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男性が女友達を「恋愛対象」と見始めたときのサインとは?

男性が女友達を「恋愛対象」と見始めたときのサインとは?

Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部

みなさんにも、恋愛感情をまったく含まない、純粋に友情関係だけの異性がいるのではないでしょうか。

しかし一方で、友人関係の中から恋愛感情が芽生えることも珍しくありません。

実際、恋愛関係の多くは、最初から恋人として始まるのではなく、友人関係から発展していることが多いと言われています。

では、特に男性が女性を「ただの友達」ではなく、恋愛対象として見始めたとき、どんな行動がサインになり得るのでしょうか。

米ニューメキシコ大学(UNM)の研究チームは今回、異性間友情における「お金の支払い行動」に注目。

その結果、男性が女友達との交友関係の中で「お金を支払う」ことが多くなると、恋愛感情が芽生えたサインとなりうることが示されました。

研究の詳細は2026年4月29日付で学術誌『Evolution and Human Behavior』に掲載されています。

目次

  • 男性は「女友達」に多く支払いやすいのか?
  • 恋愛の関心が強いほど、お金を多く支払う傾向

男性は「女友達」に多く支払いやすいのか?

研究チームが注目したのは、男女間の友情における「経済的提供」です。

ここでいう経済的提供とは、たとえば女友達と食事や飲みに行ったときに、男性側が多めに支払う行動を指します。

チームは、この行動について2つの可能性を考えました。

1つは、男性が女友達に恋愛的・性的関心を持っているために、多く支払うという「求愛仮説」です。

もう1つは、恋愛感情とは関係なく、その友情を価値あるものだと感じているために多く支払うという「友情の質仮説」です。

つまり、男性が女友達にお金を使うのは「異性として好きだから」なのか、それとも「大切な友人だから」なのかを調べたのです。

研究では、アメリカ南西部の大学に通う581人の大学生が調査に参加。

参加者は、自分にとって最も親しい異性の友人と、2番目に親しい異性の友人について回答しました。

ただし、現在の恋人や家族は対象から除外されています。

質問では、その友人にどれくらい恋愛的・性的関心を持っているか、相手が自分にどれくらい関心を持っていると思うか、友情の質をどう評価しているか、そして食事や飲みの場でどちらがどれくらい支払うかが尋ねられました。

その結果、男性は異性の友人と出かける際、女性よりも多く支払っていると報告しました。

一方で女性も、男友達が自分より多く支払っていると報告していました。

つまり、男性側の自己報告と女性側の受け止め方は、おおむね一致していたのです。

さらに重要なのは、男性の支払い行動が恋愛的・性的関心と結びついていた点です。

恋愛の関心が強いほど、お金を多く支払う傾向

調査の結果、女友達に対する恋愛的・性的関心が強い男性ほど、異性の友人との食事や飲みの場で多く支払う傾向がありました。

この結果は、男性の経済的提供が、単なる親切や習慣だけでなく、恋愛対象としての関心と関係している可能性を示しています。

また女性側も、男友達が支払いを多く負担している場合、その男性が自分に恋愛的・性的関心を持っていると認識しやすい傾向がありました。

つまり、男性の「多めに払う」という行動は、女性から見ても「もしかして好意があるのかも」と読まれやすいサインだったのです。

ただし、ここで注意すべき点があります。

この研究は、「男性は好きな女友達だけに多く支払う」と単純に示したわけではありません。

チームは、同じ一人の男性が2人の女友達に対して、より魅力を感じている相手にだけ多く支払うのかも調べました。

しかし、そのような相手ごとの使い分けは明確には確認されませんでした。

むしろ結果は、一部の限られた男性の中には女友達全般に対して多く支払う人もいる、という個人差として表れていました。

これは、ある男性が特定の女友達だけを狙って奢るというより、異性の友人関係そのものを恋愛の可能性を含むものとして捉えやすく、そのため女友達全般に経済的提供をしやすい可能性も示しています。

また、友情の質が高い人ほど多く支払うという結果は見られませんでした。

つまり、今回のデータでは「大切な友達だから多く払う」という説明よりも、「恋愛的・性的関心と関係している」という説明の方が合っていたのです。

一方で、この研究には限界もあります。

調査は自己報告に基づくものであり、男性が本当に恋愛的関心を示すつもりで支払っていたのかまでは直接確認されていません。

また、対象はアメリカの大学生に偏っているため、年齢層や文化が異なれば、支払い行動の意味も変わる可能性があります。

さらに、食事が2人きりだったのか、グループでの場だったのかも区別されていません。

そのため、「男友達が多く払う=必ず恋愛感情がある」と断定するのは早計です。

それでも今回の研究は、男女間の友情で見られる何気ない支払い行動が、恋愛感情のサインとして働く場合があることを示しています。

ただの友達だと思っていた相手が、いつもより自然に支払いを引き受ける。

その小さな行動の裏には、友情だけでは説明しきれない気持ちが混ざり始めているのかもしれません。

参考文献

Busting Out of the Friend Zone
https://www.psychologytoday.com/us/blog/attraction-evolved/202605/busting-out-of-the-friend-zone

元論文

Courtship in cross-sex friendship: novel tests of male financial provisioning as a signal and cue of mating interest
https://doi.org/10.1016/j.evolhumbehav.2026.106885

ライター

千野 真吾: 生物学に興味のあるWebライター。普段は読書をするのが趣味で、休みの日には野鳥や動物の写真を撮っています。

編集者

ナゾロジー 編集部

配信元: ナゾロジー

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