
俳優の横浜流星が6月1日、都内で開催された「第35回日本映画批評家大賞」授賞式に出席。助演男優賞を受賞し、喜びを語った。
■横浜流星、「助演とはなんなのか考え、向き合い続けてきた1年」
「日本映画批評家大賞」は、1991年に水野晴郎氏が発起人となり、淀川長治氏、小森和子氏といった当時第一線で活躍した映画批評家たちによって設立された、映画人が映画人に贈る賞として日本では他に類を見ない映画賞。横浜は映画「国宝」にて、助演男優賞を受賞した。
「国宝」は、吉田修一の小説の映画化で、任侠の家に生まれながら、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた男の激動の人生を描いた人間ドラマ。任侠の一門に生まれた主人公の喜久雄を吉沢亮が演じ、横浜は喜久雄の生涯のライバルとなる俊介を演じた。
横浜は「映画『正体』ではたくさんの方々に支えられていくつかの賞をいただいて、その感謝を胸に、2025年は『国宝』『片思い世界』という作品で助演という形で、助演とはなんなのか考え、向き合い続けてきた1年でした」としみじみ。
「日本映画批評家大賞でこのように評価をいただけたことはとてもうれしく、報われたような思いです」と気持ちを口にし「今後も日本映画を発展させられるよう、作品命で役を生きていきますし、今年も秋に『汝、星のごとく』という作品が公開されます。『国宝』のように…とはいかなくても、たくさんの方々に映画館に足を運んでいただけるよう務めたいと思いますし、またこの場に戻って来られるよう精進します」と言葉に力を込めた。

■横浜流星、歌舞伎と映画の相乗効果は「この上ない幸せ」
作品をきっかけに、歌舞伎に足を運ぶ人が増えているということに対して横浜は「歌舞伎役者さんを生きるとなったときに、やはり歌舞伎役者さんへの敬意を示したいなと思っていました」と回想。「『国宝』が公開されて、歌舞伎に足を運ばれる方もたくさんいたというのは、何かひとつ自分の責務をまっとうできたのかなと思います」と語った。
さらに横浜は「歌舞伎役者さんと共演させていただく中で、『国宝の公開があったから歌舞伎の世界の興行も少し変わった』という言葉をいただけたときがありまして、それはすごくうれしいことだなと思いました」とコメント。その上で「それは逆も然りだと思うので、歌舞伎に普段いらっしゃる方々も映画館に足を運んでくださったと思いますし、そういう相乗効果が生まれたというのは、作品を作る作り手としてはこの上ない幸せなことだなと思いました」とかみしめた。
◆取材・文=朝日奈風果


