高島昌俊氏が解説する。
「今回のANAのルール改定は、実質的なサービスの一部有料化、切り離しともとれ、LCCの手法に近づいた印象を抱かせます。ただ、海外でも多くのキャリアフラッグが、同様の運賃体系を採用し始めている。一般の乗客が機内での『席替えトラブル』に巻き込まれないための自衛策としては、当日24時間前のオンラインチェックイン開始と同時に、即座に座席を確保するか、それが面倒なら数千円をケチらずに、事前指定が可能な『スタンダード』以上のプランを選ぶしかありません」

これほどタイパとコスパに優れた選択肢はない

 だが、この制度はデメリットばかりではない。ルールを逆手に取れば、驚きの安値で大手の翼を乗りこなす「賢い攻略法」が見えてくる。高島氏が続ける。
「直前予約でも空席状況次第では、従来の半額近い格安料金で購入できる便がゲリラ的に出現するため、恩恵を絶賛する声が爆発しています。LCC並みの運賃でありながら、手荷物の預け入れ無料や機内ドリンク、定時運航率の高さといった『フルサービスキャリア』としての基本特典は、そのまま維持される。座席位置にこだわらないビジネスマンの一人旅や弾丸旅行であれば、これほどタイパとコスパに優れた選択肢はありません」

 賛否両論が渦巻く青い翼の新ルール。これを単なる「改悪」と斬り捨てるか、それとも「大手のサービスを格安で味わう好機」と捉えるか。航空業界が上級会員や客層の選別へと舵を切る令和の時代、我々乗客側にも、自身の旅のスタイルに合わせた、したたかな自衛策と活用術が求められている。

(滝川与一)

配信元: アサ芸プラス

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