
【U-19日本代表の最新序列】W杯帯同組&欧州武者修行組。“異例編成”に見るサバイバル、飛躍のきっかけを掴めるか
“次”のワールドカップを狙う若き選手たちがそれぞれの場所で新たな刺激を受けながら、貴重な経験を積むために海を渡る。
山口智監督が率いるU-19日本代表が同時期に異なるチームを編成し、海外遠征を行なう。チームの直近の目標は来年に控えたU-20ワールドカップの一次予選を兼ねる今年9月初旬のU-20アジアカップ予選となるが、選手たちには4年後のA代表のワールドカップや2年後の夏に開催されるロサンゼルス五輪に食い込むことが期待されている。
そうした才気溢れる若手に成長の場を与えるべく、今回の活動は異例の形態となった。
山口監督が陣頭指揮を執るアメリカ・メキシコ遠征は6月11日に開幕する北中米ワールドカップに帯同するトレーニングパートナーという側面を持ち、A代表のサポートをしながら現地6月5日にU-19メキシコ代表、同9日にU-19アメリカ代表とトレーニングマッチを行なう。
その後もA代表に帯同し、現地15日に行なわれるW杯グループステージ第1節のオランダ戦から最終節のチュニジア戦まで活動をともにしながら全試合を現地で観戦する。
一方でモーリスレベロトーナメント(旧・トゥーロン国際大会)に参加するチームは、U-19日本代表でヘッドコーチ格の菅原大介コーチが指揮を執る。現地1日にグループリーグの初陣でコートジボワール、3日にポルトガル、6日にカナダ、11日にベネズエラと対戦し、上位2か国に入れば13日に決勝or3位決定戦に臨む。
3月のウズベキスタン遠征組からはCB元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島)、MF長南開史(柏)、MF和田武士(浦和)といった飛び級組が5月にU-17アジアカップに参加した関係で招集外となり、その遠征で負傷したFW高岡伶颯(ヴァランシエンヌ)やコンディション不良でモーリスレベロトーナメントへの参加を辞退したシュミット・ニック(ザンクトパウリ)も不参加となった。
また、継続してひと世代上のU-21日本代表に招集されているGK荒木琉偉(G大阪)、DF佐藤海宏(新潟)、DF森壮一朗(名古屋)も、前回と同じく上の世代の活動に参加する。
そうした幾つかのチーム事情や怪我の具合を踏まえ、今回のリストを紐解くと、メンバー編成は明確に分かれた印象が強い。コアメンバーのほとんどは北米遠征に参加し、フランスに赴く面々は新顔が多く選出されている。大会前に山口監督や代表の関係者は選考の基準についてはっきりと何かを話していたわけではないが、この振り分けを見ると、AチームとBチームという見方ができるだろう。
MF濱﨑健斗(神戸)やCB大川佑梧、FW徳田誉、FW吉田湊海(いずれも鹿島)といった主力組に加え、FW新川志音(シント=トロイデン)、FW神代慶人(フランクフルト)らの海外組も北米に向かう。また、Jリーグの舞台で出場機会を着実に増やしているMF姫野誠(千葉)、MF徳村楓大(町田)、MF長璃喜(川崎)も評価され、W杯のサポートメンバーとして現地に赴く。
一方でモーリスレベロトーナメント組は前述の通り、お試し要素が強い構成になっている。MF神田泰斗(大宮)やMF中積爲(G大阪)といった山口ジャパンを経験している選手に加え、FW日髙元(大宮)やMF岩崎亮佑(横浜FC)という売り出し中のアタッカーが選出された。日髙は初代表で、岩崎は24年2月のU-16代表以来の日の丸。Jリーグの舞台で経験値を重ねてきた成果を異国の地で出せるか注目だ。
現時点ではラージグループを形成しつつ、今年9月初旬のU-20アジア杯予選に向けてスカッドを固めている段階。ただ、アジア杯予選はインターナショナルマッチウィーク外の開催となるため、海外組の招集がどこまでできるかは不透明だ。
国内組もJリーグが開幕したばかりで、どこまで呼び寄せることができるか見通せない。そうした状況を踏まえれば、新たな戦力の台頭はもちろん、山口監督が求める攻守にアグレッシブなスタイルを理解した選手をひとりでも増やしたいところではある。
同時期に2チームを編成する異例の活動となるなかで、選手たちは飛躍のきっかけを掴めるか。チームの骨格を定めている時期とあって、誰にでもチャンスはあるのは確かだろう。今遠征も日本の未来を担う選手たちから目が離せない。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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