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嵐、涙と笑顔で26年半の歴史に幕引き…最後まで貫いた究極の“ファンファースト”

嵐、涙と笑顔で26年半の歴史に幕引き…最後まで貫いた究極の“ファンファースト”

東京ドームで26年半の活動に終止符を打った嵐
東京ドームで26年半の活動に終止符を打った嵐 / ※提供写真

アイドルグループ・嵐が5月31日、3月13日の札幌公演を皮切りに東京、名古屋、福岡、大阪と巡ってきた最後の5大ドームツアーのファイナルで、4月以来となる東京ドーム公演を開催。2020年末の活動休止から5年、2025年5月に再集結した5人は、2026年のラストツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」の開催、そして本ツアーをもって嵐としての活動を終了した。

■「これが嵐だ!」あの日の宣言から地続きの思いを込めたセットリスト

大野智、相葉雅紀、二宮和也、櫻井翔、松本潤…嵐としての活動の締めくくりは、長年支え続け、待ち続けてくれたファンのため、2020年末はコロナ禍で直接会える場を持てなかったあの時の「約束」と「忘れ物」を、守り回収するためのライブツアー。メディア、媒体への露出は一切なく、5人がそろうのはファンクラブコンテンツと本ツアーのみと、“最後の5人での公の場”をファンの前だけに限定し、ひたすらファンとの再会だけに5人の時間を注ぐことで、嵐を全うする彼ららしいファンファーストを最後まで貫いた。

「いつもの嵐」「どこを切っても嵐」「オリジナルのキーで歌割りで振り付けで」とメンバーも説明するように、2020年の「This is ARASHI(これが嵐です)」から地続きであり、あのライブのラストに大きな声で宣言した「We are ARASHI!(俺らが嵐だ!)」そのものの思いと表現が込められたセットリスト、構成、演出で、全33曲約3時間半を駆け抜け、1999年のデビュー以来、26年半活動してきた“アイドル・嵐”の歴史に幕を下ろした。

■5年の空白を瞬時に埋めた、東京ドームに響く「ただいま」の歓声

2020年末の「This is ARASHI」ライブのラスト、あの無観客の東京ドームの“空”にかかった虹が、「We are ARASHI」のオープニングを彩るOverture。「2020.12.31」で止まっていた時間が動き出すと、本ステージ上空に巨大なディスプレイBOX型の装置が出現。その上に5人が大きな青空と虹を背負い、姿を現す「Love Rainbow」に過去イチの大歓声。松本が「Hey! Tokyo! 嵐が帰ってきたぞ! We are ARASHI LIVE in TOKYO! 楽しんでいこうぜ!」と呼びかけ、それに応えるように壮大なペンライトの海が“5色の虹”となり5人を迎える幕開け。松本が「いい感じだ、TOKYO! We are ARASHI ツアーファイナル! 最後までよろしく!」と投げかけると、大野の歌い出しに客席が真っ青に染まった。

4曲目の後に最初のメンバーあいさつ。メンバーそれぞれに、いつもの“常套”文言とやり取りを繰り広げる時間。

松本「Hey! Tokyo! 会いたかったぜ! 配信のみんな、こんばんは! 楽しんでるか? みんなに聞くぞ! 楽しむ準備はできてるか! 幸せになる準備はできてるか! 今日はお前らが俺ら幸せにしてくれよ! 準備はいいか! OK、代わりに俺らが、今から俺らが全員幸せにしてやるよ! 最後までついてこい!楽しんでいこう、よろしく!」

二宮「いらっしゃいませ~! いらっしゃいませ! TOKYO! そして配信の皆さん、いらっしゃいませー! 今日は俺たちと最後まで向き合ってくれ! いけるか! いけんのか! OK、最後までよろしく」

相葉「ねぇ! 盛り上がってんのぉ~? 配信のみんなも盛り上がってんの~? まだまだいけんだろ! もっとちょうだい! もっと! 最っっ高だぜ!」

大野「はぁ~い! はぁ~い! はああ~い! 今日もいけるかい? いけんのかい? いっちゃうよー! 東京ドーム! We are ARASHI祭り!(でいっ!)」

櫻井「ARASHI is Baaaaaaaaack! ただいまー!(おかえりー!) Hey! Tokyo! 調子はどうだ! 男性陣、調子はどうだ! 女性陣、調子はどうだ! 日本列島、調子はどうだ! 配信を見てる世界中のみんな、調子はどうだ! 俺たちはもう準備できてるぞ。みんな、どうなんだ! もっともっともっと声ちょうだい! Let's get the We are ARASHI Final Starteeeeeeeed!!」

櫻井が高らかに宣言し、バキバキのLED照明の中、強靭な“サクラップ”とオリジナルの振り付けでガッツリ歌い踊る「Believe」へ。スタートダッシュの5曲で、あっという間に5年の空白も会場も完全掌握。嵐のライブが本当に“帰ってきた”ことを実感する1stブロックとなった。

「エナジーソング~絶好調超!!!!~」
「エナジーソング~絶好調超!!!!~」 / ※提供写真

■ライブ初披露の曲から5人が“溺愛”する幻の名曲まで

本ステBOX型ステージの中にスモークと共に登場した5人が「君が呼ぶなら いつでも駆けつけるよ」と歌い踊る、全編英語詞楽曲の「Whenever You Call」をライブでは初披露。

嵐屈指のラブソング「One Love」では、ジュニアと本ステ大階段で「100年先も愛を誓うよ」と歌い上げ、ラストの「ラララ~♪」に合わせ大きく振るペンライトでドームが波打つ大合唱となった。

12曲目の「つなぐ」は、大野が振り付けを手がけた曲。冒頭の大野が印を結ぶところから“忍者”インスパイア(大野主演映画「忍びの国」主題歌だけに)な和クールに全振り振り付けをガッツリとオリジナルで見せる。同じく大野振り付け曲の「CARNIVAL NIGHT part2」では、「C・A・R・N・I・V・A・L」と「NIGHT」を掛け合いを、C&Rを5人と会場が一体となって繰り広げた。

MC中に衣装チェンジを済ませ、センターステージで車座にセッティング。大野が絵を描き、相葉がそれをTシャツにデザインし、松本がジャケットデザインを手掛け、櫻井&二宮が曲を作った、という櫻井解説で「ちょっと懐かしい曲をやりたいと思います。嵐で『スケッチ』」と披露された「スケッチ」。ファンへの感謝はもちろん、“誰よりも俺ら自身が溺愛”と歌う5人が「嵐らしい」と人気の高い幻の名曲だ。

■ドームの天井まで“5色”に――客席との距離をなくす圧巻の後半戦

ドーム天井から5つの王冠型バルーンが下降しスタンバイしたところで、本ライブの“第二章(後半戦)”がスタート。バルーンのゴンドラ部のLEDがメンバーカラーの文字を映し出し、ドーム天井付近まで上昇したところで各バルーンに5人が登場。

松本「Tokyo! 後半戦の準備はできてるか! いけんのか! OK、飛べー!」と、ほぼ3階席と目が合う高さで送る嵐ライブの大鉄板ソング「Oh Yeah!」。櫻井が「上のっ方~!」「よく見えてるぞ!」「もっと騒げ!」と、松本も「手、上げろ!」と高所からもあおりまくりで、客席と直接コミュニケーション。

二宮が「ここから、まだまだ一緒に踊りましょう!」と呼びかけた、嵐の数あるチアソングの中でも人気の高い1曲「GUTS!」では、バルーンから降り、アリトロで声の限りに叫び届ける「上のっ方~!」「もっともっと!」「歌え~!」と全身であおりまくる5人が、大きく手を振り揺れるドームの一体感に包まれながら本ステへ。“少しでも近くへ”精神が行き届いた、“どの席でも距離を感じさせない”のが嵐ライブ。移動型バルーンを駆使し、客席との高さと距離を完璧にカバーしたブロックだ。

「Troublemaker」
「Troublemaker」 / ※提供写真

■「怪物」たちの夜会から5人が肩を寄せ合う王道の嵐へ

「ゴーン、ゴーン」と鳴り響く時計の音は、まさに“怪物”たちの夜会が始まる合図。噴水と火柱、火球がボゴボコと上がり続けるど迫力の特効ざんまいの中、リリース当時のままオリジナルの振り付けで見せる「Monster」に、客席からは感嘆と歓喜の悲鳴上がり続けた嵐ライブの超人気曲。

そして、バチバチに踊り倒す「truth」では、このライブで唯一新たなサウンドアレンジが施された間奏パートで、上空から花火が降り注ぐ中でジュニアと群舞で見せた。

25曲目は、「東京にお集まりの皆さん、そして配信をご覧の皆さん。改めまして、嵐です!」と、えげつない輝度でビカビカに輝く景色を作り続けるペンライトの海を移動しながら5人で届ける「ワイルド アット ハート」。5人が手を重ね始まる「Step and Go」は、本ステ中央に戻り「いつかまたね 交点の先で」と歌い、5人が肩に手をかけ合うラストまで、ムービングステージの上ながら、いつも通りに歌い踊る“嵐”と“5人”を見せつけるようなブロック構成で魅了した。

■直球の愛と感謝を浴びて涙腺が崩壊

松本が「俺らからのありったけの愛と感謝を届けます。受け取ってください」と、スタートした6thブロック。その一曲目は、嵐最強のラブソングにして代表曲となった「Love so sweet」。

幼少期からのヒストリー映像&画像を背負って、「こんな好きな人に出会う季節 2度とない」とファンに歌いかけ、さらに「限られた愛と時間を 両手に抱きしめる」「せめて今日だけは消えないで」と、このファイナルステージへの思いをかみ締めるような「PIKA☆☆NCHI DOUBLE」。さらに、「ありがとうの想いを伝えたいよ そっと 君のもとへ」という直球メッセージを捧げる「マイガール」の3曲で、客席は完全に涙腺崩壊。

嵐5人から送られる愛と感謝を浴び、泣きながら「ありがとう」を返し続けるファンの声もこれまでにないほどに大きいものだった。途中、相葉が何度かグッときている姿がモニターで確認でき、さらに涙を誘った。

超満員の東京ドームに嵐5人が登場
超満員の東京ドームに嵐5人が登場 / ※提供写真

■ラストを飾るデビュー曲と特大のシンガロング

ついに迎えた最終ブロック。松本が「俺らはまだまだ届けたい曲あるけど、みんなはどうなんだ! まだいけんのか! じゃあ、ここで聞くぞ! 俺らの名前は何だ? せ~の!」と投げかけ、「ARASHI~!」の返しにかぶせる勢いで流れてきたのは嵐の名そのもののデビュー曲「A・RA・SHI」のイントロ。5人で本ステ上手に移動し、「for dream♪」まで丸々一曲を届け、「次はそっち行くぞ!」と下手へ大移動して「感謝カンゲキ雨嵐」。曲中の「あらしー!」の合いの手も過去イチの大音量で、観客も最後の最後までフルアウト。

大野の「smile again, I'm smile again」がドームに染み渡ったところで、二宮が「まだまだいくぞ! ぶち上げろー!」と、櫻井が「皆さん、ご唱和ください!」とぶち上げ始まった「Happiness」。サビで飛び跳ね、櫻井が使い続けてきた「上の、上の、上のっほう~!」も何度も飛び出し、「We are ARASHI!」と叫んだ櫻井、ラスサビではドーム一体となった「Yeah Yeah Yeah」の特大シンガロングが広がった。

■最新曲「Five」に込めたメッセージ、そして伝説の幕引きへ

それぞれ万感の思いであいさつを伝え、再び前を向いた5人。松本が「それでは、今日最後の曲になります。僕ら嵐の最新曲です。聞いてください」と送り出されたラストソングは、嵐の最新シングル「Five」。嵐26年半の歴史と嵐楽曲を作り上げてきた大切な“ピース”と“エッセンス”を濃縮還元、再構築した歌詞とサウンド。5人5様の担当フレーズ、重なるハモリ、5人のユニゾンに聞き入った「永遠という名の嘘」が本当になった瞬間。力強く「心からありがとう言えたこと 忘れないでいよう」と歌うラスサビで、ドカン!とテープキャノン、さらに大量の吹上げが炸裂。ドームという空間全体がキラキラと輝く夢のような景色の中、互いにハグし合い円陣を組んだ後、横並びで肩を組み、「ありがとう!」「楽しかったぜ!」「バイバイ!」と何度も何度も感謝の言葉を口にしながら本ステ大階段を登っていく5人。

そして、最上段から松本が問う。「最後にもう一回聞くぞ! 俺らの名前は! 俺らの名前はなんだ~! せ~のっ!」に、このファイナルに駆けつけた全ファン渾身の「あらし~!!」のアンサー。会場の全制御ペンライトも“ARASHI”の名前を映し出す、その中をさらに5人は進む。本ステBOXの上に着くまで、声の限りに感謝を叫び、手を振り続けながら。東京ドーム中が「ありがとう!」と叫び、手を振り続け、目に焼き付けるように5人を見つめ見送る。「どうもありがとう!」「みんな、バイバ~イ!」「楽しかったよ」という言葉を残し、嵐BOXの奥、その扉の向こうに5人の姿が見えなくなるまでキラキラの吹上げは続いた。

嵐が去った本ステ、メインモニターに果てなき道を行く嵐バスの動画。そして「We are ARASHI LIVE TOUR 2026」というラストツアーのタイトル。そこに5人のクレジットが浮かび上がり、完結。大きな大きな拍手が自然と湧き上がり、終演の時を迎えた。

嵐が嵐であり続けた26年半。活動休止を発表した2019年1月から、愛と誠意を持ってファンと向き合い続けた7年。コロナ禍で直接対面することがかなわなかった2020年「This is ARASHI」ライブから6年のブランクを経て、嵐とファンが一緒に歩み紡いできた時間を振り返り、もっとも美しい形で“宝物箱”に保管するために戻ってきた、嵐として最後のライブツアー。嵐とファンがたくさんの「ただいま」と「おかえり」を伝え合い、「大好き」と「ありがとう」を交わし合った最高に幸せな33曲3時間。「最後の最後までいつも通り」「嵐らしい」まま迎えたツアーファイナル。「2020年にできなかった忘れ物」を完全に回収した上で、過去も現在も抱きしめ、それぞれの未来へとつなげていく、5人にしかできない、この5人だからできた、アイドル・嵐としての見事な幕引きだった。


■嵐「ARASHI LIVE TOUR 2026『We are ARASHI』」
◇5月31日(日)夜6:00開演◇東京ドーム

<セットリスト>
M00. ~Overture~
M01. Love Rainbow
M02. 言葉より大切なもの
M03. Lucky Man
M04. Troublemaker
M05. Believe
M06. Whenever You Call
M07. カイト
M08. One Love
M09. Yes?No?
M10. 僕が僕のすべて
M11. サヨナラのあとで
M12. つなぐ
M13. P・A・R・A・D・O・X
M14. CARNIVAL NIGHT part2
M15. エナジーソング~絶好調超!!!!~
M16. スケッチ
M17. Oh Yeah!
M18. ハダシの未来
M19. 果てない空
M20. a Day in Our Life
M21. GUTS!
M22. Monster
M23. truth
M24. 迷宮ラブソング
M25. ワイルド アット ハート
M26. Step and Go
M27. Love so sweet
M28. PIKA☆☆NCHI DOUBLE
M29. マイガール
M30. A・RA・SHI
M31. 感謝カンゲキ雨嵐
M32. Happiness
M33. Five

※「Love Rainbow」のLoveのoはスラッシュありが正式表記

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