
韓国ドラマ「花より男子~Boys Over Flowers」のユン・ジフ役などで知られるキム・ヒョンジュンが所属するK-POPグループ・SS501(ダブルエス ゴーマルイチ)。CS衛星劇場では「SS501スペシャル」と題し、彼らの希少なライブアーカイブの中から、日本で開催した「SS501 SPECIAL EVENT TOUR Heart to Heart」を6月6日(土)に、「SS501 2008 Japan Tour Grateful Days Thanks for...」を7月に、2ヵ月連続でオンエア。どちらもテレビ初放送となる。
■SS501とは
SS501は、2005年に韓国でデビュー。グループ名の1番目の「S」はSUN、STAR、SPECIALなど彼らの目指す未来、2番目の「S」はSINGER、そして「501」はメンバー5人が永遠に1つになる、という意味で“5人が1つとなり、歌手としてスターになる”という思いが込められている。
メンバーは、キム・ヒョンジュン、ホ・ヨンセン、キム・キュジョン、パク・ジョンミン、キム・ヒョンジュンの5人。日本では、“キム・ヒョンジュン”は同じカタカナ表記になってしまう為、「リダ」(リーダー)、「マンネ」(末っ子)と呼ばれて区別されている。
韓国では、デビュー前からいくつもファンカフェができるほどの人気で、デビュー後は、カムバックのたびに1位を獲得し、数々の新人賞も受賞。CMにも多数出演するなど、トップグループとして君臨した。

■2007年に日本デビュー
韓国での快進撃の中、2006年4月に初来日。イベント出演や単独コンサートを経て、2007年8月に正式デビューを果たした。当時の日本は、まだ“K-POP”が今ほど一般的ではなく、韓国の音楽を聴くのは限られた層だけ。韓国ではトップアイドルの彼らだったが、1から始めなくてはならなかった。
苦労しながらも地道に頑張り、日本デビュー曲の「Kokoro」は、オリコンデイリーチャートで5位、ウィークリーチャート10位を記録。“アジアのグループとして初のデビューシングルでのトップ10入り”という快挙を遂げた。続いて発売された2ndシングル「Distance~君とのキョリ」では、オリコンデイリーチャート3位を記録。ウィークリーチャートでは9位、と順位を上げた。
■ファンとコミュニケーションを楽しんだイベントを初放送
6月6日に衛星劇場にてテレビ初放送される「SS501 SPECIAL EVENT TOUR Heart to Heart」は、2007年9月に、札幌、名古屋、大阪、福岡、東京で開催され、合計約1万人を動員したファンイベントの最終日、2007年9月19日の東京・Zepp Tokyoでの公演となる。

■日本語でフリートーク
オープニングは、日本デビュー曲の「Kokoro」。スタンディングで超満員の会場は、最初から超ハイテンション。メンバーも「アツいね!」と驚くほどの熱気だ。
1人ずつあいさつをして、特に日本語が堪能なジョンミンの進行でトークコーナーへ。「Kokoro」のレコーディングスタジオで、差し入れのメロンをマンネが全部食べてしまった話で観客を笑わせた後は、ソロナンバーの話題になった。まずキュジョンがアカペラでバラードを披露したが、ペンライトがバラバラに振られ、ジョンミンが「キレイじゃないです(笑)」と、会場にツッコミを。振り方を指導して、歌い直すことに。そこから、それぞれの曲に合わせたペンライトの振り方講座のようになり、ファンもメンバーも大笑い。他にも、今回のツアーで訪れた土地の思い出話、ファンからの質問やお願いに答えたりして、大いに盛り上がった。
ちなみに、この「ファンからの質問」はLEDに日本語で表示されていた。それを正しく読んで意味も理解しているメンバーたち。通訳も待機していたが、ほとんど出番がないほど5人はトークも日本語でフリートーク。日本語がほとんどできなかった時からそれほど時間が経っていないのに、ここまで上達していることに、どれだけ努力を重ねたのだろう…と胸が熱くなった。
「好きな日本語は?」という質問から、韓国語講座が始まったり、ヨンセンが撮った写真の数々を発表したり…と、ファンとコミュニケーションをとりながら、楽しい時間が流れる。
そして、公演当日に発売された「Distance~君とのキョリ」、「Kokoro」収録の「Be A Star」を披露。続けてアカペラで「上を向いて歩こう」を歌った後は、「Gleaming Star」を美しいコーラスワークでしっとりと聞かせた。

■あっという間の約90分
あっという間にラストソングの「Alice」に。ステージを左右めいっぱい移動しながら、隅々のファンにまでサービスしながら歌って本編は終了。アンコールで登場した5人は、再び「Distance~君とのキョリ」を。1曲だけであっさり帰る…と見せかけて、リダが「もう1回?」とファンに尋ねた。もちろん大歓声が起き、「Be A Star」を。会場に登場したいくつもの大きな風船をメンバーとファンで投げ返し合いながらの大合唱となった。
メンバーが去ったステージのLEDには、舞台袖でくつろぐ彼らの姿がリアルタイムで流され、もう1度出てきてほしいファンたちは大声で「アンコール!」。その声に応え、三たび登場した5人は、「本当に最後―だ!」と笑顔いっぱいで「Alice」を歌った。

■ヨンセン、キュジョン、ヒョンジュン(マンネ)は“FIVE O ONE”を結成
SS501は、事務所との契約終了でそれぞれ別の事務所の所属となり、2010年に活動を休止。結成20周年となった2025年には、ヨンセン、キュジョン、ヒョンジュン(マンネ)の3人が“FIVE O ONE”として活動開始。この発表は、「501」に掛けて、5月1日に発表され、ファンを喜ばせた。彼らは、日本でも2026年1月に大阪・NHKホールで「2025-26 FIVE O ONE:20th Anniversary World Tour in JAPAN」を行った。
ヒョンジュン(リダ)は俳優として、ジョンミンは音楽活動はもちろんドラマや映画などでも活躍中だ。
5人は今でも仲が良く、「SS501」としての活動も機会があればやりたいとの思いがあるようだ。しかし個々の活動が忙しく、なかなか実現できない状況が続いている。だが、いつか“完全体”となって再び活動する日が来ると信じて、その日を待ちたい。
◆文=鳥居美保


